2005年11月30日

蟲師#3「柔らかい角」

私が中学生だった頃までは、ここ北陸の平野部でも真冬には今回エピソードの舞台ほどに雪が積もっていたのですよ。水分をじっとりと含んで「根雪」となり、たまにある晴天の陽射しにもなかなか融けてゆかない。そんな存在感のある冬がかつては毎年巡ってきていました。

新雪の処女地に、両腕を広げて背中から倒れ込む。羽虫のように舞う雪とその背景の灰白色のフラットな空を見上げながら、耳の周囲は雪の壁に閉ざされていて、そこで“聴いた”音は。

真火(お祖母ちゃん村長、超美老婆だよね。原作の時からそう思ってました)の母親は夫に先立たれたんだと思うんだけど。そして真火もまた両親にひとり取り残された自分の境遇にはかなさを覚えてたはず。「阿」の虫は、宿主の生命力と競って生き残ろうとする生態を持つ。過去の幸福の記憶への未練にとらわれすぎた心を、引き戻せるものがあるとすればそれは自らが内包する“身体性”への回帰。母親は死ぬ間際に真火にそれを伝えたと。言葉の内容をなかなか思い出せなかったのは「阿」の間接的な妨害かな。

…ところで二組4本の角が生えちゃったメカニズムへの言及ってあったっけ?
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地獄少女#9「甘い罠」

生クリームが押し寄せてくる“仕置きsweetスペシャル”のくだらなさにカタルシスさえ覚えた。あれは人によってはわりかし嬉しいのでは。とどめのケーキ浮遊シーンは夜明けの時間帯にみるにはシュールすぎて、頭クラクラした。今年のクリスマスケーキを食べるときに、あのパティシエおっさんのことを思い出すことでしょう。チョコの家の食担当はいつも私だから。

今回のオチはこれまでにないふっきれた爽やかな表情の依頼者。現世での理不尽なトラブルをすこしでも自分たちの有利に片付けるために、死後を質にいれる。それはそれで建設的かなともちらと思わされました。今回の依頼者は、パティシエおっさんと同時に自分自身をも裁きたかったんだろうね。お姉ちゃんが人格者すぎたゆえともいえる(…けどそれは言い過ぎ)。
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2005年11月28日

地獄少女#8「静寂の交わり」

放映当初のキャスト情報から、メインキャラクター参入が予想されていた柴田親子の登場回。通常の恨み恨まれ話と並行しつつ、直接に絡んできてもいるのがちょっと面白かった。柴田父のなりふり構ってられないフリーライターぶりが印象的。そういう人でないと子供らの間で流行ってる都市伝説なんかに鼻つっこまないよな。

娘のつぐみの方は「地獄通信」にアクセスしていなくても瞬間的にあいの姿がみえる様子。同調している? 彼女が次代地獄少女候補なのかなー
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雪の女王#27「大氷河の危機」

スカート姿の少女を連れて、鍔広帽に厚手コートも無しの軽装で氷河横断に挑むトヲル=ラギTHE吟遊詩人。そりゃ、誰もこんなヒーローキャラが死ぬとは思わんわ!!!南洋育ちと一目で分かるデザインのサルもぴんぴんしとるし、まったくファンタジーにもほどがある。こんなんお茶の間のファミリーたちは付いていけてるんだろうか。私はいっぱいいっぱいです。

しかしカット編集がいつにもましてむちゃくちゃだと思ったんですけど… 一回目の危機でクレバスからものすごい勢いで吹き上げられてた海水(間欠泉かよ!!)に巻き込まれておぼれてたシーンの直後、はいあがる描写なしでほぼ通常の野宿みたいにして携帯ランプひとつで過ごしてるし… いや、よく考えるとそれがつまりこのアニメの“ふつう”ってことなのか。まったく日曜のゴールデンタイムに地味にアヴァンギャルドなアニメを…
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エウレカ#32「スタート・イット・アップ」

新ヴァージョンのニルヴァーシュ(別室複座式が同室ペアシート式に変更)お披露目回。ここぞ、という時のBONES作画はきっちり決めてくれる!

演出とのマッチングにしても、ほぼ精神どん底状態なエウレカのひとときの高揚として作用していたタイミングになってたので、より興奮倍増。いいもん見せてもらいました。じっちゃんがおそらにのせて送ってくれた修理済みボード(納品書添付(笑))をフィッティングするとこなんて、もう。

アゲハ隊(全員男の子なんだって!)にデューイの寵愛を奪われたと実感しつつあるアネモネの動向も実に気になります。うーん、次週以降も楽しみ。
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BLOOD+#7「私がやらなきゃ」

「私の仕事じゃないわ」とジュリアがほっぽらかしたor気をつかってカイの手にゆだねた父死亡告知を、考えることなくあっさり第三者である自分の口でリクに伝えてしまうデヴィッドさん。あんたはどこまで… あと今週はハジの演武が間抜けに見えたのがなんだかなあという感じ。それとか、覚醒したばかりの頃の回想のなかで小夜が蟻の行列をにじりつぶしていたシーン。なんかやけにほのぼのとした演出だったけど、それはなんか少し違うだろ。BGM選曲がいまひとつおかしいのかも。おかしいといえば台詞の端々がやけに紋切り調なんだけど、一説によれば海外輸出を最初から意識しているアニメには付きものらしい。つまりアフレコ台本の翻訳が無理なく可能なように気を遣っていると。

あ、もうひとつ違和感あるとこあった。サブタイトルの付け方ね。少女口語体というか。個人的にはゴシックホラーの妙味を薄れさせてるだけで好きではないです。でもまあターゲット視聴層を鑑みるに、ある程度の親近感狙いはしょうがないのかも。

それにしてもカイとリクが一行に付いてきてるのがとても意外。定番なシリーズ構成としては、今回はしばしのお別れエピソードとするべきだよな。そこで完全に小夜は家族との日常の日々に区切りを付けることとなる。

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2005年11月27日

ノエイン#7「タイセツナヒト」

18禁OVAチック絵柄の人の担当回マタキタワァ。今回は頭身が設定表とまあ同じだったので違和感なく見られました。怒ってる内田ちゃんがかわい色っぽかったー。しかし雪恵ちゃん、生徒の前で“地”をみせるのはやめてくだちいー イマドキのおじょうさんの生々しい姿を見せられているようである意味ドキドキしたですよ。

かなり見応えのある回でした。ハイライト部でアイがハルカに詫びるシーンにはぐっときた。それにしてもあの直情的な女の子が15年後にはああまで感情を押し隠す性格になっているとは。10年前のカタストロフの深刻さがうかがえますね。ロングカットでちらと出てたミホもけっこうおとなしやかになってるようだった。一番変わってないのってフクロウことイサミなのかな。

フクロウといえば、背中にくっつけたしぼんだ陰嚢みたいな(あーうー… もしくは鈴虫の羽がくしゃくしゃになったような)もんに念をこめて、あまりかっこよくないウルトラマン化でシャングリラ時空(仮面の男がクイナに説いていたのは悪人正機説に近い感じ。仏教がモチーフ?)からの攻撃隊に対抗してたのが面白いシーンでした。なんかよろよろして、戦う前からぶったおれそうなとこが。いっぱいいっぱいだなー変身するごとに寿命縮まりそうだなー

あとユウが函館山ロープウェイ乗り場で情緒不安定さ(アダルトチルドレン予備軍というか、どうも幼年時代に思う存分甘えられずに育ってきた反動が根っこにある気がする)全開で周囲の人に心配させながらも寄り付かせないやばやば児童オーラ出しまくりなのが、現代子供事情の一面をリアルに表現してて印象的でした。

ところでひとつ気になってるんだけど、#5でハルカがダム決壊を阻止した時にカラスの説明セリフによれば『別の時空と入れ替えた』と。とすれば、とある時空ではあのダムは決壊してしまって人的被害が出た可能性もあるわけで。ハルカ自身に他意や悪意はなかったとはいえ、物語上で以後になんらかのフォローがあればなあと思う最近なのだった。
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2005年11月25日

GPO#3「遠すぎた橋」

個人的には小島兄弟にもっと画面上に登場してほしいです。

大きく基本を外してるわけではないけど、今ひとつ踏み込みが足りないもどかしさみたいなものは感じてしまう番組ですね、今のこと。

幻獣って単に生命体を攻撃してくるわけではなくて、えらく戦略的に供給路を絶とうとしたりするのな。人間の悪意や敵意の結晶体みたいな存在に思えてきた。戦争における『敵』のメタファーそのもの? だとしたら、幻獣を倒すのにまったくなんの理屈もつける必要が根源的に存在せず、それってつまりまんまゲーム感覚。うーん、なんだかやっぱり歪つな世界観な気が。
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ローゼントロ#4「契約」

うーん可愛い。親戚の小学生と中学生男子とのあまずっぱい突っ張りあいみたいで嫌みなく愛らしい。翠星石まぢナイスキャラ。ここだけの話、うちのような不粋なサイトでも、検索語の上位は常にこの子なんだよね…

あとじゅんが帰り道に雑談しながら蒼星石(私だったらこの子のミーディアムになりたい。話が合いそうだし)を抱きあげて歩いているシーンのように、ローゼンシリーズたちが人形であることがさりげなく表現されている回であったようにも思う。

前シリーズの構成を踏襲しているだけかもという疑念も少々あれど、なんだかんだで桜田家の中はやっぱり居心地のよさそうなサンクチュアリだ。可憐な小鳥たちの黄色いさえずりになごむのです。
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2005年11月24日

BLACK CAT#7「傷だらけの猫」

助けられた者と助けた者という新たな関係性を前にしたトレインとイヴを中心に新キャラであるジェノス、はたまたサブキャラにまわったスヴェンやちょい出キャラであるアネットに至るまで、非常に性格演出が明確。しかもそれが安っぽくないのはストーリーの流れ自体との絡み合いが濃密だから。なんじゃこれ。こんなのGONZOアニメじゃない!!(偏見による暴言)

しかしロボットアニメには笑った。元ネタ(何のことを言うておる?)の詳細を知らずとも可笑しさを伝えることができるのは、パロディの良い手法例ですね。そしてこのお遊び部分にしても、邪気のないイヴとトレインの攻防戦(今まで『まあ矢吹先生の漫画だから』と意識してなかったけど、男キャラに鈴チョーカーとはありえない。ありえない服飾コンセプトっすよ。)との相乗効果が絶妙。しかも嫌みにならないメタ風味。曲者だなあ〜

あと、冒頭の花火のCGが非常にリアルかつ美しかったのでした。
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蟲師#2「瞼の光」

しっかしアフタヌーン本誌CMのうっとおしいこと。でもギンコのAAはちょっとすごいと思った。…いや、もしかしてあれスレからの拾い物なの?

第1話よりもこちらの方がとっかかりのある視聴感が持てて好みな仕上がり。『二つめのまぶた』を閉じるというのは自己催眠に近い状態なんでしょうか。自分の精神内部に沈澱しすぎて、失明という“罰”を受けてしまうというスイの悲運には、思春期を迎えると同時にオタク趣味にハマり込んであっという間にド近眼になってしまった自分の身の上を重ねてしまいましたよ。ところで、ギンコが闇を流れる河のほとりにてスイと交流できていたというのは彼は自分の無意識を自在に横断できるということなんだろうか。だとすれば彼は超やり手な臨床心理学者みたいなもんなのかな。
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<新番組>蟲師#1「緑の座」

憎い! 同じ馬越嘉彦キャラデザの原作ものなのに、WOWOW版ガイバーとは比べ物にならないほど多方面に出来がよいこのアニメが憎い……!!

まあ(半分本気な)冗談は置いといても、完成度が高すぎて隙がない番組というのもどこかとっつきにくいものであるなあとは思ったのだった。ところで廉子(こう書いてれんずと読ませるネーミングセンス大好き。あ、原作は3巻ぐらいまで読んでました)が蟲の宴で光酒を飲み干すシーンは隠喩のエロスがあって印象に残ります。原作の持ち味をこうまで別メディアで再現できるとは。しかし旨そうだ、光酒。子供でも美味に感じるのだから、きっと甘みが基調に違いない。

廉子としんらの寿命スパンがおそらくは合わないという想像からして、彼らのこれからの幸せの在り方は一筋縄では見いだせないのではないかとも思える苦みなんかも、一匙あったらもっと良かったかもしれない。

ともあれ、これは良い“ビビッド「まんが日本昔ばなし」”ですね。
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2005年11月22日

エウレカ#31「アニマル・アタック」

オープニングの妙味が週ごとに分かってきてる言い訳なんだけど、3クール目から(より正確には吉田健一氏が作画面を全体的にコントロールした第26話から)プレゼンテーションが明確にアニメファン宛てに軸を固定したよね。もう、作中デザインをフィーチャーしたスニーカーとかのアパレル商品は出ないんではないかしら。つまり、第27話の感想エントリにて「この番組は別にマニア向けじゃないでしょ」とコメントした部分はまちがっていた、とここにきて訂正したいわけなのです。

今週は、アゲハ隊少年少女(後半3人しか出てなかったけど後の子らは?)が前後不覚になっているアネモネを遠巻きから眺めてコソコソ話してるシーンの演出のさりげなさが印象に残りました。地脈にミサイルを打ち込まれたコーラリアンは、反撃したというよりは攻撃する側の敵意を鏡面的に返した、といったところがSFとして定番かな。

しかしドミニクはこちらの予想を超えて、期待を裏切らない子だ… アクセルのところから帰る時に密偵が報告していた先ってデューイだったのかな。
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2005年11月20日

BLOOD+#6「おとうさんの手」

構えてるようで視界前以外がガラ空きな秘密組織エージェントと、やたらオトコマエでイナセな台詞を吐きながら素手でモンスターに体当たりをかますおやっさんがパーティ主力メンバー。そんなバイオハザードな今回。現状ではデヴィッドさんが最萌えです。どう見てもほのかにヘタレキャラです。本当にありがとうございました。

しかし攻撃かけるごとに血を流さなくてはいけないヒロインってハッとするほどにエロいですね。というか紙で手を切ったときのイヤーーーな感覚思い出してしまって、見ててたまらない。刃先にすっと指はしらせるよりかは、まだ刃を立ててプスッと刺す方が我慢できます。…小夜の血は、どうも傷口から血管に混じらせないと翼手への超即効致死毒にはならないみたいですね。血液を固まらせるというか細胞自体を固まらせてしまうという感じ?
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絶対少年#26(終)「頼りなく豊かな冬の終わり」

サブタイトルは#1「憂欝で奇妙な夏の始まり」と対になっている仕様。…ただし劇中の頃合いは冬休み直前と判明しているので、そこは年明けと設定しておけばより寓意を噛み締められたという気もする。まあクライマックスシーンでのBGM-メインテーマ曲ともいえる定番曲のアレンジ-がクリスマスキャロルっぽかったのはロマンティックでよかったけれど。

前回放映を見終えた時点の心配は杞憂に終わりました。昂揚感こそないけれど、まったりとした満足感で少年少女たちの物語は幕を閉じた。くどすぎない会話量、効果的な間合いとテンポ。総じて良い“脚本アニメ”だった、と感慨深い視聴感で締めることができてホッとしました。

それにしてもマッキーは確変キャラの伏兵として最後まで美味しかった。ふられた相手に「おれがもし女だったらおまえみたいな女うざくてかまってません」(超訳)と言い放つシーンはシリーズ通して最高の緊迫感だったかも。男と女という距離感だからこそ傍目八目、受け入れることが容易な事柄もある。“違う”ということは困難の種であると同時に、実は肯定的な可能性を含んでいるものだと。(…ところであれですね、同性に嫌われるけど異性にはそこそこモテるタイプをけなすわけでなく描写している作品はかなりめずらしい)

希紗の制服姿は思いのほか似合っていた。表情に憂いが取れたせいかな。終業式だけど、再登校のとりあえずの第一歩とするという流れも不登校生徒の心理として無理がなくてよかった。…それにしてもマッキー… やっぱりつかまっちゃったんだね。タダ働きの使い走りとして、まずはあの汚部屋掃除から始めることになるのでしょう。洗濯前の下着ぐらいパクってもばちは当たらんと思うので、がんばれ。

心残りがあるとすれば、美佳姉がエピソードに深く絡んでこなかったこと。横浜編に入ってから好感度が上がっていたので、もっと彼女のことが知りたかったっす。

 さー、来週から土曜の朝がゆっくり眠れますわ。正直言って余韻よりも今はこの安堵感の方が大きいかも。
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2005年11月19日

エウレカ#30の感想エントリについて質問をいただきました

>ところでEDの演出は“「交響詩篇エウレカセブン」出演中の
>女優さんたちのオフタイムを追いました”という趣向じゃな
>いかという意見を目にして鱗ポロリだった。メタか。メタ構造なのか。

の部分について詳細な解説をお求めですが、特に付け足す文は思い当たらないといいますか。

つまりあの第三期エンディングアニメーションにおける演出コンセプトは「『交響詩篇エウレカセブン』を実写作品とみなして、アネモネやギジェットたちを出演女優と見立てて、彼女らの私生活の一端を切り取ってみせた」ものではないかという可能性に気付いた、という他愛もないコメントだったわけです。

…あまり分かりやすくない解説ですいません… 追補:『メタ』についてはこちらのページのNo.1の回答が分かりやすいかと思われます。追補2:上記引用部分の「ネタ元」となったのは2ch本スレの一レスです。エウレカスレは消費速度が速いので、もはやいくつ前のスレだったかは不明です。ご了承ください。
posted by 三和土 at 23:58| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ/TV番組感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ノエイン#6「ナミダノジクウ」

段々に世界観というかSF設定部分が分かってきて、盛り上がってまいりました。第4話でのアイとの「私たちずっと友達だよね…」という触れ合いも叙述伏線の一片だったわけですね。

枝分かれした時空が平行して無数に存在するというパラレルワールド論、荒廃した故郷の街、“品種改良”された芋虫(そういえばみみずクッキーを試作したなんてニュースも実際にあったっけ)を主食のようにしなければいけないほどの食糧事情、友達が未来で産む子供に偶然出会うなどなど、定番の描写の数々が個性的で透明感のある映像で見られて、なんだかちょっと贅沢気分。このクオリティのまま最終話までいってくれたら素晴らしすぎる。

ラクリマ界では重要な役職のものには二つ名が付くこととか、あと気触れのおっさんがフクロウと同じカットに入ってる絵面なんかも面白かったれす。

あ、OP盤買いました。特に、二題目が一題目からさらにアレンジされることでより盛り上がっていく構成がよいです。カップリング曲が印象弱いようにも感じたけど、けっこう満足。
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2005年11月18日

見逃していたジンキ・エクステンド最終回を見ました

うん、視聴ブランクがあることを差し引いたとしても、さっぱり展開の流れが分かりませんね!

しかしむらた雅彦氏の基本暗めな演出が好みなせいか、決して見て損した気にはならない不思議な番組でもありました。

演出アニメ。個人的な評価はこの一言に尽きます。企画コンセプト自体は悪くなかったと思うんですけどね。ただきちんと整理して分かりやすく伝えようとする努力が、足りなかったこともまた事実でしょうね。でも作画もおおむね良かったのもひとつ印象的な点。
posted by 三和土 at 02:32| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ/TV番組感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ローゼントロ#3「金糸雀」

金糸雀の色設定すばらしいー 地味にならないシックさ。特に瞳と髪の調和した微妙な色合いがいい。

コメディ回だったんだけど、ラストの真紅の台詞でシリアスさも漂わされていたのにはやはり安定感。

それにしても前シリーズより格段に作画レベル上がってますね。美しいです。
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GPO#2「アウトブレイク」

二話目にして作画はやや低調。ところでたしかシリーズ前作「ガンパレード・マーチ」もそうだったと思うけど、幻獣の正体については構成上においてツッコまないんだよね、多分。その点にTV番組として少々歪みを感じないこともないけれど、それは置いておいてとりあえず学園ものとして見てみることにしようかと。

今回は中隊長どのを感情的に嫌ってる女の子二人組の反発の低レベル具合が、なんだかノスタルジックに感じられてそれなりに面白かった。中学生やら高校生やら、大学生やらが入り交じってる感じなんだね、ここの部隊。

それにしても(ネットで簡単に確認できうるんだろうけど)未成年が徴兵される設定についてのフォローが劇中でほしいところだわ。
posted by 三和土 at 01:52| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ/TV番組感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする