2006年05月28日

BLOOD+#33「信じるチカラ」

デヴィッドのヘタレ・ポテンシャルはほんま天井知らずやでぇ。すごい空ろな眼してたねえ。あれじゃカイも泣くわ。一年前はこんなおやじにボコされたのかよって。そういえば、あの時はデヴィの方がカイ坊に腹パンチ入れたんだっけ? あとジョエルがほんとーーーに打つ手無しみたいなのほほんとした顔してたのにはあきれた。ほんと死んでいった構成員が浮かばれませんぜ… そんな中、ルイスはいつのまにかえらく働くようになっていた。あの夜までは、きっとデヴィをうまいこと前に出させて自分の分まで働かせていたんだろうなあ。

というか、カイはなんか人格まで入れ替わってませんか。誰だよ、この落ち着き払ったあんちゃんは。…もう真央は追っかける意味ないんじゃないの。というかまだ岡村と二人旅続けてたのか。昔の基準だともう他にお嫁にいけないよ。

小林利充氏作監の回って、派手なアクション部分よりもちょっとしたそのキャラらしい仕草や動きの方が印象に残る。なんか好きですわ。あと演出的には、霧のロンドンの夜というロケーションを通俗的に活かした小夜との再会シーンが“かゆいところに手が届く”式でよかった。

突如増えてきた翼手に国家が秘密裏に対抗するために、サンク・フレシュの開発した兵士(というか有機兵器なんだっけか?)を契約するというマッチポンプ経済込みの展開もありがちながらなかなか。かつては人間だった翼手患者が当局トップへの売り込みのために演習の試験台にされるという露悪的な設定も、適度に抑えた描写になっていて激しい嫌悪感はありませんでした。
posted by 三和土 at 00:07| Comment(0) | TrackBack(1) | アニメ/TV番組感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする