2007年02月20日

デルトラ#6/コゼット#7

ジャスミン入浴回:全員がしつこく勧めざるを得ないほど臭ってたって事かもしれぬ。しかし作画微妙回でした。とはいっても同作品内比較のレベルな話ですが。松坂作監回はおっさんの顔とアクションが良い…という印象を持ってたのですが。というかそもそもアクションがほぼまったく無い回。マナスくんの属するララト族はホビットに近い感じかな。気弱い表情とパンクな顔色にモヒカンというミスマッチがいたいけなので、ナレーションの人は彼を「ララト族の男マナス」なんてそっけない言い方するのはやめていただきたい。せめて「ララト族の少年マナス」でよろしく。もう出ないのかも知らんが。

コゼット魔性最強伝説:おま、何人の男を一瞬でとりこにすれば気がすむんだよ!! エポニーヌの気持ちが分かろうとせずともなんだか分かる気してきたよこれ。エポニーヌもかわいいんだよ、十分。片田舎では目立つレベル。でもコゼットの器量はまさしく魔性なのです。天使のようにきよらかな外面と、計算せずとも策略が自然と湧き出る一種肚黒さとの合わせ技。そのはかなげでいてたくましい風情に、老いも若きも異性は惹きつけられ、今回の旅客のようにお菓子や絵はがきをついつい振る舞ってしまうのでした。嗚呼ファンティーヌにもそういった部分が備わっていれば… コゼットの性格は、きっと父親の方により似たのでしょうね。で、ファンティーヌの要領の悪さには確かにツッコミを入れたくなる面もあるのだけど、あの時代にうら若い未婚の母がいかにプレッシャーを受けていたかを加味すれば少々それも忍びない。キリスト教の圧迫をもっと描いておけば…というわけにもいかない事情もあるのだろうけど。しかし今回いよいよ宿無しになっちゃったよ。隣室の老婆(大家じゃなかったのね)に泣きついてしばらく泊まらしてもらえばよかったのに… ファンティーヌ、どこまでも不器用な女よ。
posted by 三和土 at 23:57| Comment(3) | TrackBack(0) | アニメ/TV番組感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする