2007年01月10日

(2007冬:新)「レ・ミゼラブル 少女コゼット」

渡辺はじめキャラの顔つきが温和でツルッとした質感と、脇を固める吉松孝博キャラのコクのある立体感との区別が、面白いぐらいに付くな。前者ばかりだとそれこそ萌えアニメ風で固まるきらいが見えるので、吉松デザインの投入は結果オーライ的に救われてるかも。

筋運びとしてはまあ昔年の名作劇場踏襲かなと思われる中、世知辛い描写面においては温度のこもった共感を狙うよりも“まあこういう時代もあったみたいよ”的な距離感がみえるのは、今の時代性ゆえか。一般受けを狙うには妥当ともいえる。

しかし斉藤由貴の歌うテーマ曲にはきついものがあるなぁ。歌詞もベタベタやー

コゼットがかわいいんで、成長ぶりこそ気になるけど継続視聴する自信はあまりないです。
posted by 三和土 at 19:35| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ/TV番組感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

『アニメ調査室(仮)準備中』さんによる「第3回2007冬調査」への回答エントリ

こちらで開催中。以下回答分となります。


2007冬(2006/10-12月期終了アニメ)調査

01,009-1,A
02,働きマン,Z
03,ケモノヅメ,S
04,はぴねす!,Z
05,僕等がいた,X
06,バーテンダー,F
07,N・H・Kにようこそ,Z
08,HANOKA〜葉ノ香〜,Z
09,あさっての方向。,x
10,ちょこッとSister,Z
11,銀色のオリンシス,Z
12,NIGHT HEAD GENESIS,F
13,少女チャングムの夢,D
14,ProjectBLUE 地球SOS,F
15,BLACK BLOOD BROTHERS,F
16,くじびきアンバランス,X
17,Funny Pets 2ndシーズン,Z
18,イノセント・ヴィーナス,C
19,魔法食堂チャラポンタン,x
20,らぶドル 〜Lovely Idol〜,Z
21,乙女はお姉さまに恋してる,X
22,ギャラクシーエンジェる〜ん,Z
23,ザ・サード 〜蒼い瞳の少女〜,F
24,爆球Hit!クラッシュビーダマン,x
25,ツバサ・クロニクル 第2シリーズ,F
26,BLACK LAGOON The Second Barrage,F
27,Gift 〜ギフト〜 eternal rainbow,x
28,砂沙美☆魔法少女クラブ シーズン2,x
29,ワンワンセレプー それゆけ!徹之進,Z
30,増田こうすけ劇場 ギャグマンガ日和 2,F
31,夜明け前より瑠璃色な -Crescent Love-,x
32,マージナルプリンス 〜月桂樹の王子達〜,x

以下注意
33,ウサハナ(キティズパラダイスPLUS内),Z
34,けろけろけろっぴ(キティズパラダイスPLUS内),Z

上記2作品は終了が確認できておりませんが、
終了の可能性があります
ご覧になっている方は、終了していた場合のみ
評価をお付け下さい

{追加評価}(自由記入、過去参加者のみ) なし

{総評、寸評など} 「009-1」は予算的には決して恵まれてはいないだろうと想像される中、企画性の確かさとスタッフの熱意が石森原作を見事に現代に生き返らせている点にまず感動しました。
「ケモノヅメ」はすべてにおいて文句なし。客観的にも主観的にもてらいなく絶賛できる作品なので、感想率調査において初めて最高ランクをポイントします。
「チャングムの夢」は作画の安定ぶりと時折光る演出の盛り上がりにかつての純韓国産アニメとくらべて格段のレベル底上げを見たものの、最終的にはシリーズ構成の腰の定まらなさぶりがあまり評価できませんでした。
「イノセント・ヴィーナス」はミリタリー描写やメカニック設定に怪しい点が多かったのが痛かったものの、キャラクターの心理ドラマとして見ればまずます。


以上です。
posted by 三和土 at 19:16| Comment(6) | TrackBack(1) | 閑話雑記/更新情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

009-1#12(終)「夜明け」

大西信介氏がメインライターとなっている作品の特徴として、世界のバランスが崩れる危機という大きな(状況という名の)フレームが、主人公が自分の精神内で起こった再構成に一区切り付けるというパーソナルなそれに終盤ですりかわって(あえて悪い言葉でいえば)なにやら有耶無耶な気分の視聴後感が与えられているというのがあると考えられるけど、本作は60年代懐古趣味というさらに大きなフレームが非常に機能していたために、石森作品の時代がかった虚無的なテイストを活かしながらも、主人公ミレーヌの主義主張では動かない現代人に通じる一種ドライなキャラクター性に立体性を付加することに成功して、最終的に一本筋を通すことができているのではないかと。

ってなんだこの超長いセンテンスは!! 全然ねらってないのにどうしよう(笑)

私はとても好きになりましたね、この終わり方で。ミレーヌの職業人生にも、延々と続く世界の冷戦構造にもなんら表立った変化はないまま(蛇足ながら続編も作れそうな感じで)、けれどミレーヌや世界の『弱者』たちに夜明けを見る可能性を再確認させての終幕。

“自由とは与えられた状況に価値があるのでなく自身で選ぶこと自体に意味がある”という古いテーゼを仕立てなおすことで、シリーズに決着を付けたのだと思います。…その「自由」のために弟が無念の死を遂げる様を目の当たりにすることになったのは悲劇としかいいようがないけど。ただ、そんな重ささえ受け止めて日常に戻れるミレーヌは強いと思うし、そんなアイロニーに耐えつづけようとする彼女には共感すら抱きました。真のハードボイルドとは、割り切れるかっこいいものではないよね。
posted by 三和土 at 18:39| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ/TV番組感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

銀魂#36/009-1#11

みんなで幸せになるっていってたけど、その直前に説明してたラッキーゲット・ヒエラルキーとめっさ矛盾してるよね:孤独でなおかつ焦った人間を引っ掛けるのに理屈なんざいらないという事か。私も引っかかりそうになったことが2、3回憶えあるなあ。でも、絶対的に出せる金なんてそもそもないも同然だから引っかかり様ないんだけどねー まあそういう宗教やらキャッチセールスに騙されやすい精神状態って誰しもがなる可能性を持っているということが言いたいわけです。って感想前説長っ 今回はアバンからしてお妙さんのキャラが活きてましたね。側面の岸へ蹴り出す身投げ救出法は思考の盲点でした(笑) あと銀さんのサラッサラヘアーは今みると平子@鰤みてぇwww 服部はまるで今回限りのモブキャラみたいな扱いだったのが面白いですね。次回ですぐにフォローされるだけに。しかし初登場で尻の穴まわりしか語らない藤原啓治キャラってのもなんかすごい…

「脱出」:ミレーヌが子供たちを置いて逃げなかった理由はセリフで語られることはなかったけど、これまでのエピソードの積み重ねによってニュアンスで伝わるようになってると思う。ただ惜しむらくはここにきてキーキャラとなるロキの影が薄すぎるということかな。まあ全12話という短さではしょうがないとも見受けますが。今回はひさしぶりにミレーヌの軽やかにして力強い体術があって嬉しい。眼鏡とかつらを振り捨てるさりげない身ぶりがかっこいいですね。
posted by 三和土 at 17:25| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ/TV番組感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする