2006年05月21日

エルゴプラクシー#11「白い闇の中」

唐突に立ち現れた古書店にて、ビンス脳内会議。ビンスが半世紀経つとああいう感じに老けるんだね! こいつは新発見だぜ。

しかしエルゴ顔ピノ(cv:大塚芳忠)には笑った。エルゴ顔リルには萎えた(どこがだ)。

こういうと嘘くさくしか聞こえないけど、私も20代前半のころうたた寝中(あの頃はナルコレプシーっぽかったなあ)にああいう具合で一人脳内議論 -ただし中身自体はほとんど意識上で認識できない- してたよ。調停役はやはり老賢人。で、耳の中でしくしく泣き声が響いてて「ああ、誰が泣いてるんだろう」と思ってたけどあれはやはりというか自分自身の悲鳴だったんだなと、今になって思った。そして再統合がどうにか成されたことにより、やや歪かもしれないと自分自身で感じる現在の人格に至るわけなのでございます。あ、いけね。すっかり自分語りだ。

しかしリルはもう追い付いたのかよ!! そりゃ前回の感想の時ははやくおいつくといいねっとか打ったけど、ちょっと早すぎるだろ。もう半話分ほど引っ張ってほしかった。

今回はまあ実質、半(いや割合的には1/3ほどかな)総集編といった体裁で新規カットは通常時より少なめだったとはいえ、ここ数週の中ではもっともやわらかい表情に描けている作画レベルでした。もう一カ月ほど休んでもいいから、序盤の緻密さに戻ってくれないかなあ。無理だとは知りつつ…
posted by 三和土 at 02:28| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ/TV番組感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

チャングムの夢#5/TOKKO#5

チャングム:覗きが大好きなスロさんが見守る中、チャングムとクミョンは超絶味覚勝負(「人間じゃないみたい」同意w)でガチンコ。もはやレトリックという名の表現力を競っているかのような凄まじさ(これに似ている漫画を知ってる…トリップワイン漫画『神の雫』だ… でもドラマ版のライターさんは「『将太の寿司』を参考にした」と言っているのをどこかで見た)。なんだこの超人どもはー しかし20数分が長い。退屈という意味ではなく、密度が濃いのです。ところで冒頭でチャングムの様子をうかがっていたウン尚宮がかわいかった。この人、いじわるそうだけど実はきちんと公正に判断できる教官なのがいい感じ。

TOKKO:私は、なぜ、このすべての基準を飛び越えた超アニメを、わざわざ自室から出てきてまで、チューナーの電源をいれ、モニターの比率切替をやって、本放送を、きちんと観ているのだろう… 悩みながらたららんと観ていたところ、憑依姿を露わにした白石室長のチープ極まる造形と棒立ちスタイルのカットで爆笑。これだ。私が求めているのはこの愛すべき一種の爽快感…!!!  やっぱりグループ・タックのアクションアニメは最高ッス!! ところで次回はちょっぴり作画がいいみたいな感触。
posted by 三和土 at 01:37| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ/TV番組感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

BLOOD+#32「ボーイ・ミーツ・ガール」

 放  映  前:カールたん死なないで…
 放映開始直後:今週も下っ端構成員たちかわいそうすぎ
 放映中最高潮:リ…ッ………き…ゅ…………ん……………
 放映終了直前:(涙滲みそう)
 次 回 予 告:(デヴィの憔悴顔とカイの微成長に唾液腺刺激)

このほのぼのしたサブタイであの無惨な中身。フェイクかまされた。
今回も相当良い出来だったんだけど、中でも感心したのは以下二点。

・構成員から気に入った靴を(殺した後)奪って履くディーヴァ:他人のものをすぐに欲しがり、自分に見合うものかどうかはおかまいなし。底知れぬ性格を示すと同時に、服を脱ぎ捨ててもシューズは履いたままというほのかなエロ効果も。いや、想像するとすごくエロいと思うんですよ?

・石化して死ぬリク:この描写はちょっと前の回でのイレーヌの死に方をなぞるものなんですよね。ここにきて、カイと小夜は最もきつい形で自分たちの力の無さを思い知らされる形になった、と。遺体をほぼまったく回収できなかった点に関しては、イレーヌの時より無惨。そいでもってなぜか服を脱がされていて全裸と… なんていうか、もう犠牲の羊そのものって感じだった。あんな痛ましい死をアニメで見たのは久しぶりな気分ですよ。ここまで暖めてきたリクというキャラをこうまで思いきって切り捨てるとは…

シリーズ構成上に大きなうねりが付けられた事を、何より買いたいです。このままテンション保って最終クールを乗り切ってほしい。



posted by 三和土 at 00:38| Comment(2) | TrackBack(1) | アニメ/TV番組感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする