2006年06月29日

RAY#9/TOKKO#8

RAY:あんまり描き分けされてないもんだから“誰と誰が似てる”とかいう展開がさっぱりピンと来ない… さて前回から急に冬に切り替わったのは、今回来た村(新潟あるいは長野か)の伝奇な雰囲気を盛り上げるためですか? 娘の男友達に悪鬼のような形相で銃底ふりあげるマタギこわい。そして篠山が健気すぎて、かえって“なんか違う”感もってきた。最初のころはもっと飄々としてたじゃないですか。あんな風に真摯な訴えされたら相手も重いかも。女だったとしたら手製セーターに髪の毛編み込むタイプか? そんなこんなで看護婦連の雰囲気だけは変わらずすばらしい。失恋した同僚にあえてふざけた掛け合いふっかけてても、決して嫌みには感じられないんですよ。あ、今回の施術シーンは『開胸して直接心臓をマッサージするわ!』といったセリフの後完全に該当部分すっ飛ばして事後になってたのが凄かった。今はいろんな意味であらゆる作品が大変な状況のようだ。おそろしや。

TOKKO:主人公が特公に入るだの入らないだの、いつまで引っ張るんだよー。作画がちょっとマシになったら今度は話自体がゆるゆるのろのろになってしまうというこの反比例の不思議。しかし主人公の目上への口の利き方の暴走族上がり(いやそんな設定ないけど)っぽさぶりが凄い。キャストが鈴村健一氏なあたりが効果倍増だ。
posted by 三和土 at 21:03| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ/TV番組感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

しばわんこ(お香炊きましょ)/NANA#12

雨とお香の関係付け強引じゃね:「ゆるナビ」やっぱりスローライフ路線からナチュラル系プチセレブ紹介番組に路線変更したみたい。そうなると時代性をずらしている企画の『さよならの時間』(お気に入り文化人追悼コーナーみたいなもん)が一番個人的にしっくりきます。さてわんこ、今週はブービー位置での放映。NANAが通常タイムからの開始だったらカブッてたわ。しかし香道ってわりと金かかると思うんですけど、さらにその中でも贅沢に粉末を使う方法を紹介してる。こ、ここでも現世勝ち組的ベクトルか… 夢だけ見て幸せになれてた時代風潮はもう戻ってこないのかねえ。っていうかNHK、直前の「あの歌がきこえる」では見るにたえんほどアナクロ(以下略

しまった話数クレジット画面見逃した公式も更新止まってるし:ED映像変わった。無限ループみたいで軽く閉塞感。でも雰囲気悪くない。さて今週はやけに主役ふたりの台詞が生々しかった印象。幸子と章司のなだれこむベッドシーンも断片的ながら色っぽくてよかった。この三角関係、完全に奈々の方が蚊帳の外なのが興味深い。人生でつらいことベスト3に間違いなく入る「自分がそのステージでの脇役中の脇役であることを思い知らされる」がこの先ヒロインにどこまでのしかかっていくのか。今のところそこがこのアニメを視聴する際の最重要点です。
posted by 三和土 at 00:28| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ/TV番組感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月28日

牙#13「疾走する力」

ヒューがデュマスとレベッカを結婚させようとした意味も結局分かんない(単なる精神的追いつめ?)し、ロベスとデュマスの確執に込めてあると思われた社会格差モチーフのテーマ収束も全然やってないし、そもそも寡黙だけど国の上層部からも信用されていた師匠が『気持ち悪いったらありゃしない』だの『結婚したら一生を棒に振るわよ!』などと女から普通に言われてしまうキモメン小悪党に何の前振りもなく二段変身してしまうなんて、企画段階でキャラクター設定する意味がなくなってしまうと思うんですが(笑)

ああ分からない。見れば見るほど分からんよこのアニメ!! これは話題狙いの行き当たりばったりと評するべきなのか、あるいはあえて直感的なシナリオによってよりアクチュアル(ジーモットの政治論理ってつまりはネオリベの戯画化に思える)な空気を捉えようとしている真摯な作風なのか。今の時点ではどうにも。私、井上敏樹作品視るの初めてだし。

とりあえず言えることは、露悪描写を売りにしたいらしきことは今回のスポンサー提供画面(よりによって一番イイ感じに歪んでる瞬間w)のセレクトと昭和日本映画もかくやと思わされる暗く悲痛で湿っぽいレベッカの叫びとで確信した。

にしても、もしゼッドとノアの超ニアミスのフラグが来週放置されたままだったりしたらどうしよう。頼むからサギリの報告とかでちらとでもフォローしてほしい。
posted by 三和土 at 21:06| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ/TV番組感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「デスノート」('06/監督:金子修介)

EDクレジット途中で席を立つ客が多かったなあ。後編が公開決まってるのだから予告が最後にあると分かりそうなものだけど。…まあ闇に浮かぶリンゴ映像とリューク(『特別出演:中村獅童』ってのは変だ(笑) 『特別出演(声)』とかなら。)のナレーションと後編タイトル発表しかないのも事実だけど。

最近の邦画にありがちな事だけど、全体的に造りが安い。TVドラマスペシャルならまあ上等だよねという感触(まあレディースデー1000円で観てるんで別に不満はないけど)。

オリジナルキャラクターである秋野詩織(香椎由宇がうっとりするほど美しい。目に意志が感じられるのが良いです)に、きっちり役割を振っていたのには感心しました。原作を踏襲した部分とオリジナル部分が半々なぐらいに構成されているのですが、そもそも月自身のキャラクターも少々変えてある(原作よりかは人間味があるというか他人への本質的な興味は持っているように思える)から、適度な脚色を付け加えたのは成功だと思います。それと間口の広さを意識しているという意味で好感を持ったのは、月お得意の先読み作戦の順序が分かりやすいように描写が終止していたことですね。…でも、『誤算だった』の意味が計算通りに進んでいたように見えただけによく分からなかったけど。ともあれ後編も楽しみ。Lも夜神父もわりとイメージ通りだったし。ミサミサは声がもうちょっと高めだったらバッチリだったんだけど。

先日、TVで宣伝として特別に冒頭12分が放映されたというけど、シブタク(痩せ型に変身)が死ぬところまでかしらん。ところでFBI捜査員の人らの演技がけっこう大根に録られてて笑いそうになった。もうちょっと重みのある演出ができなかったものか。あと群馬県には、パルテノン風味なかっこいい建築の美術館があるみたいですね(EDクレジットのロケ地部分に出てた)。
posted by 三和土 at 19:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画鑑賞メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

妖逆門#13「灼銅の鬼仮面」

鬼仮面くんがよく使うカンフーにいちゃんアヤカシが人間キャラっぽすぎてとても気になる。顔色が緑色とか紫色だったらいいと思う。本気で。

さてさて、1クールの締めということで三志郎の主人公としての立ち位置が新たに踏み固められたエピソードとしては、なかなか少年向けアニメとして燃えた出来だったかと私見します(ネット感想一般ではこの番組あまり評判よくないので及び腰)。OP曲がクライマックス部にBGMとして使われたりね。あの歌けっこういいですね。番組の内容ともちょっと重なるところあるし、ビジュアル系バンドとして人気なのにやたら歌謡曲っぽいとことか段々ツボってきたし。

モンスター使役系アニメの重要事項として、モンスターたちが使い手の意のままに動く理由をモンスター側の情念込みで説明してみせたあたりなんてけっこうジュビロ先生テイストだったとかも思うんですが。

ところで正人とフエってカラーリングが似ているような。もしかして成長を拒んで子供のままで居続ける正人の、本来あるべき姿としてフエが存在するとかだったり。だとすれば、ラストシーンは現実世界の路上ですれちがう三志郎とフエ(の容姿をした正人)? と、これぐらい気が早い予想をかましておけば、たとえ外したときでも恥ずかしくないであらう。
posted by 三和土 at 01:21| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ/TV番組感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月27日

銀魂#12/スパイダー#11、12

キャサリン初登場回:EDはたしかに別テイクver.だったようだけど、アレンジの違い様が微妙でかなり分かりづらい。今回は当たり回だったと思います。声優演技的にはキャサリンの片言もさることながら、新八役の阪口大助氏にエンジン完全にあったまった感を特に持ちました。にしても、綾乃さんと出会った時の銀さんの完全ホームレスぶりには目が覚めるものがありました。それ独居老人の洗濯からパクっただろうというじじむさい色の着物が非常にいい味出してた。結局のところ、店子というよりも被後見人って感じですね。

蜘蛛一時間連続放送:スパイダーライダーズほんっと知能低いよね。特にルメン教信者のBUCK-TICK頭(あんた最年長だろうに)。そんなことがしみじみ感じられた即席コロシアム編でした。あんなゆるい雰囲気の陽動作戦エピソード初めてみた。オラクルの聖所戦闘編はちょっと力入ってた回で見応えありましたです。アクーネのお披露目ライダースーツやアクション挙作がエレガントでね〜 この子出てなかったらだぶんこのアニメ切ってたと思う。OPの手を差し伸べながら後ろに引いていくカットもすごい好きです。あそことってもマシモチックだとも思うし。
posted by 三和土 at 21:51| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ/TV番組感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月26日

チャングムの夢#7/IGPX#25

チャングム:『壷おばあさん』ってなんかすごい通称だな。妖怪みたい。想像してごらん、真夜中の台所でふと片隅に目をやれば、そこには壷のふちに両手をかけて目から上だけ出してこちらを睨む老婆が… いやそんなことより、チェジュ(済州)島って朝鮮だったんですか? 私、なんか中国にあるリゾート開発されたところだとばっかり。今週はねー、なかなかカオスだったよ。ドラマ版にならう(聞きかじりだけど)がごとくすわヨンセンに目をつけたか王さま、とかジョンホではなくスロに狙いを定めるとはまるでお笑い芸人をあえておっかけるある意味つつしみ深い芸能ファンのような深慮だなヨンノとか、おまえもロリ・しかも素でマニアかよ悪漢!!とか。あと物理法則をぶっちぎったアクションシーンがやたらこってりしたボリュームと味付けでした。アニメ版韓流を満喫しすぎてやや疲れた。

IGPX「敵対的矛盾」って何ですか?:だから本郷監督を脚本にしないでって… 中継放送を見ながらカニンガムが「ホワイトスノーには…なにかある!!」とかそんなセリフ、不要な上に意図不明だから。あやうく笑い出しかかったよ。道場やぶりで本当にタケシを竹刀でぶんなぐろうとしてたりとかほんと意味わかんないから!  でも最後のホワイトスノー三機合体ですべてを許したい気分になった。すごい作品なのかもしれない。
posted by 三和土 at 16:01| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ/TV番組感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月25日

エルゴプラクシー#16「デッドカーム」

全23話なのに、二週連続でネタものをやるというのはいかがなものかと!

で も 萌 え た か ら 正 義


風がないのでうさぎ号が動かず雪のちらつく平原にて立ち往生。ひまをもてあます三者それぞれの精神状態の流れ、その絡み合いをじっくり見せる趣向。なにか戦闘イベントが急にぼっ発するかと思ったが、それもなく。単にリルの心がより打ち解けてほぐれてきたというだけ。アイメイクの有無で気持ちのハリを表現する様は見応えあったけど、どーも終盤近くで急に青タンが発生してたカットつなぎの不手際があったような… ま、基本、制作状況レスキュー回ではありますよな…

色々、印象的な描写の多かった回ですが、ニキビひとつを気にするリル、くつしたの穴をもう片方の足先でたぐって隠すビンス、空き缶かっぽかっぽ遊びするピノなどキャラクターに親しみを持たせる狙いは特に成功していたかと。

…しかし、リル、そのほとんど裸同然の姿でビンスと二段ベッド状態とは… やっぱこの人は処女じゃないのかなー どうでもいい事ではありますが。というか海外ドラマとかならまちがいなくYOUやっちゃいなよこのチャンス回。でも、そうなるとピノがお邪魔虫にされたりしてかわいそうというストッパー的役割があるかも(しかし真の理由はオタ向けとしての一つのなになあれで、まあぶっちゃけ私も別に二人がデキる展開が見たいわけでは)。
posted by 三和土 at 23:45| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ/TV番組感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月24日

BLOOD+#37「狂おしいまでに」

カール散華。でも最後に良い作画(表情やら仕草やら細やかな配慮が。作監補佐としてクレジットされていた小林利充氏独特の…と言い切るのは短慮?)の回に当たってよかったよかった。良いといえば、おそらく初めて小夜・シフ・赤い盾チーム連携プレーが上手くいっていた対コープスコーズ来襲戦闘も同様。現在の小夜の孤独が演出されたエピソードが続いていただけに、その意味合いにはけっこうグッときました。

あー、しかしアヴァンは嬉しかったなあ。うひひファントム化する前のカールがやっぱり観たかったんだよねえ、自分。なんかソロモンの下で働いていたボーイ上がりみたいな感じ? で、やっぱりベトナム人なんですかね。個人的には華人系かなあと思ってたんだけど。…ていうかこの辺はぶっちゃけ同人ネタの宝庫ですかですか?

それにしても、カールって案外思考能力がふつうにあったんだネ(あんまりな物言い)! みそっかすっ子だなあとは思ってたけど、単にデルタなんたらかんたらにモンゴロイド適性があるかどうかを試したいがためだけにシュヴァリエにされただなんて… ソロモン(小夜のかわりに刀を腹から抜き取ってやるシーンエロいなあ)もあれですね、なんか哀悼の意を示してはいたけれど、アンシェル長兄にはいっさい逆らえないんですね。それでカールに信頼してほしいと思っても駄目だと思うよ、第三者の目から見ても。
posted by 三和土 at 22:14| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ/TV番組感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ゼーガペイン#12「目覚める者たち」

(シズノに指摘されて思いいたるまで)リョーコをあくまで『自分が守りたい存在』として彼女自身の意志を確かめるよりも自分の意向を優先する姿勢だったキョウの潜在意識は、冒頭の“スクリーンを裁ちバサミで引き裂くリョーコ”という不安な夢でも示されていましたね。今回は、それが自然な形で解消されてまた一つリョーコとの心の距離が縮んだというのが心情面の主幹だったかと。そして戦闘状況面でのメインはリョーコのセレブラント化確定、と。表面的にはあっさりとおだやかな展開でありましたが、その分まだまだ波風立つのはこれから、という予測も成り立ちそう。

それにしても、わりとベタに青春叙情ドラマやってるのにあまり鼻につかないのは(以前も同じこと言ったけど)たとえばBGMをノスタルジーを誘う感じの選曲にすることで、虚構っぽさを常に意識しているからかなと。

『唯幻論』という岸田秀氏が提言した理論がありますが、本作のテーマを読み解く鍵がこのタームにあるような気がしてきています。「人間は本能が壊れた動物ゆえに幻想こそが生きるために不可欠である」といった感じの学説なんですが、その主張をいっそ前向きにとらえてみようじゃないかというのが本作の胆なんじゃないかなあ。前回、アークのデータが転送時に決定的に壊滅してしまった時、クリスは決して振り向いて正面から妻のコマ欠けしていく姿を見ようとはしていなかったんですね。この場面なら、オーソドックスに演出を付ける時に“愛する者の最期の姿をつらいけど目に焼き付けておかねばならない”という判断になると思うんです。でも、本作の場合はそもそも実体がすでにない。いわばそこにあるのは幻だけ。だからむしろクリスはアークが形を失っていく姿を見ずにいる事が愛情と信頼を示すやり方として適切だと知っていた。…のかなと。強く“信じる”ことだけがデータ人間たちにとってお互いを支える唯一の方法なのかも。

ところで遅ればせながら思いいたったんだけど、上海サーバーが機能を停止しているということは、メイメイ姉妹やルーシェンって日常をおくる場所を持ってないということなんですかね。ずっとオケアノスで過ごしている?
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2006年06月23日

エルゴプラクシー#15「生 悪夢のクイズSHOW!」

なんでこのメタでセルフパロな回で作画がこんなにいいかなァ〜 恩田尚之氏の名前が久しぶりに原画クレジットにあったように思う…

全編がクイズバラエティショーの体裁で画面作り(回答者獲得点数やアオり表示スーパーインポーズ、クイズ画面に不可欠な粗削り下手ヒントイラスト)が一貫されている中、Bパート冒頭に怪電波を受像するラウル、デダルス、執国の描写が。この数分が悪ふざけのそしりを辛うじてそらす役割に。それにしてもわざわざ放送用衛星まで現出させるってどんだけ凄いプラクシーなんだか。なんの代理人だろう。疑問の代理人とかか?

もう見られないかと思っていた糸目七三分けビンス(終盤クイズ対決で序々に覚醒していったのもいい感じの描写)も拝めたし、世界観設定をチラ見させる謎解きの趣向としては、斬新で面白い額縁的手法だったと評価します。最後まで、MCQ(江原正士氏の貫禄さえ感じられる好演)が司会者の姿のままだったのも渋いと思った。スタジオが爆散して、ビンス一行が荒野に戻ってるというテンプレ描写は本作の場合は蛇足だよね。

21世紀後半に、代替エネルギーとして発見されたメタンハイドレード(単語についての記憶ちょっと怪しい)が結果的に引き起こした生態系破壊により、命からがら惑星移民を行った地球人類、その助かった15%を種として存続させるために、移民後に立案実行された「PP計画」により、全世界に300人のプラクシーが放たれた。そしてこれまで何度も提示されてきたキーワード「はじまりの鼓動」とはPP計画の終了のことに他ならなかった、と。社会存続におけるプラクシーの存在意義が役目を終えたことにより、現在はプログラムされた淘汰の時期にあるということなのかな。そしてビンスが最後に戦うことになるのは「プラクシー・ワン」であると… あれー、でもあの人物当てクイズで挙げられてた条件ってやっぱりリルと重なるよね。つまりプラクシー・ワンが擬態しているのが…
posted by 三和土 at 02:30| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ/TV番組感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月22日

RAY#8/TOKKO#7

しまった。「牙」視たあとではどんなアニメも薄すぎて印象にまったく残らん。来週からは順序考えなきゃ…

RAY:これ1クールなんだってね。その割にはゆっくり進行に思えるけど。今回は全身からうねうね系虫が出てくる患者を施術するお話。目からも出てきてウネウネ、が恐かったネー というか、なんで急に冬に切り替える必要あったの? 冬服の篠山ダッサくて気になってしょうがなかった。それは何十年前に買ったスタジャンなんだ?

TOKKO:犬飼は別にここで死んでしまっても何の支障もないなあ。しかしこちらも展開遅い。これはもう、主人公が配置換え後メンバーに受け入れられて『これから頑張っていくゼ!!』で終わるっぽいわ。

posted by 三和土 at 04:03| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ/TV番組感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

牙#12/NANA#11 1/2

先週は見逃したよきぃばぁー:レベッカの幸薄さぶりは凄い。ここまで非道い目に逢う無力な姫さまキャラは初めて見た。ヒューへの未練を見透かされてしかも口に出されて言っちゃわれてるのがかわいそうすぎる。それにしても今回も人がゴミのように死ぬなー。なんかもうこれ、ロベスもデュマスも死ぬっしょ。ここまで大人の薄汚さを描いちゃってる以上、17歳以上はばんばん死ぬ(けど真の腹黒のみ生き残る)っしょ、これからも。でもロベス様に一緒に散ってもらえば、デュマスも本望だよね。おまえの怨みこの貴族の鑑ロベスが引き受けたー!! みたいな感じで刺し違え。そしてゼッド(水濡れカット美味しいのあったなあ)がジーモットを後にしてからも、彼が行くところ裏切り劇満載で登場キャラ死亡率は低くなることはないんだろうね… “爽やかな日曜の朝台無し度”はエウレカをすでに超えたかもよ。ところで「欲望」と「希望」を同列に語るのはかなーり無理があると思うんだ。そこまで強引に前向き台詞入れなくても…

淳子の部屋:おお、紛うことなき総集編。おっかしーなあ。2クールだと予想してるんだけどなあ。次回のクレジットは#12でいいのかな? でも前後に新作部分差し込んで企画性を高めている気配り具合はやはり腐っても局主導アニメだと思うのでした。しかしあれだなあ。仲良しグループの中でのカップル破局後ってどんなもんなんだろね。振った方が自分から離れていく感じなのかなあ(と聞きかじり由来の先回り想像をしてみる)  
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2006年06月21日

銀魂#11/妖逆門#12

銀:団子がどうのこうのというサブタイを見て、一瞬ダンゴ大食い勝負の回がもうネタ元に採用されたのかと思った。あれ、人情系エピソードの中で一番好きなんだよなあ。今回のは、BSジャパン以外のネット局では一時間SPの前編として放送されたわけで、後編でも老人キャラが目立ったということで構成的な味わいも企画されてたってわけなのに、通常通りの30分枠でやっちゃあまったく意味ないというか、ふつうに薄めな印象。あ、でも新八に甘い息吹きかける銀さんに萌えた。 原作よりも明確に釣られてるな、自分。ところで若いころのお登勢さん、団子を弱者に施すのはいいとして、あれ絶対自腹切ってないよね。きっと待遇よくしてくれない店主への当てつけも入ってたと思うんだ。というかそういう仕込みも入れといたらよくね? あれ、賛成なしですか?

妖:唐突だけど、フエのモデルって故・天本英世氏じゃないだろうか。特に脈絡はありませんが。さてこんしうのばけぎゃもん。幼女と腹黒ショタ強化回かと思いきや、実は三×フ印象付け回だぁー!! 水中でめくるめく見つめあい。そして重なる手と手(本当) あやうく三志郎の名前を呼びかけ、途中で「ニイちゃん」と言い直す(なんか設定あるね、名前を呼ばない理由)フエ坊。おいおい狙いすぎだゼ? っていうか脚本クレジット、ノザッキーこと野崎透氏ではないですか。鬼仮面少年の台詞まわしも良かった(地の結界が怒りで構成されてることも知らずに、たらうんぬん)し、ちょっと見直した。主に腐女子的に。初めてしゃべったきみどりと帽子ねえさんのこともなんか言いたかったけど、また今度にする。
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2006年06月20日

ウィッチブレイド/夢使い/獣王星

ウィッチ:#9。 すごい 都合の良い 幼女 知らないおっさんの戯れ言にあんなに付き合いのいい子供などいない と空気読まずに言ってみるテスト。しかしあれですわ。放映始まる前までは、こんな動かないアクションアニメだとは思ってなかった。 というかアクションアニメですらないし。それより、ナォミの髪型なんか元通りになってなかった?! ところで公式サイトキャラクターページの眼鏡っ男の雁首がなんか怪しくて笑った。

夢使い:#8~10。DVDのCMが当然のように燐子担当なのには苦笑するしかなく。というか燐子しか編集されてねええー あと関智キャラCDの謎さにも考え込まされる。榊くんのエピソードは、もうちょっと前に来てたらシリーズ構成的に引き締まったのになあと思いました。しかし、初めて悪夢現出による死者発生が描かれたみたいなんですけど、現実においてどういった事後処理が為されるかについて多少はフォローしておくべきなんではないかなあと感じるのでした。これは『ぱいぱい』(萌えオタクはもうちょっとデリカシーのあるネーミングすると思うぞw)の件も同様ですね。あの社員が会社からどういう処分を受けたかちょっとは説明しておけばいいのになと思う。

獣王星:#8~9。惚れたー揉めたー死んだーのぼりつめたー。…これはあれだよ、シェイクスピア作品みたいな、古典劇原型を踏襲したうんぬんかんぬんなあれのこれでそれな、ほらだって、OPでも緞帳みたいなの描かれてるじゃん!! ところでザギとカリムのキスシーンがやたらエロかったです。ティズの一番は譲るけど、なんたらかんたらというセリフもなんか逆レイプみたいでしたぅぉ…… というかあの星の人らはなんで一季に一組ずつしか種付けしないという設定なんだらう? なにか説明シーン見落としてしまったかな。
posted by 三和土 at 23:17| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ/TV番組感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月19日

ゼーガペイン#11「残るまぼろし」

まあ、泣いたね。演出の勝利ですね。アークの意識完全に飛んでしまったと思ってたからねー 怒濤の戦闘展開の中でフェイント効果が十全に働いたという感じでしょうか。

(『とっくに死んでしまっているのに』と劇中で明言されるとはなー)データ人間の消滅が、それでもやはり周囲にとっての悲しみに他ならないこと、反面、コピー可能な人工生命のガルズオルムのパイロットたちが実体を持ちながら非人間的な存在に変わりないことをきっちり視聴者に印象付けた回として、かなり満点に近い出来だったと思います。…いきなりシズノ(なにその80年代ボディコンみたいな服…(泣))とアークが親友だと言うのはご都合主義だと思いましたが。あとカップルの環境が変わると分かってるのに、犬を買うのもあまり好きでない類の描写。あれいらない。半日一緒に過ごしただけのリョーコがアークが死んだと聞かされて号泣するのも不自然だと思う。まあ、その程度の虚構補正は許容範囲とするべきですが。

にしても、にしてもさあ。シズノ完敗とすら思えるキョウ発言がいよいよ出てしまったんですが… 試合終了ですか?

新ver.OP(4つ目ですか)は中華組が出てきてうれしいな。メイメイ姉妹のカットがお気に入り。
posted by 三和土 at 17:15| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ/TV番組感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ゼーガペイン#10「また、夏が来る」

Tさんのご厚意により、鑑賞ログデータ修復成功!! ありがとうございました。やはり、このアニメは一話も見逃せないと今回あらためて実感しました。

クラゲ以外全員ゆかた。気合い入ってるというか律儀というか。田舎並みにコミュニティ意識強いじゃないですか。たかが夏祭りで… じっじぶんの体験乏しい青春からひがんでるんじゃないからねっ

リョーコが戦死したセレブラントの残した叙情風景自主制作映画に触発されて覚醒の兆しを見せるという主幹プロットに、きちんと彼女のアイデンティティである映像作家志望としての揺れる心情を絡めてきている。造りの堅実さは相変わらず安心して観られる要素。にしても、みんなに集合場所ですっかり忘れ去られてるシズノの立ち位置の危うさがいよいよ不安になってまいりましたが。ゆかた姿も大人っぽすぎる(婉曲)んだよなあ〜

イレギュラーEDはマキシシングルカップリング曲「and you」でしたか。画像はもっとさりげないテイストの方が良かったと思うのでした。カワグチがむやみに凄んでてちょっと笑った。
posted by 三和土 at 16:56| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ/TV番組感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

妖怪人間ベム#10「ゴブリンの悲劇」

ゴブリンを騙して使役した考古学者の零細生活ぶりが印象的。「金よりも大切なものがある」と空の父に言ったのも本心だったと思うけど、それでもやはりルサンチマンの噴出には勝てないのが人間であって… コミカルな描写としみったれた心情性とのバランスがなかなか良い回でした。たまにはこういう頭の悪くて間抜けなモンスターも和んでいいなあ。ところで今回はいわゆる“一人原画回”。しかも演出も兼任されてた。全体的にクオリティが統一されているのも味があるものですね。
posted by 三和土 at 16:33| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ/TV番組感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

IGPX#24/蟲師#26(終)

IGPX:話題のぶっちぎり地上波最終話はこういう感じ(決勝前夜にタケシとザナックが木刀で手合いする瞬間)だったのかぁ。こりゃ確かに打ち切り臭もいいところですね。というか、いきなり夜の道場に入り込んでる部外者三人が意味不明だった。イメージシーンかと思ったよ。あと意味不明といえばカニンガムがタケシに答えた内容も全然分からんかった。んーと、遠足は実行日よりも予定立ててる前日の方がワクワクする、とかそういう感じなの? しかしなにより気になっているのはタケシの人格がすっかり真っ白に純化されきった件です。非常にうそくさい(笑) ああ、こいつまたちょっとの挫折で他者に平気で当たり散らすだろうなあと感じずにはいられなかったり。さて次回と最終回の二週は初放映エピソード。ちょっと楽しみですね。とりあえず雰囲気だけでも盛り上がって終わってほしい。

「草を踏む音」:OPはアヴァンに譲る形で省略。次回予告のサブタイ短冊は土井美加氏ナレーションによる『この世は人知れぬ生命に溢れている』の作品キャッチフレーズとともにフェイドアウトしていき(-齟齬があるのは承知で-第一話のサブタイへ移る形を取ったら面白いと思った。だってこのシリーズは円環状ではないですか。どの回からみても問題ない造りになってる)、特別エンドカットとして馬越嘉彦氏の絵(背負い子姿でこちらを見遣るギンコ)と筆(「またいつか」だったと思う)によるお別れメッセージ。本編の方は、特に印象の強い類というわけでもなかったですね。強いていえば少年ギンコが再登場したのがスペシャル仕様といえるかも。蟲師に焦点を当てず、蟲師と一般民との間をさらに繋ぐ、蟲の気配にそれなりに敏感な人々-その中から「渡り」という集団が生まれる-からの視点で綴られた話。放映最終話にあえて脇道から光を当てる趣向を取るというのがなかなか渋かったと思います。

               → 一般民 ↓
              蟲     渡り
               ↑    ↓
                  蟲師

みたいな(矢印は働きかけのベクトル)感じで世界は円の形で繋がりあっている、拮抗しあうと同時に関係し合っている“寄り合い所帯”である、と。そのテーマ性を最後にさりげなくも端的に描きだした試みだったようにも思えます。蟲に心悩まされる集落の元へ蟲師は訪れる。それゆえに外れものの彼らは馴染んで定住こそ出来ないとはいえ、一般多数民から必要とされる。そんな彼らの移動母体となることも多い「渡り」は、蟲師よりもさらに一般民と近しく交わる。あの世界観に、無駄とされる存在はないのではないでしょうか。すべては必然、というか在るものが在るがままに在るべき姿を常に模索しつつ。誰もが、世界相の多彩で豊かなグラデーションの中に含まれている。その実感を得ることこそが、何よりの安寧なのでしょうね。
posted by 三和土 at 10:28| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ/TV番組感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月18日

BLOOD+#36/チャングムの夢#6

「すれちがう想い」:デヴィッド(この人あんま眼鏡似合わないタイプだ)は潜入先でジュリアに再会するも、彼女の心の奥底までは覗けず。でもね、デヴィたんはがんばったよ。初めて遣り手エージェントらしいところを余裕綽々で見せたよ! 飴野郎をゴミ袋置き場に放置プレイNICE。カイは小夜のバックアップに尽くしたものの、ハジの首筋から吸血する義妹を目の当たりにして時間の確かな経過を改めて知る。切ない。切ないね乙女男二題。特に後者は二重の意味できついな。もう小夜はカイの妹だった女の子にも戻れないし、ばくばくおべんとう食ってた明るさも無くして従者との閉じた輪に引きこもってしまってる。ネイサンの押し隠した凄みの発露もとても良かった(藤原啓治氏ほんと巧いなあ)し、今回の脚本は言外の含みが豊かでかなり良かったと思う。絵面の見どころとしても、ジェイムズの翼手姿が拝めた(なんかカールのより格段に顔つきが渋くてかっこいいようなw)上に、久しぶりに良作画回だったので満足です。しかし次回予告のナレーションがはじけすぎてて笑った。といいますか、いよいよカールたん散華っぽい…まあいつかは来るだろうとは予想はできてたけど…

チャングム:三週ぶりの放映でテンション落ち気味。わりと堅実、逆にいえば地味なテンションでの料理勝負でしたが、そんな中チャン・スロの明るさはいい息抜きになってました。でもミン・ジョンホに屈折した気持ち持ってたりする描写もあったけど、あれの展開は今後あるのかなあ。そんなこんなで、スロさんはなんか貴重な食材探しに行くチャングムとクミョンのお供にどっか遠征するらしい。いや、それってジョンホさんの役割じゃないの、キャラ配置的に… ところで今回は全体的に、柔らかい自然な良い表情のカットが多かったように思います。
posted by 三和土 at 23:55| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ/TV番組感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする