2006年03月30日

BLACK CAT#22「楽園の猫」

“怪光線を浴びて思いがけず至福感に包まれる”というギャグ漫画のテンプレみたいな描写をいたいけな少年キャラでやってるアバン部分には、笑っていいものやら少々困った。

本編に関しては特に言いたいこともなく。モブキャラ並みに扱いの薄いアニメオリジナル(一応原作者デザインらしい)のクロノス・ナンバーズであるめがねっ男エミリオさんに関してはなにやら勿体ないものを感じないでもない。が、おそらく次週にはすでにセフィ姐に瞬殺されてるという感じかなーと。あとはそーですねえ、トレイン連盟がエデンを追ってるとこの車のフォルム(と動き)がけっこうヤヴァいのにやたらバンク使用されてるのが印象的でした。

さてさて。OPの演出がここにきて本編とリンクしてるのが納得できるのが気持ちよく、あとEDはやはり猫野球拳から変更する必要性はあったのだなと今になって納得したりもした。で、実際のところ次回で放映最終話なんですか?
posted by 三和土 at 04:05| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ/TV番組感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月29日

「ウィッチブレイド」公式サイトでコスチューム変更のお詫び

(該当記事ページへのリンク)

要するに、主人公の尻まるだしが変更になりました。あまりエロくなくなってしまってごめんなさい。と製作側があらかじめ謝ってる。

新しい。新しいよ、この誠意wwww

あ。でもよく読んだら、旧設定で商品展開もやってくつもりとも書いてある。なんだ、きっちり商売チャンス込みなのか。ヌケメナサス

ところで、ヒロインと娘ってもしかしたら血縁関係なしとかいう設定もありでしょうか。なんか23歳と7歳ぐらいって聞いたけど。
posted by 三和土 at 02:14| Comment(2) | TrackBack(0) | アニメ/TV番組感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

地獄少女#25「地獄少女」

恨みとは、一言でいえば輪廻の結果。生活や文化に必要な有形無形の“資本”の取り合いは大なり小なり、あらゆる生物社会に起こってくる。そのまわりまわった気持ちのしこりが、ヒエラルキーの最下層へと持ち越される。そこで追いつめられた魂は、一つの小カタストロフを発生させる。

それが地獄から甦った少女・あいが生まれ里にもたらしたこと。劇中で明確に説明はされていなかったけれど、もともと霊感に少々めぐまれていた彼女は強い怨みの念により地獄を支配する何者かと交信することに成功し、そこで一種の契約が結ばれたということかと。それが彼女が地獄と現世を橋渡しすることになった由縁と思われる(このあたりはおそらく次回に補完説明があるかと予想される)。

社会構造のツケを押し付けられる形になる生け贄の存在に、明確な罪などそもそもが存在し得ない。そこに見いだされる理由は、すべてがこじつけという名の単なる言い訳。ゆえに、輪廻は永遠にめぐり続ける。憤りと哀しみは持ち越され続けることとなる。そこにある本質はただただ理不尽さと同調圧力の暴挙のみ。

となると、地獄少女の苦しみをいまや理解することが叶った柴田親子が為すべきこととは苦しみの輪廻を否定する行動を起こすこと。それはつまり自己犠牲に他ならないと思うのだけど、さて…

ラス前のこの過去編にて、本作が仏教説話の変奏エンターテインメントであることが明らかになったと思う。村人の間で追いつめられていくあいと仙太郎、その家族たちといったそれぞれの関係性の描写は簡潔でありながら的確なものでした。様式美と写実性を共存させた作画もお見事。
posted by 三和土 at 01:47| Comment(0) | TrackBack(1) | アニメ/TV番組感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月28日

ローゼントロとこれが私のご主人様最終回流し見

ました。

ローゼントロ:作画がやはり前シリーズよりきれい。でもシリーズ構成がやっぱりスカスカに感じられるというか、そもそも続編作られるほど基本としてのストーリー密度なかったんじゃないかなあとか、なにより真紅の性格が本質から変わってしまっているように思えてしまうのが痛かったかと…

これが私のご主人様:アイキャッチで流れるブリッジBGMがさわやかで好きでした。あと特に言いたいのは最終回において「エスパーより貴重な」という原作版攻殻のパロディセリフがなにげなしに脈絡もなく混ざっていたこと(笑) こういうマイナーメジャーな意味なしパロは割と好きなもんで。
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2006年03月27日

マイネwie#10「錯綜」

「だからお前たちは甘いっていうんだ」っていうか、そこは前シリーズの名言にならって「甘ちゃんだっていうんだ」って言ってくれないとイヤイヤイヤーン(ふたご姫知らないのに太臓でちょっとだけかじって使ってみた)。少年たちよりナイーヴな甘ちゃんエージェント・アイザックの悩みは深い。ところでエドの深入りをとっさに止めたジェラルド先生、裏はありそうだけどとりあえず敵対存在ではないようで。

一方、名前覚えてないけど性格の悪そげな赤毛の子(案外いい奴…だけど考えてみたらすごく貸し作れそうなチャンスだよなこれ)がルーイ様の隠れ家になんと自分んちを提供。エルムントんちよりややおハイソ度高し? 居心地はやはりさほど良くなさそうなルーイたん、無断外出したエドを探しに顔を出したオルフェにやつあたり。イライラしてたオルフェもついついカッとなって…出たー。マイネ名物“たいしたことない小競り合いに大仰なクラシック調劇的BGM”出たー。何は置いてもうるわしき友情こそ地上の宝。オルフェ様もルーイ様もやめて!大事な時にけんかはやめてー

…でも、ほんとあれだ。ナオジが身の周りの世話をしてくれることはごく自然に受け入れるのに、内心で唯一のライバルだと思ってるオルフェの親切には我慢ならないルーイ様の子供っぽさのかわいらしさ。学園魔王もやっぱり10代の少年なんだなーって。
posted by 三和土 at 20:40| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ/TV番組感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

エウレカ#48「バレエ・メカニック」

アネモネを救おうと決意するレントン・エウレカ夫妻の屈託ない人徳ぶりにはふーん(鼻穴ほじりながら)という感じですが。素直になったアネモネとあいかわらずぶきっちょなドミニクのいちゃいちゃモードにはまあよかったねー(放屁まじりに)という感じですが。

それでもなんとなーく感動させられるBONES驚異の作画力。

作画のこまやかさが脚本のアラを救っていることが、ここまで鮮明に分かるアニメがかつてあったでしょうか。まさにエウレーカ!ですよ。伝説の第26話の感動ふたたびですよ。アネモネの表情の変化はすごい仕事ぶりだと思いました。あとガリバーが初めてふつうに可愛かった。それと軍離脱した後のマリア副官はスカーフの巻き方がフライトアテンダントみたいです。以上。

なんと次週はもう最終回ですか。一時間スペシャルということで、録画予約設定を間違えないように重々気をつけねば…
posted by 三和土 at 18:51| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ/TV番組感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

BLOOD+#23「ふたりのシュヴァリエ」

脚本上では序盤あたりでジョエルが自分の右腕として働いてる部下に「君は家族」と告げることでその後での小夜の葛藤を予兆させる点が堅調に丁寧だと感じたし、演出面では駆け去ろうとする小夜を力ずくで止めてやや強めに押しとどめるソロモンの仕草を女子視聴者への抜け目ないアピール(小夜が小造りな顔立ちでショートカットという地味めな容姿に設定されてるのもそもそもこれに起因してると思う)と受け取った。1クール目と比べると、ほんとかなり腰が定まりましたよこの番組。アクションシーンもちゃんと惹き付けられるような見せ方になったし、男子の方もそんなに退屈しないのではないかと予想。…視聴率が時間帯の条件や前番組と比して奮わないのは、まあ題材が陰惨なものだから… そもそも企画自体に無理があるんではないかとしか… あとI.G.作品の如何ともしがたいマニアック臭と?

さて、翼手の存在に対してやけに感受性が鋭いという伏線がきつい形で成就してしまったリッきゅん。というか、あの塔って屋敷本館からえらく遠い位置に建ってない? 数キロあるように見えた…
posted by 三和土 at 18:38| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ/TV番組感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ノエイン#23「オワリ」

前回のつらいミライ描写といい、今回のアトリ来歴やノエインとらうま話といい、ちょっと取ってつけた感があるのはなんでなんだろうね。これまでのハルカと仲間たちがあまりにも幸せすぎて見えたせいなのかな… でもどっちが現実かというと、私は疑いもなく不幸がどこに待ち受けてるか分からない世界観の方だと思う。とすれば、ハルカに「なんだか、今は幸せすぎてこわい気がする」とかそういうセリフを言わせて、中盤あたりに(伏線めいた感じに)印象づけられておけばあるいは良かったのかも? ともあれ、ノエインの誘いを受けるにせよ、つっぱねるにせよ、ハルカとユウの子供時代に一つの区切りがつくのは間違いないかと。

並行描写という構成からして、おそらくマジックサークル起動を阻止して量子不安定化の危機を救うか否かも、干渉逆算という面でハルカの心ひとつにかかってるのでしょう。

しかしノエインの目論む“分岐のやり直し”は、つまるところ絶対無、ハルカ自身の存在すら消えるという結果になるような気がしてならないんですけど。どうも真の狙いがよく理解できないなあ。

ラス前の今回の作監は結城信輝氏。設定表に準拠していながらも美的に“最適化”されたフォルムがなんとも魅惑的。不健康で不健全そのものなノエインさんの半裸がなにやらやけに色っぽい…
posted by 三和土 at 18:14| Comment(2) | TrackBack(0) | アニメ/TV番組感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月24日

やったーアカギの工員姿見られたよ。

CSでもようやく第8話が放映されまして、工場内の様子にジャスタウェイ製造ライン@銀魂を思い出すやら、南郷の「あのアカギが真面目に働いてるなんて…」というマジ顔台詞に爆笑したり。しかししげるたんの家庭環境ってどんなもんなんでしょうね。高校まで出られたみたいだし極貧というわけでもなさそうだけど。中学生のころから深夜徘徊してたみたいだし、お堅い教育を施されてたというのでもなさそうではあるけど。ところでオサムくんのくぅ〜ん顔に何やら狙われたものを感じるのは…まあ当然私だけではないだろうしここは何食わぬ顔でスルー。

しかし定期感想上げてない番組ってアカギの他に今いくつ見ているんだろうな、自分。数えてみようかすら。

日:IGPX(録画再生中によく寝落ちする。リズの変装姿かわいかった)
水:ゾディアック-十二宮の殺人-(ミステリチャンネルでやってるフランスのサスペンスドラマ。基本上品めな演出で、ほどよくエロ入る。ヒロインがかわいい。たしかクレール・ケームという女優)
木:エルゴプラクシー(再)(裏番組のびんちょうタンも可愛いがピノの愛らしさには逆らえなかった)

ふむふむ、思ったよりなかったですね。何か忘れているような気もしないでもないけど。まあいいか。なんにせよ最近はクール遅れでCSに降りてくる番組も多くなってきまして、まあ地方組にはありがたいことです。今週は新たにフジテレビ721を選択したので、これからはパラダイスキスも見るつもり。来月頭にはBS朝日でガイキングも始まるけど、夜7時というのは最高に録画難易度が高いんですわ。一度はチェックしたいんですけどねー… あ、あとキッズで先月から始まってるシュガシュガルーンも見始めようかなと考えてます。もっぺんOPをじっくり見たいし。
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2006年03月23日

BLACK CAT#21「爪を研ぐ猫」

あー、なるほど。星の使徒残党とクロノス暴走組との混成チームなのか。うまくまとめてきたなあ。

ティアーユはキャラ配置にしても、作画労力配分にしても、力入れられてないですねー。これがロリと非ロリとの輝き方の違いというやつか…? でもキャストが同じというのは双方を引き比べることができて、かつ違いが引き立つという意味で正解だったなと。

トレイン(コスチュームが微妙に変わって、実は見分けがよくつかんのですが)が星の使徒脱落組/クロノス穏健派/掃除屋暫定連を束ねる要となるほどに人格が成熟していることを、さりげなく示すシナリオの仕事がこちらもまた清々しい。彼はあくまで虎ではなく猫である。牙で相手を引き裂くのではなく、隠れて研ぐ爪によってつけるささいな傷によって敵の堤防を瓦解させることを狙う。そんな戦い方を目指す主人公、なかなか斬新かも。

あ、酔っ払いの無事が今回わかってうれしかった。…まあまたもや安否が怪しい引きみたいになってたけど(笑
posted by 三和土 at 03:44| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ/TV番組感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

マイネwie#9「逃亡」

「私にかまうな…!!」とすばらしきツンデレ開花への予感を誘った次回予告から一週後、たしかにルーイ様へと見えない敵の魔手による罠が突然に迫ったのでございます。“こんなこともあろうかと”ばかりに素行の怪しい生徒しか知らない秘密の地下通路をエドの案内によって仲良しグループ5人組は、国王直轄部隊の逮捕の手を逃れんと先を急ぐわけ(中世テイスト設定の本作において地下水道跡のような舞台はよく似合います)。そんでもって、新シュトラール連に親切もされたりした後、ちょっとした剣戟(おまいら真剣持ってるのかよ! 部屋からとっさに取って出てきたの?)を見せたりしてアイザックの“裏切り”-つうか前作とは見違えてきっちり諜報員活動してるのに驚く。ほんとに同一キャラですか?- をエドが目撃してしまって、今回はおしまい。

クライマックスにあたるシーンは「お前が無実だと信じているからだ」とまっすぐルーイの目を見て有無を言わさず手助けを申し出るオルフェ。清々しくて好感度がさりげなく上昇。理念によって人を動かす精神の貴族。そういえば真下監督の異色作「EAT-MAN」のED曲『WALK THIS WAY』の歌詞にこういう一節がありましたっけ。

ほんものの 力は みんなを動かす “信じる”こと…


ともあれ、キャラ同士の関係性とその外郭にあたるストーリーとがきちんと同時に展開されてる様は安定そのもの。面出氏がここまで巧みなシリーズ構成をされる方だとは、これまであまり知りませんでした。作画レベルもあいかわらず高値安定。ビィートレインの制作力、昨年あたりからいっそう上がってる印象がある。

…って、わにさんの感想や2ch本スレで今回は作画崩れ指摘されまくりじゃん! 私とうとう乱視まで始まったのかなあ。そういや確かに顔のパーツがりんかく線にくらべてやけに中心にまとまりすぎなルーイ様アップとかあったな
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2006年03月22日

地獄少女#24「夕暮れの里」

意表突かれましたわー

じわじわと溜められてきた構成上の演出が、ここにきて一気に堤防決壊したカタルシスを堪能しました。それがまた、最高に理不尽な理由の恨みによるというのも効いてる。

「この恨み…地獄に流すがいい……!!」

能登さま演技上手いよ能登さま。あいの表情がまた、これ見よがしでない凄みにあふれててねー。山場らしい作画への力の入れ様でした。

それにしても、邪魔だと明言してた方の三人組(特に車のおっちゃん、必死に助けようとしていい人だなあ。というかお嬢の地獄落ちを阻止したかっただけだけど)が柴田親子を助けようとするとは皮肉なもんですね。

さて次週、いよいよ地獄少女あい誕生秘話が。…つらいエピソードを聞かされそうです。
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2006年03月20日

エウレカ#47「アクペリエンス・4」

あいかわらず可愛いんだかチョイブサなんだか微妙なダイアンと、妙なとこまで引っ張られたサブタイ表示が内容そのものより気になって仕方なかった。

地球なようで地球でないらしく、それでいてやっぱり地球だったんだよー!!!

なんだってー(棒読み気味

じゃあやっぱり、エウレカとレントンが日本列島の遠景を見たあの時からいわば『アクペリエンス・4』ワールドだったわけか。スカブコーラルがかつて見ていた地球の記憶ってとこか。

レントン父やダイアンってもしかして遺体は発見されてないんだっけ? それと絶望病患者と呼ばれてる人たちの意識もあのあおぞら図書館に在るのかな、もしかして。

全人類の意識がスカブコーラルに取り込まれること(ダイアンの口振りによるとスカブコーラルにはいつでもそれができる?)で死にも似た永遠の安定を得るか、あるいは人類の攻撃によるスカブコーラルの意識全覚醒により宇宙の崩壊を招くか。どちらにしても、まあ、うーん。やっぱり文明の終焉というか破滅的な結末だわなあ。

第三の道として“双方が独立したままの共存”を打ち出したレントンが軍部に対抗するために編み出した戦法とは… ずばり、異形にもみえるエウレカとのキスシーンを見せつける、これでどうだ?!
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2006年03月19日

エルゴプラクシー#4「未来詠み、未来黄泉」

4話目にして発見。リルのアーティスティックメイク顔はデッサンが崩れた原画だと非常に哀しいこととなる…

ストーリーは順調に展開され、矢島神ロボ幼女であらせられるピノ様におかれましてはますます愛らしさが増され、ヘタレ男主人公であるビンス(この愛称いいね。細かいこと言えばより正しい表記はビンセントでなくてヴィンセントだと思うけど)も微妙に移り変わる精神状態によってちょっとかっこよくなったり、かと思ったらすぐにドブネズミスーツサラリーマンみたいな覇気のないルックス(そもそもふんどしみたいに股間部分を後ろで吊ってるあの赤い服がちょっと…)になったりするのが、手法の抜け目なさを示しており目新しい。警備局長ラウル -この名前って「オペラ座の怪人」でヒロインを現実世界に引き戻す貴族青年のものと同じなんだね- の序々に明らかとなってきた精神変調、ドーム外ではじかれ者(生存確率は病原体ウイルス蔓延により2割程度らしい)として暮らす人々も登場してきて、面白さは持続中。久しぶりに期待できそうなポテンシャルを持つオリジナリティの強い新作が見られて、ワクワクしております。
posted by 三和土 at 04:13| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ/TV番組感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

BLOOD+#22「動物園」

…ハッ! やばいやばい。あやうく幼ハジに萌え殺されるところだったぜ…

今週もすごくいいなあ。館に連れてこられて間もないころ、泣き出すハジを小夜がそっと抱きしめるシーンなんてとても心に残る。これが吉田玲子氏の名高い脚本力ってやつでしょうか。またハジ(『夜の相手でもなんでもしてやる』って12歳ぐらいの少年に言わせる玲子は鬼。萌えの鬼。色々とせちがらい状況にいたらしきことやエキゾチックな容貌からしてハジはロマニー出身に思えてきた)が無表情を装っていた虚勢が崩れて涙をこぼす時の、けなげな様子がリアルっぽさがあってたまらんかった。これはあるいは小林利充氏が作監だった効果か?(あー、そういえばF91でセシリー((いやシーブックの方だったかも))が同じように耐えきれず泣き出すシーンがあってそれも芝居がすごくこまやかなんだけど、私は当時からあれは小林氏の担当だったんじゃないかと思いつづけてる。真相をいつか知りたい)

もうね、とにかく今回は設定バレ(初代ジョエルがいい味だしてた。アンシェルもかつては財団側だったのか)がすすむわ、小夜萌え(髪が長いころのわがままお嬢様モードもいいですねえ)とハジ萌え、さらには合わせてカップリング萌えも促進されるわで凄かった。ここまで見飽きずにこれて良かったとしみじみ思った。

さて『動物園』とは小夜の台詞内にあった“たくさんの動物を飼っている広いお屋敷”という意味のほかにもヒトを超えた種族の存在をほのめかすことで、既存の生態系イメージを揺さぶる意味合いがあるようにも考えられる。BLOODシリーズの小説版である「獣たちの夜」では、赤い盾が翼手を狩る理由が明らかにされていた(ユダヤ系組織らしくかなり形而上的なものですよ)けど、今回のTVシリーズではどのあたりに着陸点があるのかな。
posted by 三和土 at 03:34| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ/TV番組感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ノエイン#22「ミライへ」

一番ショックだったのは、いきなりうつのみや顔になってたアイのカット… 憎からず想いあう幼なじみ同士の再会という緊迫感がふっとんだ(笑

それにしてもトイレで泣いてたときのミホの口元が赤くなってたけど、あれはどういういじめを受けたんだろう… 自室にこもってた時にお菓子をぼりぼり食べ続ける様子が、幸せだった小学生時代の習慣そのままで切なくなる仕掛け。失明の怪我を負ったイサミが洩らした「ありえねえ」も同様。

ノエインがハルカに見せた不幸な未来って、まるで“フィクション補正がなくなった現実の姿”そのものでいたたまれないなあ。SFギミックまわりがよく理解できないのと合わせて、前回に続いてややテンションは停滞気味に思えます。心情描写面がベタながらじんわりと自然にしみるのは通常通りで流石という感じですが。
posted by 三和土 at 03:22| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ/TV番組感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月18日

『セカイ』はそりゃあるだろうけど、なら『世界』は?

放映中は楽しんで見ていても、終了後はあっという間に記憶が薄れていって半年後にはすっかり印象が薄れてしまっているアニメが最近は多いような気がするんですが、それはなぜなんだろう。どういった箇所に由来するんだろうなあと改変期が直前のいま、こういう疑問が脳裏をよぎっていたんだけど、そこへヒントに思えるような内容の記事が目に入ってきました。

WEBアニメスタイル内「凸凸団が行く 第1回 5.1ch『ガンダム0083』を観るの巻」中の、(以下引用)

吉松 宇宙っぽくていいんじゃないの。オイラは、艦長に紙を見せに歩いていく男にPANつけていくのが気になったなあ。「なんで!?」って(笑)。作画も撮影も大変なのにねえ。
水島 あの頃の演出って、まだああいう感じだったんだよ。そういう芝居の段取りを省略するのが一般化するのは『エヴァ』以降だと思う。
アニメ様 歩いてくるカットを省略して、シーンの切り替わりで、いきなりその場に立たせたりね。
水島 昔はみんな、アニメの中ではキャラクターの移動が、演出的に必要だと思ってたんじゃないのかな。俺も、そういう理由で動かすのはあまり好きじゃないんだけど、会話に参加させるために歩いてくる段取りが必要な事はありますよね。

昔のアニメにはよく入ってて、現在のアニメにはあまりないのはそういう“名もなき人々が生きて動いている何気ないカット”なんじゃないでしょうか。視聴者の意識野に世界観を植え付けるのは、むしろメインキャラの芝居よりもそういった一見無駄で必然性が分かりにくい演出なのでは?

双方ともバリバリ現役な演出家とアニメーターである水島精二氏と吉松孝博氏が、作業上での効率性のみでこの件を語っているあたりが、現在のアニメ制作の現実を端的に示しているような気がする。

心に残るアニメとは“視聴者もその作品中でキャラクターと同じ空気を感じて、つまり同じ場にいることが感じられる”作品だと思う。ここ数年もすばらしい出来のアニメをたくさん見ることはできました。しかしそのほとんどが“フレーム外から眺めてアニメーターの技である動きやストーリー構成の巧みさに感心する”のみにとどまっているような気がする。つまりは、商品としての消費速度が上がってしまっているという点に由来しているってことなんだろうけど。
posted by 三和土 at 04:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 閑話雑記/更新情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月16日

BLACK CAT#20「溺れる猫」

あ、やべ。Z第三部の感想打ってたらほとんど聴くだけになっちゃった。とりあえずティアーユが出たのはうれしい。今後の活躍があることを祈る。

「エデン計画」たらイヴのパートナーとしてアダムがいるたら、定番中の定番タームを堂々と使う確信犯ぶりがたまらないですね。皮肉じゃないですよ。

で、トレインはどこで溺れてたんですか?
posted by 三和土 at 02:37| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ/TV番組感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「機動戦士ZガンダムIII -星の鼓動は愛-」('06/監督:富野由悠季)

私はこのブログ上にて第一部を『グラマラス』と評しました。それにならって第二部をあえて『センシティヴ』とするならば、第三部は『エモーショナル』。ずばりこれです。

そんなわけで、エゥーゴの面々(と彼らに感化された人)が繰り広げる“理屈を超えた情愛”劇の数々に目が潤むこと複数。特にヘンケン艦長と「ラーディッシュ」クルーたちの決断にはね… もうバカじゃないのかなと。その場にノれたブリッジメンバーはまだいいよ。でもそこにいない乗組員たちは頭にくると思うぞ? でもね感動した。「撃墜されるのに!」と目をみはっていたエマ中尉のあふれんばかりの複雑な想いにあっさり共感させられてしまう。サラ(キャスト交代かー でも確かに正直今回の人の方がいいね)の都合のよすぎる女の子のキモチ論理にしてもね。ああ、そういう感情のブレってあるよねと。惚れはせずともそこまで想われればなんらかの親切は返したくなる。それがサラなりの女の義侠心。…そう考えてるとそういう感情の表現すらできなかったレコアさんがなんだか可哀想だー

レコアさんといえば、そういえば彼女の顔の骨格ってカミーユのおっかさんにちょっと似てるよね。第一部で捕虜となったレコアを救うことで母親の死を目撃したトラウマをとりあえず乗り越えたカミーユは、第三部でそのレコアを失い、ファという恋人を得ることでいよいよ少年期を終えることが完了されたような気がする。“父殺し”ならぬ“母殺し”の物語だったのかもしれない。

以下、思い付く限りに萌えポイント。

・第一部では明確で、第二部でさらにTV版に寄らせて大きく絵柄調整がなされた新規カット部分、今回は実にその差異が目立たない。すごいね。
・ハマーン様ほせぇぇぇ!! 新規カット、この人の部分多いよね。
・クワダン衛兵はそろって脇あますぎ。儀礼的すぎるんですかね、あの艦の雰囲気。でも終盤でハマーンの指示を聞こうと周囲に集まる姿には、彼女のカリスマ性とともになにやらあの集団に流れるアットホームなものを感じた。
・ケーキをねだる大尉たんと素で返事するファ。
・ブラックジョークを口にするジャミトフ。オヤジギャグなような回避してるような微妙なセンスだぜ!
・あいかわらずひとりで反抗的生徒気分のカツと彼さえ抱え込むかのような最強保母さんファの包容力。
・シロッコの島田敏さんの演技は今回でようやく違和感が消えてTV版当時と同じハマり具合に聞こえました。
・リアルおこちゃま声となったミネバ様、バイオリンお稽古時が一番あどけなくて可愛かった。あの子、成人した後はどうなったんでしょうね。
・バスクの女の趣味はおふくろさん的ふっくら女性。おっとりした感じ。
・「お調子者が…!!」「一瞬気絶してました」あやうく場違いに笑い出しかかった。クサさギリギリの極限芝居を見せた後でのこういった中和させるかのようなギャグスレスレ台詞がよく入ったような。
・メカ描写では、カツを追ってアクシズ側に潜入したカミーユがZガンダムで逃げるときのフォームチェンジが一番印象に残りました。
・セイラさんが出たことよりもフラウとベルがアムロを挟んで同じ場にいたことに驚いた。あとキッカの台詞はあとからじわじわ効いてくる。
・ミライさんが地域住民に無視される、なぜここで入るかタイミングをつかみかねる連邦忌避の描写。そういう渋いの大好き。

・入ってる! 入ってないけどこれは入ってるんでしょ!!!

そして最後に美味しいところをもっていくのがサエグサ・オンステージというこの驚愕。

派手な戦闘描写/ややあざとくすら感じられるエロティック風味/全体の味をととのえる適度なコミカル会話劇 と劇場作品に一般的に求められる要素がすべて入っている快作でありました。いやほんと。気持ち良く映画館を出ることができました。

ところで、精神崩壊しなかったカミーユとともに、カツもまたTV版とくらべて“救済”されてますよね。そこにすごく感銘を受けてました。だってあの困ったちゃんが、エゥーゴのみなさんに強いインパクトを与え(て戦局を大きく変化させ)るんですよ。なんて優しいメンバーなんだろな、あの人たち。
posted by 三和土 at 01:43| Comment(2) | TrackBack(0) | 映画鑑賞メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月15日

地獄少女#23「病棟の光」

一はなんで小学生の娘に対してあんなにむきになるんかね。どうもつぐみを見る視点に、亡き妻への負いの気持ちが意識下に混入しているかのようでやるせない。幼い娘に言い聞かせているように自分では思ってるけど、あれは自分の中に抱く妻の偶像に向けての「他人を恨んで報いを受けさせたいと願うなんて絶対にいけない!」というアピールだよね。何年も尾を引く罪悪感のあまり、自分で自分自身に繰り返し言い聞かせてるの。根は純粋ないい人なんだと思うけど、多感な時期の子供を持つ親としてはちょっと、かも。

今回のターゲットである看護士は地味でふつうでしかも若いのによく出来た職業人の娘さん。どこをとっても人に恨みをかう部分がありません。でも、得てして理不尽な凶悪犯罪の被害者となってしまうのもこのタイプの割合が多いのかもしれないと報道番組を見ていてよく感じます。殺人事件というのは本質的に“殺され損”なんだと思う。…で、これまではそういった法律上で救われない想いを救済する存在として地獄少女が描かれ、つぐみの認識もそういったものだった。けれど今回の依頼はまったくの身勝手な恨みであり、あいの「この恨み、地獄へ流します」という宣告も声が震えていたように聞こえた。(…ん、でもあいは道理の通らない依頼は黙殺という形で断ったりもするんじゃなかったっけ?) そして次号、いよいよ柴田家とあいとの因縁が語られるそうで。仙太郎ちゃん、あんた地獄少女の何なのさ?

ところでつぐみの背後をジャンボ機が飛び立っていくカットの繰り返しが印象的でしたね。それまでの認識が序々に移り変わっていくとき、世界の色合いは微妙にかわっていく。そのとき構図の動かなさがことさらに虚しく感じられるものです。
posted by 三和土 at 19:40| Comment(0) | TrackBack(1) | アニメ/TV番組感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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