ゴニンジャーと長屋のエリザベス:めずらしい団体戦エピソードなんで、前後編でくるかと思ってたら先週予告で流れたエリー誘拐事件の発端は今回重ねて流されず、いきなり忍者特訓からなのね。しかし下ネタが段々ストレートになってきてるのは低年齢層をさらに引き込む余裕が出てきたということだろうか。あと今回、松になりきった桂にツッコむ銀さんの声が完全に裏返ってるというやけに分かりやすい演出があったのが印象に残った。あ、アクションでは特に銀VS全蔵のタイマンが。両者の反応速度や筋肉運動の微妙な違いに感心した。
2007年02月28日
コードギアス#16/銀魂#44
「囚われのナナリー」:二転三転する後半の展開が面白かった。作画が持ち直したせいか演出も持ち直したように感じられたし。スザクが自己破壊指向を持っているというマオの指摘は本当だと思うけど『死にたがり』とまでいうのは悪意にすぎないように感じる。人間なら誰しも、自己保存本能と自罰傾向の二面性を持ってるものじゃないかなあ。だからスザッきゅんには、是非父親を殺してしまった枷を乗り越えてほしいんだ。ところで強引なのは別にそこだけじゃないけど、父親を刺してまで徹底抗戦を止めようとした過去のスザクの強い衝動を裏付けるためには、総理大臣の息子として有形無形のプレッシャーを受けていた描写が1カットでも必要だったかも。
ゴニンジャーと長屋のエリザベス:めずらしい団体戦エピソードなんで、前後編でくるかと思ってたら先週予告で流れたエリー誘拐事件の発端は今回重ねて流されず、いきなり忍者特訓からなのね。しかし下ネタが段々ストレートになってきてるのは低年齢層をさらに引き込む余裕が出てきたということだろうか。あと今回、松になりきった桂にツッコむ銀さんの声が完全に裏返ってるというやけに分かりやすい演出があったのが印象に残った。あ、アクションでは特に銀VS全蔵のタイマンが。両者の反応速度や筋肉運動の微妙な違いに感心した。
ゴニンジャーと長屋のエリザベス:めずらしい団体戦エピソードなんで、前後編でくるかと思ってたら先週予告で流れたエリー誘拐事件の発端は今回重ねて流されず、いきなり忍者特訓からなのね。しかし下ネタが段々ストレートになってきてるのは低年齢層をさらに引き込む余裕が出てきたということだろうか。あと今回、松になりきった桂にツッコむ銀さんの声が完全に裏返ってるというやけに分かりやすい演出があったのが印象に残った。あ、アクションでは特に銀VS全蔵のタイマンが。両者の反応速度や筋肉運動の微妙な違いに感心した。
シュヴァリエ#24(終)「言葉ありき」
表面上は淡々としながらも、地底を流れるマグマのごとく胸にゆっくりと熱いものが込み上げてくる。そんな渋いクライマックスを与えてもらいました。しみじみと味わえるエピローグでしたよ。実際の歴史とのズレも最後に帳尻が合ったように思うし。
・マクシミリアンはルイ15世で、ルイ15世はマクシミリアンで。つまりルイルイ、王族の子じゃなかったのねー しかもフランス人ですらなかったと。そのあたりもうちょっと具体的な説明ほしかった。しかしもしもマクシがそのまま王座に着いてたら、細面の文人王になってたのだろうなあ。でも縦ロールかつらは似合わなさそうでし。
・革命側に立ったロビン(カリオストロ夫妻と人民の前に立って演説する姿は盛り上がったけど、断頭台に掛けられていたあの頭は…やはり?)に対してデオン=リアはあくまで国王を護る。そしてそれは最愛王にとって結果的に非常につらいと。っていうかブロリーあれで死んでないのかよ! もうおまえが天下獲れよ(笑)
・デオン=リアの手を握るマクシミリアンの手。これはパト2や人狼でも見られた、プロダクションI.Gのお家芸・間接的エロス描写。今回も細妙な出来でした。あのふたり、身体的にはチッスもしてないんじゃないか。…で、異母兄妹だったという設定の意味がよく分からなかったんですが。
・ちょwwww わんわんサン・ジェルマンwwwwwww
・拮抗する魔力戦の最中で「おとこおんな!」と叫ぶロレンツィア。名台詞だわ。
・ロビンを見下ろして「王家の詩」を戻せと言い渡すデオン=リアの構図にはしびれた。渋すぎるクライマックスシーン。もう一足早くロビンが書を戻していればあるいは。しかし時間の砂は淡々と流れ落ちていた。
・剣や花はくずれほろびゆく。しかし歴史書に言葉は残る。「王家の詩」は「革命の詩」となった。定められた預言を垣間みる者はそこになぜか絶望ではなく希望をみる。大河の流れに乗る恐怖と悦び。傍観者となったデオン=リア、歴史を動かす者として名を変えたロビン=マクシミリアン。どちらの方がはたして寿福なのか?
・エピローグに流れるのは、第一話以来の壮大な印象のメインテーマ曲。一本の映画のような構成ですね。
全体的に満足ですが、「分かりにくい」という欠点があったことはやはり拭えない。詩人たちが口にする聖書のフレーズが長すぎて理解できないために戦闘シーンとして気分が盛り上がらなかったり、あともっと気になるのは最終話をみた後でもキーキャラクターであるマクシミリアンの謀り事の全貌がどうもつかめない。それと、淡々とした基調演出は良いとしても、その中にもう少しは起伏があったらさらに良かったと思います。メアリー=シャロットのような色気がメインキャラにもっと欲しかった。
それにしても、主人公はロビンやマクシミリアンの方だったのかもしれませんね。視ていてデオン=リアの忠誠の考えに同調しきれたとはどうも言えないし。
とはいえ、有料映画専門チャンネルであるWOWOWでしか成し得なかったいぶし銀の語り口と、プロダクションI.Gならではのリアルタッチの画面を最後まで大きく崩すことなく保たせたことは間違いなく賞賛に値します。楽しませていただきました。関係者の皆様には「お疲れさまでした」と言葉を贈らせていただきたく思います。
(追記):テーマをひとつみつけるとすれば、「歴史は護ろうとする者と超えようとする者、双方によって紡がれる」でしょうか(この事はOPで剣を交わすリアとデオンのカットでも表されているし、そもそもデオン=リアの融合自我のあり方そのものがモチーフとして示している)。デオン=リアはそれを悟ったゆえに国政に関わることが不能となった。真実を示してはいるけどやはりもの寂しいですね。私はそういう幕の下ろし方、好きですけど。
・マクシミリアンはルイ15世で、ルイ15世はマクシミリアンで。つまりルイルイ、王族の子じゃなかったのねー しかもフランス人ですらなかったと。そのあたりもうちょっと具体的な説明ほしかった。しかしもしもマクシがそのまま王座に着いてたら、細面の文人王になってたのだろうなあ。でも縦ロールかつらは似合わなさそうでし。
・革命側に立ったロビン(カリオストロ夫妻と人民の前に立って演説する姿は盛り上がったけど、断頭台に掛けられていたあの頭は…やはり?)に対してデオン=リアはあくまで国王を護る。そしてそれは最愛王にとって結果的に非常につらいと。っていうかブロリーあれで死んでないのかよ! もうおまえが天下獲れよ(笑)
・デオン=リアの手を握るマクシミリアンの手。これはパト2や人狼でも見られた、プロダクションI.Gのお家芸・間接的エロス描写。今回も細妙な出来でした。あのふたり、身体的にはチッスもしてないんじゃないか。…で、異母兄妹だったという設定の意味がよく分からなかったんですが。
・ちょwwww わんわんサン・ジェルマンwwwwwww
・拮抗する魔力戦の最中で「おとこおんな!」と叫ぶロレンツィア。名台詞だわ。
・ロビンを見下ろして「王家の詩」を戻せと言い渡すデオン=リアの構図にはしびれた。渋すぎるクライマックスシーン。もう一足早くロビンが書を戻していればあるいは。しかし時間の砂は淡々と流れ落ちていた。
・剣や花はくずれほろびゆく。しかし歴史書に言葉は残る。「王家の詩」は「革命の詩」となった。定められた預言を垣間みる者はそこになぜか絶望ではなく希望をみる。大河の流れに乗る恐怖と悦び。傍観者となったデオン=リア、歴史を動かす者として名を変えたロビン=マクシミリアン。どちらの方がはたして寿福なのか?
・エピローグに流れるのは、第一話以来の壮大な印象のメインテーマ曲。一本の映画のような構成ですね。
全体的に満足ですが、「分かりにくい」という欠点があったことはやはり拭えない。詩人たちが口にする聖書のフレーズが長すぎて理解できないために戦闘シーンとして気分が盛り上がらなかったり、あともっと気になるのは最終話をみた後でもキーキャラクターであるマクシミリアンの謀り事の全貌がどうもつかめない。それと、淡々とした基調演出は良いとしても、その中にもう少しは起伏があったらさらに良かったと思います。メアリー=シャロットのような色気がメインキャラにもっと欲しかった。
それにしても、主人公はロビンやマクシミリアンの方だったのかもしれませんね。視ていてデオン=リアの忠誠の考えに同調しきれたとはどうも言えないし。
とはいえ、有料映画専門チャンネルであるWOWOWでしか成し得なかったいぶし銀の語り口と、プロダクションI.Gならではのリアルタッチの画面を最後まで大きく崩すことなく保たせたことは間違いなく賞賛に値します。楽しませていただきました。関係者の皆様には「お疲れさまでした」と言葉を贈らせていただきたく思います。
(追記):テーマをひとつみつけるとすれば、「歴史は護ろうとする者と超えようとする者、双方によって紡がれる」でしょうか(この事はOPで剣を交わすリアとデオンのカットでも表されているし、そもそもデオン=リアの融合自我のあり方そのものがモチーフとして示している)。デオン=リアはそれを悟ったゆえに国政に関わることが不能となった。真実を示してはいるけどやはりもの寂しいですね。私はそういう幕の下ろし方、好きですけど。
続々・お知らせいろいろ
昨日は「妖逆門」と「D.Gray-man」の録画失敗しました…
続くときは続くんだよなあ。
まあ両方とも繋ぎ回っぽかったし、むしろ感想休めてラッキーだったかもしれませぬ。
続くときは続くんだよなあ。
まあ両方とも繋ぎ回っぽかったし、むしろ感想休めてラッキーだったかもしれませぬ。