2007年04月21日

東京魔人學園#14「墜ちる星」

仕上げのフィックス、っていうんでしたっけ。着彩のあとに効果を入れてから全体を馴染ませるという行程がどうも間に合ってないような… 画面が暗すぎるシーンがあったり色が浮いてるように感じる箇所が多かったりした印象。キャラ作画も今ひとつ。バランスが難しいと思われる京一や如月の顔つきで出来が分かりやすいなあ。チンピラ顔の中に端正さを、神経質さの中に憂いを見せてくれなきゃやだいやだぃ。

さて『外法編』エピローグにして七月から放送される『拳武編』(余談ながらクレジットが『挙式編』に見えて「ウェディング?」って思ったよ)へ繋げる幕間回。外法を用いたためにヒトとしての自我が消滅して異形の鬼と化した九角の因果応報とそれに引導を渡す魔人メンバーというプロットを軸にして、宿星から逃げない決意をした葵や幼少から叩き込まれた家命の呪縛からようやく解かれる如月、刻々とすすむ未来への流れに前向きに歩をすすめる仲間たち(いじめでつらい思いをした嵯峨野くんの扱いには好感が持てるねぃ)を描いている。敵の黒幕はいまだ見えないし、主人公である龍麻(EDラストカットのいちご牛乳をつくってくれたのは義母だったというのは意外。一般通例に則った事象よりも個別ケースにおける心情に重きをおいた本作らしい演出)の出自には謎もある。まだまだこれからといった余韻でした。1クール置いての再会が楽しみです。…あっ、そういえばマリィはどうなったんだろ…

ところでアニマックスの後番組と予告されている「009-1」はもしかしてBS-i版の素材が放映されるかも。なんだか横長サイズで番宣されてるんですよ。
posted by 三和土 at 05:41| Comment(2) | TrackBack(1) | アニメ/TV番組感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする