とりあえず先生は、デュランとデオンを相部屋にしないように気を回してください。それともわざとやっているのか? その煽りは洒落になりますぇん。大分よろめいてきてるよ、デュラン。やばい、やばいよ。というかマクシミリアンのデオン=リア誘惑展開のさわりきたよ。予想外に早くてうれしい。
マクシミリアンがかつてはお小姓っぽい境遇だったかもと想像させられる頬なでまわしシーンは、表情が平坦すぎるのが惜しかった。カリオストロ(奥さんがローティーンでしかも作品一のエロキャラという最強キャラだお)やロビンの表情が剽軽に動くよい作画回だっただけに、少しは表情筋の芝居が見たかったわ。この作品にキャラ萌えラインは似合いませんよ。お人形ではなく人間を模したキャラクターが見たいです。(まあそこまで言わんなんほど味気ないわけじゃないんだけど。いつのまにかほどかれたのど元のタイとか、萌えましたよ、ええ)
ロシア編ではぼやけていたデオンの心情表現が、このイギリス編(涼風真世さんの演技は「雪の女王」の時とは別ラインで自然な感じでしたよ)においては冒頭からしっかり焦点があてられており期待がいやまします。マクシミリアンとの接触により、リアの霊との融合の強まり、および王への忠誠のゆらぎにデオンの精神も変調が激しくなっていくようだけど、宮廷策謀劇と並行してこちらの感情ドラマも楽しめたらいいですよね。