2007年01月05日

コードギアス#8「黒の騎士団」

リゾートホテル占拠事件をスプリングボードとして、ゼロは『正義の味方』である「黒の騎士団」が脱テロリスト化したイメージ付けを、メディア上でほどこす。今回も隙がないのに視聴者を突き放していないという絶妙な出来で、感想の言い様もないくらいだ。強いていえば、ホテル客が突き落とされるところでのスザクの叫びがくどすぎてクサかった。

しかし展開テンポが速い。すこしはリゾート気分もあるのかと思いきや、シャーリーたち三人は今回は完全に冷や飯喰らい役でしたね。でもそれは、冒頭でのゲットー住民たちの貧しく暗い暮らしぶりの描写挿入で予見されたことでもあるわけで。そのあざとさと、サクサクとしたギミック描写の娯楽性とのミキシングの妙が一際感じられた回でありました。竹田PDも谷口監督も、前にも言ってると思うけど私はあまりどちらの作品も好きでなかったんだけど本作は素直に引き込まれてしまっている。双方の要素が相殺しあいながらも同時に相乗効果が起こっている。軽く、奇跡なんじゃないかこれは(笑)

なお、アニマックス次回は#9「リフレイン」。地上波では放映された総集編が飛ばされるってほんとだったんですね。
posted by 三和土 at 09:34| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ/TV番組感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする