しかしカヴ坊のいじらしさにはグッときたよ。シュシュとともに付いてきてアニメオリジナル色を強める展開になってもやはり破綻が出るかもしれないしね。ちょっと切ないけど別れはしょうがない。そして逆恨みの激しいエポニーヌ。彼女は結局コゼットの純心さをひがんでいるだけと決定的に明らかになった回でした。ただただ自分の欲のために他者を搾取するテナルディエやおかみよりかは、可愛げのある『悪』。それゆえによりストレートに、自分自身を蝕む予感のある敵意ではありますが… うーんやっぱり憎めないなあ、エポ子。
2007年04月02日
少女コゼット#13「ジャン・ヴァルジャンとコゼット」
抑えに抑えてヴァルジャン、強欲夫妻の足を掬う。今週もスカッとした。特に夜にふらっと出てって露店で人形を買ってくるシーンのあまりのグッジョブぶりには思わず笑いが。笑いといえばテナルディエとヴァルジャンが同じテーブルに座っているツーショットの違和感がなかなかシュールですてき。無駄に追求はせずにとにかくコゼットを手放させる必要があるためにあざとい描写になってないのが上品ですね。このあたりはユゴー作品の特徴なのかもしれないけど。
しかしカヴ坊のいじらしさにはグッときたよ。シュシュとともに付いてきてアニメオリジナル色を強める展開になってもやはり破綻が出るかもしれないしね。ちょっと切ないけど別れはしょうがない。そして逆恨みの激しいエポニーヌ。彼女は結局コゼットの純心さをひがんでいるだけと決定的に明らかになった回でした。ただただ自分の欲のために他者を搾取するテナルディエやおかみよりかは、可愛げのある『悪』。それゆえによりストレートに、自分自身を蝕む予感のある敵意ではありますが… うーんやっぱり憎めないなあ、エポ子。
しかしカヴ坊のいじらしさにはグッときたよ。シュシュとともに付いてきてアニメオリジナル色を強める展開になってもやはり破綻が出るかもしれないしね。ちょっと切ないけど別れはしょうがない。そして逆恨みの激しいエポニーヌ。彼女は結局コゼットの純心さをひがんでいるだけと決定的に明らかになった回でした。ただただ自分の欲のために他者を搾取するテナルディエやおかみよりかは、可愛げのある『悪』。それゆえによりストレートに、自分自身を蝕む予感のある敵意ではありますが… うーんやっぱり憎めないなあ、エポ子。
(2007春:新)「ゲゲゲの鬼太郎」
上顎の出っ張りを示す“ノ”な描線に原作リスペクトが感じられる。ディープな視点をライトな色使いで和らげる美術デザイン、あくまで調停者として人間と妖怪の中間にいる鬼太郎のつかみどころのなさとか、今回のシリーズコンセプトは好みかもしれない。しばらくは視続けるつもり。
怒った猫の剣呑さと普段の愛らしさの二面性が込められた猫娘は萌えキャラとして機能しそうだし、ねずみ男が小汚い(驚いた拍子に腿まで露出していたような。あの1m以内範囲に寄っただけでタムシが移りそうな不潔さが胆。ただし原作のインパクトはTV媒体では再現不可能)のもなかなか。一方アレンジがもっとも激しかったのは砂かけ婆ぁと子泣きじじい。あんたら付き合いの長い内縁の夫婦みたいやないですか。
ただ、初回から説教臭さがややあったのは少し不安要素かも。気弱な子にガキ大将ひっぱたかせるのは強引すぎる描写では。それと子供キャラでも「(いたずらで)ストレス解消だよ」ってさらりと言うのはいかにも時代風潮の反映って感じでしょうか。それはそれでいい方向に活かせそうだけど。
怒った猫の剣呑さと普段の愛らしさの二面性が込められた猫娘は萌えキャラとして機能しそうだし、ねずみ男が小汚い(驚いた拍子に腿まで露出していたような。あの1m以内範囲に寄っただけでタムシが移りそうな不潔さが胆。ただし原作のインパクトはTV媒体では再現不可能)のもなかなか。一方アレンジがもっとも激しかったのは砂かけ婆ぁと子泣きじじい。あんたら付き合いの長い内縁の夫婦みたいやないですか。
ただ、初回から説教臭さがややあったのは少し不安要素かも。気弱な子にガキ大将ひっぱたかせるのは強引すぎる描写では。それと子供キャラでも「(いたずらで)ストレス解消だよ」ってさらりと言うのはいかにも時代風潮の反映って感じでしょうか。それはそれでいい方向に活かせそうだけど。