トレインがまるでサヤのテンションをトレースしているかのように(そういえば、同年代の女性を人生全般のロールモデルとする男性主人公はめずらしいのでは)人格豹変してしまった点へのフォローは、スヴェンのモノローグなりでちょっとだけ欲しかったところ。あとはおおむね楽しめました。ウェイトレスや酔っ払い男(こいつの動き見るとなんか和む)といったトレイン豹変前エピソードからの出演ゲストキャラがいい橋渡しの役目を果たしてる。
シナリオ的には、シャルデン(帽子長っ!特注品?)とキョウコが力づくでイゴールに神氣湯を飲ませようとはしなかったところに感心。再犯の可能性がいかんせん高くなりやすい、前科者の悲哀が終盤に至るまでうっすらと漂っておりました。