Fさんありがとうございます。というわけで第一話みましたー
・しょっぱなから“トンネルを抜けるとそこは裏日本だった”キター …でも新潟(「ほくほく線」)まわりならともかく、米原経由でもああいう鮮やかな空気の切り替わりが実感できる長めのトンネルってあったっけ?
・「コンビニもファミレスもない」いや、駅前なら確かにほとんどない(いわゆるシャッター駅前商店街ならあるよ)だろうけど、幹線道路沿いならけっこうあるよ、確か。
・住宅地までロケハン効果ばっちりですげー 最新の外壁塗装があまり見られない民家の群れ、晴れててもなにやら水蒸気率が高くて重たい空気、銀ねず色がデフォルトな広い空、公報人口が多いわりにはひとけのない通り(だって外出してもおもしろいとこあんまないもん)。すべてが石川県民にとって馴染み深いものだよ!
・砂浜のつねに濡れているような重たい色合いの再現ぶりもすげー (なお同じ県内でも能登の方にいけば白っぽい砂浜も見られます)
・とつぜん怒鳴り出す上司わろた。あんな標準語でいきなりキレて部下の胸ぐらつかむ人は小松にゃいないよ。いない。
・HAB(北陸朝日放送)がやけにフィーチャー。これは県内放映への前振りかな… しかし夜の時間帯に地元アマチュア演奏団のコンサート映像を流すようなローカル枠、今まで実在したことはありません。
・まあフィクションだからケチつける気はないけど、あんな長々とした地震もまあ皆無だよ。記憶にない。
あとカフェテリア日本海で主人公が食べていた定食らしきもの、なんか炭水化物ダブルな献立に見えたんだけど… 関西文化圏の影響が濃いことへのさりげない表現なんでしょうか。
しかしこういった県内地元民視点によるウォッチを差し引いても、ドラマ性がそこそこ期待できそうな出来の初回でした。彼女との熱くも冷えてもない心理的距離感が、留守録のやりとりのみで表現されてるのが良かった。あと雑種でしつけのてきとーなわんこかわいい。