2006年05月04日

牙#5/NANA#5/ブララグ#2

今週はしばわんこ(ゆるなび内放映分)とRAY(ファミリー劇場放映分)とTOKKO(再放映分)はおやすみ。正直いってどちらかといえば助かったーという気持ち。水曜日… 来週から大丈夫か自分。

ベリーベリー:ED部分をまちがえて見ないうちから上書きしてしまったよ。せっかく殺伐として不条理な空気をあの叫ぶ詩人の会ライブ張りの超朗読具合で吹き飛ばしたかったのに… まっちでいいかんじー さてノアたんノアたん。あんま頬赤らめんな。あざといから。ただでさえゼッドゼッドと偏執ぶりが不審なのに(笑) あとこの眼鏡くんはなぜか襟足が女の子みたいに切りそろえられてる。あれがちょっとおかっぱっぽくて気になる。冒頭ちょこっとジャウスト決勝戦の前振りをやって、そのままカットが切り替わってテント式家屋に保護されて寝込んでいるノアへ。扱い的にはゼッドとほぼ同等なように思える場面移行ぶりだった。ノアは思ってた以上に主役級の扱いなのだとガッテン。ところでいろんな世界を見られるという趣向はなかなか楽しいですね。そう思うと背景美術もさりげなくレベル高いのかもなー 小物設定(室内備品とか)も凝ってるし、あ、そうそうゲイルくんが旧友を見下げたシーンなんですけど、急に目つき変わってて吹いた。なんかこのアニメは、細心な部分と大雑把な部分、アナクロな雰囲気と独自性のある設定とか入り交じってて面白いことになってると思う。

アイニージュラー:ナナ編後半。そして過去回想分はおそらく今回でおしまい。今回はね、すごく良かったですよ。キャラの性格に共感してなくても、同じような体験があったわけでなくても、ナナと蓮の淡々と割り切りながらも切ない別れぶりには感動させられた。何が一番良かったかといいますと、ナナが一旦は蓮についていって嫁さん的にフォローするのもいいのではないかと考える“フェイント”ね。その後、ナナは蓮とそのまま上京の電車に乗り込むかと見せかけて、実はキスした後に一人だけ降りてくる。これみよがしな演出が付けられてないだけにじんときましたわ。ブラストの他メンバー2人もいいひとらで、また。まあとにかく、今回はとても良かった。元彼との絆をあらためて前向きにとらえることで前へすすむ糧とする奈々、あえてお互いの道を尊重しあうことで恋人よりも自立を選ぶナナ。どちらも懸命なことだけはこれまでの流れで伝わってきたように思うですよ。

黒い珊瑚礁:うちの地元新聞のラテ欄は『ブララグ』って略してました。ちょっと気に入りました。えーと第2話は、話の流れがちょっとゆるやかになった分、第1話より面白く見られました。中田譲治声の部長、いいですよね。家庭生活シーンがアイロニカルで良かったし。長男がオタクっぽい感じなのとかなんかリアリティあるなあ。ところで、こんなことあえて言うのもなんだけど岡島くんがまんま手塚スターなロックたんにみえてしまって、それがかなり気になる。それならそれで、いっそもっと腹黒い方向に。
posted by 三和土 at 23:21| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ/TV番組感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

BSアニメ夜話「王立宇宙軍」

見どころはすっかりリバウンドも板について、ダイエット期の面影がもはや思い出せない岡田斗司夫が時々いうちょっといいコトバ(今回はしょこたんに向かって「分からないのが人生というものじゃですか」とかなんとか)、そして仮面ライダーTHE FIRST漫画で負方向伝説をつくった後なのにのほほんと顔出ししてた江川達也せんせいの大物ぶりです。ほかはー

・パイロット版オネ翼は字幕スーパーの打たれ方が昭和前半期みたいでなんかこわい。あと雰囲気がすごいジブリっぽい。リイクニのぶりっこぶり寒い。

・それにつけても何より坂本教授による劇伴は良過ぎ。なんだろ、この天上感…

・しょこたん、声だけ聞いてたら意外にもっさりオタ女子(笑) いい素質持ってるでえ、やっぱこの娘…

・神山監督たん、あんましゃべってくんなかった

・ロボコンの監督の人は、リイクニをごみ屋敷の住人の変リアクションと同一視してた。真実をついてるだけに“言っちゃった感”が。

・江川せんせいの描いたリイクニ、似てないにもほどがある

ところで昨日のニュース映像でGW真っ最中の東京の様子を流してたんですけど、買い物に来たというフランス人の青年が、ほんとうにオタクアイコンまんまで思わず自分の目を疑った。テレ笑いのようなものを終止浮かべながら、痩せて坊ちゃん刈り風、メタルフレームの眼鏡をかけたブロンドの彼は『買い物にきました』となめらかに日本語で話してました。人種を超えたオタク遺伝子ってあるんかもしれんね。

posted by 三和土 at 01:55| Comment(0) | TrackBack(2) | アニメ/TV番組感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「ザ・リング」('02米/監督:ゴア・ヴァービンスキー)

おおまかな流れこそはリメイク元である日本版に沿っているけれど、サマラ(日本版での貞子にあたる登場人物名)の出自は大幅にアレンジされており、比較目的以外でも予想以上に楽しめました。キャスティングは日本版より完成度高かったかも。今思うに、松島菜々子はホラーの主演としてはおっとりしすぎているんじゃないかな…

ところどころにやたらスペクタクルな見せ場(ナオミ・ワッツのリアクションがまた騒がしい(笑))が挟まっていることを度外視すれば、アメリカのメジャー資本映画にしてはしっとりした方の雰囲気に仕上がってるし、そしてリメイク元へのリスペクトもきちんと感じられました。

ただ、ぞくっとするのはやはり日本版の方が圧倒的。呪いのビデオの映像にしても、ロジカルすぎるんだよね。こちらは。あと“犠牲者が最期に浮かべるおそろしい死に顔”をあきらかに造り過ぎてる(笑)

呪いが伝播することに加担する形となった親子が交わすダイアローグは印象に残りました。ただ、その意味するところをより明らかにするためには、サマラや養母のアンナが村人たちから受けた心理プレッシャーの描写が足りてなかったのもまた事実。
posted by 三和土 at 00:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画鑑賞メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする