2006年09月30日

ゼーガペイン#26(終)「森羅万象(ありとあらゆるもの)」

正直言うと(特にBパートが)よく分からなかった。キョウが浜辺で聞いていたラジオってどこでだれが電波発信してるんだろ。もはや、単に自分が描写を見落としているのか、作品自体で語られなかったのかすら分からない…

設定の挑戦性や演出の平均的なレベルの高さからいって、間違いなく今年のベストに入れたい作品という評価は変わりませんが、それゆえにガジェット扱いの生煮えぶりやサービス描写の浮き(キョウの妹には存分に萎えさせていただきました。あとゲームキャラたちの特別出演もけっこううっとおしかったし、ルーシェンの“告白”も結局気の迷い的扱いだったし)ぶりが惜しかったところです。

シズノは最後まで浮かばれなかったなあ…
posted by 三和土 at 07:06| Comment(2) | TrackBack(0) | アニメ/TV番組感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月29日

NANA#24/イノセント・ヴィーナス#8

しばわん@ゆるナビは休止。牙は総集編だったので見送りました。(でもノアが夜におばねえさんの部屋訪ねる新規カットあったと他サイトさんの感想で読んだあとはちょっとだけ後悔した)

NANA:恋愛比率が9割方になってちょっとしんどい。別の惑星の話に思えてきた。奈々たんの悩みはぜいたくすぎてちょっと着いていけないよ。自己投影して夢見るにはこちとら擦れすぎた。

イノヴィ:演出持ち直した!! 仁の冷たい人間失格ぶりと沙那にまつわる機密がきっちり開示されて俄然面白くなりました。虎二の元搭乗者設定を仁の冷酷さ、丈の隠れた人間味をあぶりだすように廻したシナリオも良い感じ。作画も全体的には並だったけど、ところどころリアルな味付けのいい表情が見られました。沙那が不安な気持ちを押し殺して生きてきたことを匂わせるアヴァンも良い出来だったしね。

posted by 三和土 at 05:45| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ/TV番組感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月27日

チャングムの夢#16/銀魂#24/スパイダー#25/妖逆門#26

チャングム:ディアナ様のお声の尚官の寝間着姿が意外に色っぽかった。化粧がやや濃いタイプの美人か。っていうか化粧が古いんだな。うちの伯母さまもああいう感じにまぶた塗ってったけなあ。しかし、幽霊になるほどうらめしげに入水自殺した女官が口笛吹いてたってなんじゃそりゃ。カルチャーショックを受けるところなのかなとも思ったけど、多分ちがう。きっと適当なシナリオ。ところで劇中で一番ルックスが可憐な看護女官に裏切り者フラグが立った件…

銀魂:これは良い筋肉回。なんかガチ属性のない私でも西郷おかあさんに惚れそうでした。といいますか、銀魂一の妖艶美女であるヅラ子の美しさにはもっと感動いたしました。…Bパートでは結構作画リソース息切れしてたけどね。オチはもうちょっと工夫ほしかったかも。だって、授業参観で騒ぐ親って今時はほんとにいそうじゃん…

蜘蛛:ごめ、もうアクーネとバグースしか見てな… まあ打ち切りもしょうがないかもねと思ったりする秋の日でありますが、妙にエロい別人ほうき頭の出るウェブコミックがきっともう一回しか読めないと思うのはちょっとつらいです。

妖逆:正人はあいかわらず安手のカルト教団の勧誘係みたいにみえる。たぶん、出身時代が分かりにくいようにルックス設定されているんだとは思うんだけど… なんであそこまで地味な配色の服着させられているんだろう。まあそんなうさんくささが萌えるんでいいんですけど。はい、妖逆門の邪魔をする華院一族を追っ払えて、ともあれ第二章もOPテーマ「メビウス」をBGMとしてフィナーレ。熱い盛り上がりぶりで満足です。しかし久しぶりに出てきた(ほんとに存在抹消されたのかとばかり)修が、今度は精神のっとられフラグ立てられてたのは実にあわれに思えるというか。ひどい扱いやのぅ。あ、今回は仲間勢ぞろいしただけに、それぞれの主要属性が確認できたのには助かりました。それにしてもきみどり、鬼仮面と通じてるふうではあるけど三志郎を懸命に救ったりとなにやら矛盾しているようにも。次回でなにか分かるといいけど。EDのばけぎゃもん音頭、二題目だったようですね。映像もちょっと変更あったような。
posted by 三和土 at 01:52| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ/TV番組感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月24日

ケモノヅメ#7「利江の甘い香り」

シリーズ史上最高の濡れ場率。しかしなぜだろう。小林治氏の描くエロシーンには湿度が足りない… いやまあそれでも十分エロかったですよ。特に利江のシャワーシーンは。おっぱいもちあげる量感もすごかったけど、その後なにかが映った気がするよ。でもおいら近目だからわかんない!!

利江がふっきれた。もう敵はない感じ。守りたいのは好きな男というよりも自分の居場所というあたりやら、和やかに話しつつもしっかりテーブルマナーチェック(たしかに箸の持ち方微妙に危うかった)していた抜け目なさやら、利江はほんとーに手強そう。一馬ぼっちゃんの脇の甘さと好対照。しかし俊彦…… なんで常に盛っているのやら。

観覧車から降りてきた後、軽いジャブからはじまり序々にピッチが上がっていった女二人の言い争いから、間を置かずに由香の元カレが来襲するという展開の畳み掛けが見事でした。あまり痴話揉めで引っ張られてもすぐ飽きるし。とっとと次の局面に入ってもらった方がストレスなく楽しめる。
posted by 三和土 at 04:14| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ/TV番組感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

シュヴァリエ#6「王の騎士」

口数の多い御者のおっさん再登場。リアドレスへの褒め殺しと並んで笑えた。先週のEDクレジットで『御者 兄』となってたのはそういう事か。

今週は釣り針多め。ロビンの初々しいショタぶり、デュランも同じく案外に純情(っていうか王に真意を伺いに行きそうになったデオンをとどめる手の握り方がなんとも<腐>)、そして王妃に言われるままにドレスを身に付けヘッドドレスを髪にかざりあまつさえ紅までひくデオン!! 誰かに見られたら大変じゃあ。

今回は耽美に流れすぎない抑制の利いた倒錯性がとても印象深い。シリーズの一つの山場を越えた印象。女装しても骨格に生硬さが拭えないとゆー写実性がすばらしい。IGの底力がはたらいた様子。他にもリアとアンナで重ねられた演出の涙の粒のリアルさ、水銀によって蝋人形のような状態のリアの亡骸の唇にキス(デオンは本人が自覚しているよりもずっと危ういバランスで立ってる。それはつまり、あの時代に騎士で通すという事と同意義ということのようで)する背徳性の表出の確かさ。…一回だけ言ってもいいかな。「BLOOD+」もこういうレベルの演出で見たかったよ…

しかし、リア殺し実行犯はもう明かされたも同然では。「王家の詩」をリアに持ち出させるほどに信用させ、なおかつ『あの人がどうして』とまで執着させ、死してなお強い怒りと嘆きにリアを暮れさせる相手は、ロシアに渡ったという。ずばりボロンゾフじゃん? (わかりにくいボケ例)

付記:危険な任務に赴く前に息子の墓前へむかうテラゴリー先生。墓石に刻まれた年代は『1725-1746』。息子さんはデオンやデュランと同年代だったんですね。いつか息子が死んでむにゃむにゃ年、とか言ってくれると現在年を特定できるんだけどなあ。

付記2:Production I.G公式サイトで読める企画コーナー『24人のシュヴァリエ』は必読です。スタッフの士気の高さが伝わってきます。
posted by 三和土 at 03:56| Comment(2) | TrackBack(0) | アニメ/TV番組感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月23日

ゼーガペイン#25「舞浜の空は青いか」

熱血ロボットもの演出は正直いらないんだけど。返品可ですか?んなわきゃねーよな。あ、そういえばはやせっちの代役が誰かクレジットみるの忘れてた。しかしリョーコの親友(名前ど忘れ)はなんでウシオじゃなくてハヤセに抱きついてたんだ?

泣いた。泣いてないけど心が泣いた。そのシズノ先輩の影の薄さに。汚染寝返りAIにあっさり正体ばらされちゃってるwww もう最終回まで報われなさMAXなのはほぼ確定事項に思えて、なにかが俺の中で音を立てて終了した。伝説級の当て馬ヒロイン、ここに爆誕。リョーコに「ここで待っていて」と優しく微笑んでいたことからして、キョウの身代わり行動を取るのは確実に思えます。…あ、でも生身でないとだめなのか。ちょっと最後まで設定を追いきれてないきらいが自分の理解度から感じられるなあ。

…まあ、セレブラントの中だけで決戦を終わらせたら、世界観が狭いままという判断もうなずけるんですが、前半で設定説明に尺を取られた関係で脇キャラを立てるのにややもたついたんじゃないかなあと。個人的には、それよりかはキョウとリョーコ、シズノの間の三角関係をもっとみっちり味わいたかったので候。ともあれ最終回を正座して待つ。
posted by 三和土 at 23:38| Comment(2) | TrackBack(0) | アニメ/TV番組感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

BLOOD+#50(終)「ナンクルナイサ」

爆笑した! 俺はハジで爆笑したぞ!! ナンクルナイサ!!!!!

もう観ている間中、口の形が「あー(ひどい)あー(これはひどい)」に開きっぱなし。

見通した! 俺は初めて魔の枠土6を見通したぞ!! 竹田PDばんじゃーい。

いま私は不思議な達成感に包まれています。それにしても、よくぞ4クールの初めまで信じきっていたものよ… 中盤は持ち直したと思ったんだけどなあ。でも結局足踏みしたあげく、後戻りしちゃったんだよね… 「もうあなたと話す言葉はない」ですよ、まったく。終わってもちっとも話が終わった感じしないし。…問題はとりあえず先送り、がテーマなのか?
 
「噛み切ってやろうか」じゃなくて「髪切ってやろうか」かよ! ナンクルナイサイントネーションおかしいよナンクルナイサ。

しかし惜しい作品でしたよ。設定はよかった。それなのに構成や脚本、演出が拙すぎた。惜しい作品でした… もっと魅惑されたかったですよ。それができる可能性ははらんでたんですよ、この作品は。

あ、ラストカットってもしかしてシュマッカー監督版「オペラ座の怪人」の剽窃じゃね?
posted by 三和土 at 21:22| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ/TV番組感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月22日

牙#25/イノセント・ヴィーナス#7

天誅マスィーンになったノアだがゼッドとの友情は変わらない:たぶん。しかしロイアの鬱々ひっぱりすぎててうぜぇぇえええ。その反動でミッキーが10倍かわいくみえた。しかしネオトピアにおけるメガネ率の高さが気になる。いいんちょみたいな子とノアっぽの眼鏡フレームはほぼ同じということは、あれは官給品か? ところで今週はけっこう作画良かったです。バトルないのが残念だったけど。

丈がようやく「もう俺を無視するのはやめろ」と動いた:でもやっぱり仁は無視してあやうくつかみ合いになりかかったが、沙那が倒れたのでそこでうやむやに。にしても、港のみえる公園で死に装束のパイレーツと変装した女エージェントが再会するという超シチュエーションやら、なぜかヘリがホバリングする音に気付かず沙那をさらわれるという不思議なうっかりぶりやら、ケーブルに繋がれたリキで次週への引きとするというアナクロ手法やら、段々ローテンションなギャグアニメにみえてきた。どうしたものかな。
posted by 三和土 at 02:22| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ/TV番組感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

しばわんこ(かかしさんにお茶編)/NANA#23

しばわんこというかゆるナビ感想:席を外してる間に終わってたス しばわんがかかしに静々とお茶差し出してたカットだけ見た。金曜夜の放送見るか… ところで今月のゆるナビのコラムニストは癒し系女優として名を馳せた井川遥氏だったんだけど、今週は最終回ということで語りの割合が多く、まさしくコラムニストという感じでした。舞台での演出家との打ち合わせの中で発見があったと話す彼女の語彙、なかなかに豊かで好感度が上がった。あと「さようならの風景」では今年訃報が伝えられたばかりの米原万里氏が鎌倉に建てた家を紹介。ご自身で設計図をひいたというそのモダンでありながら親しみやすいこざっぱりとしたお屋敷は、実に住みやすそうでため息が出た。犬や猫たちのためにと思われる広々とした芝生の前庭がまたすばらしい。この家で、逝去する一カ月前まで執筆を続けていたという米原氏。つねに前向きであるまま死ぬということが、可能な人もたしかにいるのだと教えられるようでした。

NANA:先週のナナのガクブルのわけがちゃんと説明されててスッキリした。彼女、弱気をみせるときは化粧を落とした顔なのかな? しかしどいつもこいつも奈々を犬扱いしすぎ(笑) 特にシンはタクミより冷めてて怖ぇーよー
posted by 三和土 at 01:29| Comment(2) | TrackBack(0) | アニメ/TV番組感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月21日

ゼーガペイン#24「光の一滴(ひとしずく)」

ラス前らしく盛り上がりは維持されております。

シマの“戦死”とルーシェンの“告白”。どちらも、そうであってそうでないニュアンスの複雑さといいますか。特に後者は、自分が同性愛者であるとカミングアウトしたとも(私はそう受け止める方が感動が大きいと思うのですが)、恋愛感情ではなくキョウへの憧れが前向きに昇華されたとも取れるのが面白いですね。…でももしあそこでデータ消滅してしまってたら、キョウとの一体感(いやあんたが一緒に闘ってるのはうしろにいる子…)に浸るルーシェンに付き合わされたメイウーが可哀想すぎるけど。

キャラクター作画監督は牧孝雄氏。要所要所でジブリ的なこまやかな仕草が見られて眼福でした。一番はシマにねぎらわれてクロシオやイリエが感極まるところから始まる一連の愁嘆場。ここはBGM選曲もすごく良かった。ルーシェンのキョウの頬へのキスも、やわらかい感触が伝わるようで品良くエロチックでした。

で、ネコ兼シマ兼のヅラじゃない桂だみたいな人。あんな格好までして気分出しにこだわる人だなあ。見せたかった花(雪割草?エーデルワイス?)を本当に見せるだけで終わるとはポエマーにもほどがある(笑) まさかもう出てこないの…?
posted by 三和土 at 00:29| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ/TV番組感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月20日

チャングムの夢#15/銀魂#23/スパイダー#24/妖逆門#25

チャングム:あれ、ジョンホがどうやって海中から生還したかについてはスルーなのね。いわゆる完璧超人設定か… 今回は自分の料理の薬効を確認するまでは海賊のアジトから絶対に離れませんといいつのるチャングムがすごかった。彼女の方こそ医者にかかるべきかもしれぬ。次週からは宮廷編に戻りまする。

銀魂:原作の時にもおもったけど、せっかくの旅行編なんだからもっと珍道中描写が見たかったと思う。あと坂本のキャラはどうしてああ薄いというか弱いんだろう。陸奥が男っぽい性格の美少女という属性振りの意図もよくわからない。

蜘蛛:おお、なんだかこの作品で初めてみたよ。谷間のある女性キャラ。

妖逆門:重馬が落ち込んではちょっと持ち直し、それが何度もくりかえされる様がすばらしかった。しかも次回にも引っ張るのかよ!! 兄さんしつけぇええええ。しかしアヤカシたちのデザイン気色悪いなあ。ここまで徹底して気色悪いとかえってワクワクしてくる。今回は重馬がコレクションを自慢するという趣向もあったんでいっぱいワクワクというかゾクゾクできた。あと、きみどりと話していた鬼仮面くんが無言のままスッと三志郎に助太刀するために歩いていくカットの演出が冴えてました。

posted by 三和土 at 18:36| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ/TV番組感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月19日

『アニメ調査室(仮)準備中』さんの2006夏期終番調査への回答エントリです

こちらで開催中。以下回答分となります。

2006夏期終了アニメ調査

01 MAJOR 2nd season,x
02 THE FROGMAN SHOW,x
03 Fate/stay night,x
04 蟲師(BSフジ分),B
05 女子高生 GIRL'S-HIGH,x
06 錬金3級 まじかる?ぽか〜ん,x
07 魔界戦記ディスガイア,x
08 プリンセス・プリンセス,x
09 獣王星,B
10 リングにかけろ1 日米決戦編,x
11 シュガシュガルーン,x
12 学園ヘブン(AT-X),x
13 Soul Link,x
14 吉永さん家のガーゴイル,x
15 夢使い,D
16 BLACK LAGOON,F
17 RAY THE ANIMATION,D
18 西の善き魔女 Astraea Testament,x
19 ひまわりっ!,x
20 涼宮ハルヒの憂鬱,x
21 銀牙伝説ウィード,x
22 かりん,x

(もしも回答方法や内容に不手際がありましたら、コメント欄にてご指摘おねがいします)
posted by 三和土 at 00:22| Comment(2) | TrackBack(1) | 閑話雑記/更新情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月18日

「シュヴァリエ」劇中年にまつわる考察

「シュヴァリエ」は“時代もの”というカテゴリーにあてはまる作品ですが、『史実と虚構が入り交じる』という番組宣伝ナレーションが語っているように大胆にパラレル構成された側面も色濃く持っています。

とはいえ、大体の年代を仮定しないまま見ていると、どのキャラクターが史実に忠実に設定され、だれがアレンジを加えられて配置されているのかが混乱するようになりがちです。よってあえて劇中年を絞ってみると、

まず主人公デオンが仕える現王のルイ15世の在位は1715年から1774年。その孫であるオーギュストが生まれた年は1754年で、彼は劇中では10歳前にみえることから、ここに劇中年を1760年と仮定してみます(ルイがつくらせた機密局の創設年が1755年ということからも妥当なはず)。

そうすると1728年生まれとされるデオンの年齢は32歳。うーん、アニメの主人公設定としてもキャラクター設定との乖離からも少々不自然な数字。となるとここからして既に、史実とのズレが生まれていることになりますね。つまり「シュヴァリエ」におけるデオン・ド・ボーモンは史実の『女装の騎士』より10年は若いという設定かと。

さて他のキャラたちの劇中年齢はというと、ルイ15世:50歳、王妃マリー:57歳。うーん……うーん……駄目だな(笑) こりゃむしろ機密局の創設年をずらす方が話がはやいのかも。というわけで仮定幅を1750年から1760年と拡大

しかしここで大きな課題が。キャラクターデザインでは若々しい顔を見せているルイ15世最愛王、しかしオーギュストを「息子」と翻案してもらえばよかったのに、史実に則して「孫」と設定されてしまっている。となると、20歳のときに息子が生まれたとして、その息子がまた20歳ぐらいで子を成したとして、オーギュストはすくなくとも6歳には見えるし、ということで最愛王の年齢はどうも45以上には下げられそうもない。そんなわけで再び仮定幅を絞って、とりあえず1755年に仮定してしまっていいのではないだろうか。

結論:思ってた以上に史実部分に対しての虚構割合が大きい。これは歴史ものにカテゴライズしたらはっきり不正確かも。そして劇中年はおおよそ1755年。そこから導き出される設定年齢はルイ15世:45歳、王妃:52歳、公妾ポンパドール:34歳。この三人は史実の生誕年をそのまま使用と考えた。

ここまではまあいい(とはいえキャラクターデザインよりやはり老けた数字だけど。当時は貴族は平民より若々しくみえただろうという主観補正も可能だし)。しかしここでオーギュスト(後のルイ16世)の問題がまたまた浮上。史実通りに計算すると彼は1歳となってしまう。とすると、彼の生誕年もまたデオン同様操作されたとするべきで、デオンの年齢を史実より5年若い22歳として、オーギュストの生誕年は逆に5年早めて現在齢を6歳とする。

さて劇中では最愛王の叔父として登場するオルレアン公のことだけど、第三ブルボン・オルレアン家の4代目当主であるルイ・フィリップだということは、番組エンディング映像で表示された生没年から判別できる。生誕年はマリー王妃と同じ1703年ということで、年齢は甥である最愛王とわずか7歳違いの52歳。なのはいいとして、家系図をみる限りでは遠縁の親戚という感じで、ルイ15世の叔父だというのはアレンジされた虚構ということになるみたい。

で、はちゃめちゃが過ぎるマクシミリアン・ロベスピエールの設定についての考察は割愛(笑) だって少年時代にルイ16世の前でラテン語朗読したという人物が、ルイ15世のもとで幼年期をおくっているオーギュストよりとっくに長じてるんだからほんとわけわかんないですよぅ。

結論の結論:「シュヴァリエ」において史実とのすりあわせ考察はあまり意味を為さない。あまり考えすぎることなく楽しむのが吉とみた。
posted by 三和土 at 11:29| Comment(2) | TrackBack(0) | アニメ/TV番組感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月17日

シュヴァリエ#5、ケモノヅメ#6

「パレ・ロワイヤル」:フランス革命前には、パリとヴェルサイユふたつの中心地があったんですね。日本史でいえば京都と東京みたいな関係なのかしらん。で、今回は最愛王自らパリに君臨する叔父(史実だとこの時代のオルレアン公はルイの弟だったような。あとオーギュストが劇中では孫なのか子なのかもよく分からない)の元へ出向いて太めの釘を刺すというお話。そしてデオンはアンナとのデートも途中で抜け出しになるわ、重要参考人のボロンゾフのロシアへの出航も取り逃がすわで相変わらずヘタレっ子。おねえちゃんが草葉の蔭で歯噛みしてそうです。作画は前回あたりからだいぶ微妙ラインに突入。ただし動画に適切な配慮が回っているようで、原画の粗さは人物の仕草のこまやかさにてフォローできているかも。あと初登場のロベスピエールタソが期待通りの白皙の美形だったんでそれだけで満足。クレジットが『マクシミリアン』ということは史実の独裁恐怖政治革命家とはやや距離を置いてぼやかしたい意図があるのかも。あとあいかわらず脇キャラへの演出も手を抜いておらず、中でもボロンゾフを港まで送った辻馬車の御者のおっさんの口数の多さや馬への愛着ぶりがいい感じでした。…んー、でもリアリティには欠けるっちゃあ欠ける気もしてきた。あくまで即席コメディリリーフということか。

「辛口バースディ」:やっと気付いたんだけど、サブタイトルはすべて味覚に関係するもの。俊彦と由香サイドになるとストーリー進度がややもたつくのはなんでなんだろ。今回味方につけた巨人探偵(窓からのぞいてるとこ怖っ)はクライマックスでなにかしらの重要な役目を負うということなのかしらん。しかし俊彦にオムツをプレゼントした由香は一体何が言いたかったんだろう… あと火葬場の廃墟で燃やされかかったところ本当にこわすぎますから〜
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2006年09月16日

BLOOD+#49「二人の女王」

最初によかったところをほめておきたいけど、ディーヴァと小夜のラストバトルは良いコンテ/演出/作画でした。特にBGM選曲が最高でした。

でも、ネイサンが結局何者で、何を考えていたかはっきりと分からないままに自ら死を望む展開と、急に手のひら返したようにディーヴァの死を食い止めようとした小夜の描写には全然納得できない。説明不足であり、演出の積み重ね不足が露呈したそれぞれ一例でありました。

うーんと、全体的にただよう雰囲気は、打ち切られ間近な週刊誌漫画。巻末近くにひっそり載ってる。…ほんとこの一年、なんだったんだろうねと見当違いな方向にしみじみしてしまった、ラス前でありました。

次回、伝説のウチナンチュ戦士がとうとう目覚める…!! (嘘予告。だけど双児の運命を救うにはカイにデウス・エクス・マキナをやらせるしかないよな)

ところで近年稀な勢いで小物キャラ化したアンシェルの翼手スタイルは、ドラゴンボールに出ていたキャラを思わせる… ああいうのいたよね? 太った恐竜みたいで口から怪気炎吐くの。
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2006年09月15日

牙#24/イノセント・ヴィーナス#6

「幸せの黄色いシャード」:まあメイドたちが執拗に「幸せになりたい」と願っていたのも、おそらくは本作のテーマである“人は自分の欲望といかに向き合うか”という命題に通ずる…ていうか単純に退屈な出来で、最近ほんとに見るのかったるいです。

「暴走」:予告映像で危なそうだったリキは死ななかったが、出る作品を間違えたようなベタ若衆YAKUZA金田くんはあっさり死んだ。作画はあまり良いともいえないけど、アクション動画にはちょこちょこと目をひくものがあり、特に青狼の出るシーンには外れがなかったような。しかし話進まねえ。ここまでの内容なら、4週あれば描けてたんじゃないかなと思ってしまう。あと主役三人に感情移入できないのつらいねえ。ごらや虎二(急に熱血漢な側面を見せていたのには笑ったけど)の方がまだしも。
posted by 三和土 at 22:54| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ/TV番組感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月14日

NANA#22/しばわんこ(秋の七草編)

NANA:タクミの本性があらわに。うーん、奈々のメンタルが比較的安定したのを描写した直後だっただけにけっこう効いた。うまいな。というか、身持ちのあまりよくない娘が主人公というのが、ここ十数年ぜんぜん少女漫画読んでない身には新鮮だわ。だって先週の総集編でも、幸子の方がよっぽど従来像のヒロインとして見えていたもん。新OP(EDはこの前変わったばかりだから変わらないのね)は、見上げる姿ばかりが印象に残っていた奈々もようやくナナと肩を並んだ印象が。冒頭の水に沈むナナの動きがすばらしいなあ。曲も、OLIVIAの表現力はなかなかだと思うんでけっこう気に入ったかも。

しばわん:七草を紹介する実写映像素材がきれいだったなあ。特に晴天のもといっせいにそよぐススキ。全然関係ないけど、前の時間枠にやってる「あの歌がきこえる」が趣向変更されてて、その回のエピソード提供した視聴者と担当した漫画家との顔出し紹介やるようになったみたいで、前よりかは違和感というか唐突さがなくなった感じ。
posted by 三和土 at 00:25| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ/TV番組感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月13日

銀魂#22/スパイダー#23/妖逆門#24

さっちゃんが降ってきた:作画はともかく(でもキレのいい箇所もちらほらあった。スタッフの士気は依然高めに思う)ネタの繋ぎぶりがいまひとつ。でも逆にいえば、今回ぐらいでコメディアニメ一般の平均レベルかなとも思う。個人的には、さっちゃんを邪慳に扱いながらも段々その気(婿入り)になっていく銀さんのおっさん臭さが印象に残りました。始末屋仲間の二人は三田村邦彦と村上弘明がモデルで合ってるかな。京本政樹もあの頃なかなかかっこよかったけど、でも脇役の顔モデルにするにはアク強すぎかなとか(笑)

恐怖!! 千葉繁が一人四役する虫家族:妻ともなるとやや厳しかったけど、息子ふたりの演じ分けは上手かったです。ちゃんとかわいらしいし。設定開陳が進んだのか全然進んでないのか微妙なインセクター帝国エピでしたが、アクーネに仮面プレイ強いるバグースの真剣ぶりがやっぱりアホ可愛かったんで結果オーライだぜ。

ごめんなあわるいにいさんでごめんなあっておまえはメール初心者かあさんガイドラインか:岩田光央演技による重馬にいさんのいやらしい性格が輝きまくる。ブレイク直前の頃の佐野史郎に匹敵する陰湿ぶり。ところで先週見逃したけど、要は雷信とかがりが護っていた村も結局その後おそわれみんな札にされちゃったということと、とにかくミツキは実にエロいと。華院四兄弟の年齢を予想すると、重馬(16)-要(12)-いらか(11)-ミツキ(10) という感じか。いらかの巨体は小学生じゃねーだろとか年子が三年続くのはおかあさんきつすぎとかツッコミ無用。んでもってミツキと重馬の関係性はかなりリアリティあったと思う。肉親への信頼と怯懦がいりまじった感情から自由になるのは、外部からみるよりずっと時間と決意が必要。
posted by 三和土 at 18:28| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ/TV番組感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月11日

ケモノヅメ#5「女の隠し味」

他の幹部候補2人に比べて世間知に乏しい梅田(アンドロ梅田の影響からアフロヘアの方かとばかり思っていたが、マッドハウスはタツノコ分派じゃないので違ったのだった)が、突然の一馬からの指名(「梅田も大丈夫だよな?」って台詞、状況的にリアルですごい印象に残った)に戸惑いつつ、一時金も入ったしなんか気持ちモヤモヤしてるし、仲間の置いてったスポーツ紙に可愛い風俗嬢の顔写真載ってたし…と歌舞伎町にくりだす端緒から、純粋ゆえに盲目な恋情の行く末までといった流れが説得力抜群。今回はやたら笑えた(特に一馬の熱のこもった組織改革演説に反応薄かったところ)し、なによりシリーズ中盤に入っても衰えをみせないクオリティに驚嘆。贈り物のペンダントを付けた(源氏名)姫子に顔を寄せられてうっとりする梅田という同じカットを二度使った効果なんて痺れました。あと梅田の獅子奮闘ぶりのアクション描写は今まで一番かっこよかったと思う(というかバスタースーツ改のもろさにも笑ったなあ)。

今回ひさしぶりに目立った利江だけど、そのまっとうさが十蔵の隠し部屋(狭さが絶妙でいいなあ)で知った秘密以降も保たれるのかが一馬の体の変調(上月一族の金髪は天然なのか!!)ともども気になる。

それにしても主人公カップルのアホアホぶりってば。どうも食人鬼には格別な魅力が備わるみたいなのな。…単に俊彦が特別好色なだけかもしれんけど(笑)
posted by 三和土 at 17:41| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ/TV番組感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月10日

シュヴァリエ#4「革命の信徒」

何が一番すばらしいって、名前の付いたキャラ全員に好感を持てる要素がある点。それを名付けるとすれば、やはり「信念」が最も近いでしょうか。あえて汚れ役を引き受けて新時代を渇望する第三身分(wikiでフランス革命勉強したところだったんで、さっそく出てきたこの単語にはニヤリ)出身のカロンにしても、ブルジョアジー家庭に生まれ女性には類い稀なインテリジェンスを身に付けて因習を超える未来図を空中に描くポンパドゥール夫人にしても、すくなくともそれぞれの希望についてだけは純粋。やり方はどうであれ。そういった描写を受けて、クライマックスでのデオンの逡巡があるのであり、オーソドックスとさえ言える演出傾向は実は往年のハウス名作劇場に通じるものがあるではと今回は感じました。

あと感心したのはさまよえる霊魂は大体が悲憤にかられている(から器として依り代となるのは供養でもある)ものだとする作品見解の早い時期での表明ね。しかもそれを年少者のロビンに言わせるところがまたグッとくる。それに耳を貸せるデオンにもね。剣をふるい、また時に姉の魂の器となって自我を一時的に放棄する名分を主人公キャラに呑み込ませつつある流れは、自然です。

しかし先生は急にキャラ変わってねーか(笑) ジョッキ飲み干した時の劇画調の目元の影笑った。
posted by 三和土 at 05:03| Comment(2) | TrackBack(0) | アニメ/TV番組感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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