2007年05月31日

しばらく更新は別サーバーで行います

はてなに避難所をつくりました。
閲覧者の皆さんにはご迷惑をおかけしますがよろしくお願いします。
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ゲゲゲの鬼太郎#9/桃華月憚#9

ゆうれい列車の巻:たまには録画してみようかと思った回が脚本・演出・作画の三拍子そろった高レベル回でうれしかった。こういうダークな話ばかり選んでみられたらいいかも。女子的には吉永先輩と木下君(後者が水木キャラ顔なのがいいのですよ)のどっか倒錯的な主従関係がツボ(笑) 一般的には、昭和初期テイストなゆうれい列車の車体が親御さん視聴者層にウケたんではないでしょうか。

「雪」:陳腐になりがちなクリスマス話だけど、淡いラブストーリー+半オフビートギャグ+伝記設定開陳という複数の要素を盛り込んで、なおかついつも通りの精美にして端麗な作画で仕上がっているので印象に残る可憐なエピソードに。まこちゃんが鬼梗に聞かせたくつ下にまつわる伝承が桃カップルのシーンに繋がっていたのもきれいだったし、「大体いつからクリスマスが軽薄な恋人同士のイベントに」と澄まして言ってる真っ最中の章子の顔にケーキが激突する間合いが絶妙で吹いた。小林ゆうさんいい演技。さて胡蝶三姉妹は釣り目が長女と判明。そして彼女らが由美子=ジュナのことを「奥宮様」と敬称で呼び、なおかつジュナが上津未原の天候すら操れることからいって、ジュナこそがあの地域を呪術的に支配している存在であると。とすれば、おそらくはジュナが決定的に、禍つ神に堕ちないように目を配っていると思われる鬼梗が作り出した三姉妹や桃花はジュナの力を分け与えられて依り代に定着できている存在なのかも。

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2007年05月28日

REIDEEN#12/少女コゼット#21

「宇宙からの脱出」:今回において、本作における宇宙人侵略は『ケロロ軍曹』並みの危機レベルだと判明。美少年ふたりのじゃれあうような取っ組み合いシーンとともに気持ちよく脱力した。なんかもう最高に癒されるわ、この脱構築アニメは。一頭身宇宙人のどうぶつっぽい表情や宇宙チェシャ猫ケトも愛らしすぎた。なんという不思議の国のアリス変奏。母船内装の60年代アメリカSF映画みたいなサイケぶりも戦慄ものだ!! もういつロクセルたんが立国高校に編入してくれてもいい… っていうか宇宙人どもはぼやぼやしてないでさっさとロクセルたんをお仕置き拷問するがよし。しかしこういうぼんやりロボットアニメに高い作画力を投入するI.Gって実に漢だよなあ。今回は女性作監(関口可奈味氏)だったようだけど、やや華奢よりなキャラたちが清潔感多めにプラスという具合で堪能できた。

「マリウス・ポンメルシー」:マリウス君の家庭の事情。時代描写の色濃さが戻ってきて面白さやや持ち直し。ナポレオン軍にかつていた婿を疎んでいた王政復古シンパのマリウス祖父への配慮としてマリウスの学友の「多くを持っている者は自分のためならず家族のためにも守りたがる気持ちが強い」という台詞に軽くスポットを当てていたのがナイス。そしてテナルディエ一家、ドン底での再登場きたわぁ。成長した姉妹の姿はおあずけか。良心で近付くマリウスにターゲットオンする妖艶エポニーヌはやくみたい。
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2007年05月27日

地球へ…#8/電脳コイル#3

「震える心」:作画レベルがめずらしくよろしくない。でも撮影段階でわりにフォローできてるような。それに思ってたよりかデッサン崩れが気にならないのは、本作が脚本重視スタイルであることの証左になった。でも、プロフェッサーのじっちゃんの画風だけけっこう明らかに違ってたのは少し笑えたなり。おまえはどこの異世界から来たのだ! しかしジョミーも無茶するよね。いきなり強烈な思念波送ったら、事故で人死にが出るかもという予想ができないはずはないだろうに。そういう見せ方が演出として明確にされているあたり、単純な善悪二項論を避けているのが分かって実に面白いですね。あと子安せんせいの「元気でチュウか」最高でした。サム同様に私もすごく和んだ。またやってほしい。

「優子と勇子」:子供らが必死でサーチマトンから逃げる理由がよく分からんなあと中盤思ったけど、それは理屈で考えてるからであって、子供の頃の記憶を引っ張り出して照らし合わせると、おそらくサッちゃんにつかまるとろい子はエンガチョ付くのでしょう。それか遊びに入り込んでるから選ばれし戦士としてなりきり状態。ともあれ、現在のところ感覚的になんとなく伝わってくるような体温のこもった演出がなされているので、ふつうに面白く見られています。優子は情緒が安定した主人子だから、基本ほんわりした空気が漂ってるし。しかしイサコの方はえらくハードボイルドな小六だな。彼女の家庭環境が気になる。
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エミリー#8/精霊の守り人#8

「お母さんの部屋」:ジュリエットの少女時代は作中一の可愛らしさで満足。でもダグラスとの馴れ初めも少しは見たかった。ケント夫人がテディを連れ帰るシーンとエリザベスが亡き妹へのわだかまりをほどく描写は対になってると思うけど、わりかし生々しい感情がモチーフの作品ではあるのだなあと。あと秋のプリンス・エドワード島の風情もすごく良かった。ダイアモンドダストみたいなのは、霧の粒子が風に飛ばされる現象?

「刀鍛冶」:刀鍛冶の老人を媒介として、バルサとモンたち刺客それぞれの思惑が交錯する。誰しもが運命に翻弄される存在であり、自分はそれらの業を断ち切る刀を打つ事をめざしたいとバルサの師匠を昔語りの引き合いとして述べる刀鍛冶。数話前でのバルサの回想シーンでの師匠の涙の理由がここに明らかに。とすると、バルサが「自分は貴族じゃない」といったのはある種の主張でありブラフなのかな? 今回は脚本が渋くて良かった。しんみり感じ入りました。作画面では、鍛冶屋に立って話を聞く後ろ姿のジンの手のひらのリアルな描きぶりが印象に残った。なんてことないカットなんだけど、いかにも訓練を積んできた腕利きという印象が。


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2007年05月26日

鋼鉄神ジーグ#7「侵入! 高千穂の峰へ! 煙る大地にヤツを見た!」

キャラ作画がやや残念。でもメカアクション部分は抜かりがない。取捨選択は間違ってないね。

夫の司馬博士はともかくとして、宙のお母さんも息子のガールフレンドだった美和が自分よりはるかに老けてしかも孫娘までいるというんだからそりゃもう違和感が凄かっただろーなー。というかヒーローよりもその母親の舞台への登場の方が早いロボアニメってめずらしいな。

ところで鏡の素性をはやいところ明かしてほしいんですが… しかし、みんな鏡の変調に気付かなさすぎー。冷たいぜ。

そんなわけで、今回は繋ぎ回。次回から最終回までは一気呵成なテンポを期待したいところです。
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2007年05月25日

銀魂#56/MOONLIGHT MILE#11

チョメ公なんざポリポリカレーお届けに上がりました:誠ちゃんのすべてをあきらめきった眼だけでもう。天パじゃない銀さんってもしかしてダウナー系。あと新八はすごく苦しい体勢を強いられてるな。801的には彼の頭部が銀さんのどのパーツのあたりにきてるのかが気になるところだ。それと土方の羞恥わんわんプレイもなかなか美味しゅうございました。今回は並の出来だったけど、〆に人情味はいると加点甘めにしたくなるね。

サブタイトル、きれいさっぱり忘れました:スタッフのやる気がまったく感じられない度において、今期視ている中ではトップ。ほぼダントツ。まずもってシリーズ構成がだめかも。後半になってから地上に降りてこられてもなあ。あと金髪ポニテ少女もしかして1stシーズンで出ないの?

ところで次期WOWOW新アニメ「Devil May Cry」のPVがスポットで流れてるけど、井上シリーズ構成でマッド制作という先入観もあってかけっこう前に同じWOWOWでやってた「獣兵衛忍風帖 龍宝玉編」に雰囲気が似てる気がする。それはどちらかというと…
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2007年05月23日

桃華月憚#8/黒の契約者#3

「氷」:桜咲く頃から始まった本作も季節は真冬、大晦日まで遡った。どうでもいい話だけど、池にあんなにも厚く氷が張る地方で12月にあの薄着はありえない。特に桃香親子。今回は速水奨声のパパが妖しかった事が一番印象的。でも思わせぶりなだけで、結局あれから最終エピソードまでなんもしなかったことは既に分かってるわけで、うーむ。あとは、その息子である春彦が回がすすむごとにアホになってるのが明らかに(笑) ところで公式ブログの一カテゴリである、山口監督による「カワウソ君の自由帳」が面白いです。常にテンパッてるアニメ制作者の様子が赤裸々に覗けるので〜 今オムライスが食べたい…とか今、パァフェ(ママ)がたべたいですとかネェちゃんネェちゃん(ビキニ美女の絵付き)とか。

セーラー服舞の巻(前編):あら、今回はすんなり見れるなかなかの出来。タバコ屋の店先に銀髪美少女が座ってるカット一発で、このアニメに説得力ある細部など期待する方がお門違いと先手うたれたし(笑) 黒猫たん(でも成猫は重たいから首の皮で全体重支える持ち方しちゃらめぇぇ)と大家さんのツーショットもかわいかったし。中学生の舞のさびしい心情表現とそれを受け止める主人公(工場-たぶん印刷業?-に勤めるアクションアニメ・ヒーローって斬新)とのやりとりのベタさもさらりと流しつつ見られるかなーと。次回の完結編がけっこう楽しみ。今度は謎解きがすんなり理解できる編集になってるといいな。

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2007年05月21日

REIDEEN#11/少女コゼット#20

「ガディオン」:作画レベルも戻った(特に淳貴をふつうの男子高校生としてひょろさを体型と動きで表現してたのがナイス)し、白鷺部隊の気の抜けた掛け合い(もらった菓子は銀紙の形状からいってモンブランかシュークリーム系か)も多めで今回は満足です。戦闘シーンの眠さもカヴァーできた。友人たちや幼なじみも日常性や恋愛モードとして絡んでたのも良かった。しかしベタなチンピラトリオに車に連れ込まれそうになってた幼なじみ娘(名前覚えてないや)を助けようとする時の淳貴のあのへっぴり腰というか押しの弱さ、たまらんね。リアルや。あー、敵側美形ライヴァルはなんだかゼーガペインの、あー、とりあえず次回予告に出てきたやたらコミカルな黒猫ペットキャラの方が気になった。

修道院に入ってふたたび前髪ぱっつんになったまま成長しましたよの巻:美少女ごろごろな禁断の修道院学園編に入った上に、初登場したマリウスまでのっぺりとしたハーレムアニメの主人公顔してて正直きつい(笑) ああ、テナルディエ一家が懐かしいよ…
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地球へ…#7/電脳コイル#2

「反逆のシロエ」:スウェナは髪型変わって美しさに磨きが変わったのに、もう退場なんでしょうか。次回からの画面の華が心配。…もしかしてその分はくそがきっ子シロエが補うというのか?! シロエ、人気もあるけど問題児であるというやんちゃぶりがなんともいえずもぞもぞしますね。体制は気に食わない、けどその中で巧く自分がやっていけると思っている。若い。当たり前だけど、なんて若いキャラなんだろう。ところで、恋愛感情ってSD時代にも残ってたんですね…(あんな場でキスしてる連中は半分エリートコースから脱落してる層なんだろうけど) でも妊娠出産はNGなんだよな。その辺の設定もいつか説明されるんだろうか。さて優等生キースの学園日記、あと何回続くのかな。せいぜい二回ほどで終わってくれるとちょうど良さげ。

「コイル電脳探偵局」:ヤサコが新築(正しくは増新築かな)の自室に初めて入って喜ぶあたりとか、小学生の頃に戻ったような気分になって追体験感覚。メタバグの説明とか子供視聴者がついてけるとか思わないけどっていうか私がついていけませんでしたすいません!! めがしやの婆さんは、もしかしたら私ら大人組視聴者と同年代かな。自分もばばぁになってもああやってブラインドタッチしてるんだろうな。第一話よりも、さらに物語の中に入り込んで楽しめました。デンスケの充電装置も楽しい。iPod入れておく、プラットホームっていうんだっけ?ああいう感じ。あ、寺社に電脳存在が入り込めないのは、大黒町がアジールとして規定しているってことでしょうかね。
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エミリー#7/精霊の守り人#7

「大好きな林」:エミリー・ザ・親爺ころがし伝説本章のはじまりはじまりー。…夜道を領地から離れた街の教会まで行くのは少女にとっては相当おっかない事だと思うんだけど、それをもっとしっかり演出すべきだったと思う。そうでないから、今回はご都合主義なプロットが目立ってしまってる。ゆえに、出てくるおっさんみんなが怪しすぎて笑えててしまうんですよー ジョンは馬車でようじょかどわかし狙ってるように見えるし、おとうさんはおとうさんでエミリーの心理下に聞こえてきた語りかけがなぜか抑揚なくて霊界通信、そしてキャシディ神父の煙にまく丁寧語といちいちゴシカルBGM添付には本当に笑いを抑えきれなかった。厳しい聖職者という世間の評判とギャップありすぎだろ!! あと、これはジミーおじさんもだけど、どうしてもみあげの先にポンポン付くの?天然パーマだとああいうのになるの? なら数日ごとに切れぇ。ところで、ニュームーンという屋号は初代マレーが上陸した浜辺の地形にちなんでいるのでしょうか。

「チャグムの決意」:けなげ世間知らずショタ萌えすべきか、性別逆転世話焼き女房萌えすべきか、迷うところだ。後者に関しては、タンダが女でバルサが男だったら、実はあっさり結婚してたりして。さて1.5話分ほどブランクが空いての視聴。チャグムの断髪シーンが見られなかったのは残念。今回はアクションがまったくなしの地味回だったけど、水車の粉挽きからくりをチャグムに見せてやるバルサという描写が、効果音のリアルさ込みで印象に残った。こういうところ、教育効果を意識したNHKアニメらしいですね。
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(2007春:新)「ぼくらの」

AT-Xのノンスクランブル日に、第4話を視ることができました。OP曲は編曲が西田マサラ氏ということで、石川智晶氏の作品の中ではメリハリが明確というか、番組テーマソングとしてフレーズをより印象的にしようとする意志が見られるような。映像では、ピアノを弾くコモに強く日常性を感じました。

本編はコダマの述懐とあっけない死のエピソード。父親と兄の会議でのぶつかりあいに顕著だったけど、鬼頭莫宏氏の作品はセリフよりもむしろその間合いの方が大切なタイプであり、関係性の陳腐さをからりと乾いた描線で異化しているスタイルでもあるから、今回のアニメライズみたいに作画リソースにさほど力を注げない場合はややお安くみえてしまうシーンもあるように思う。

それでも、それぞれ思い入れのある椅子に腰掛けつつ会話をしながら、ジアースで戦うという設定は秀逸で、その一点アイデアだけでも媒体を移して展開させる意味はあるようにも感じた。色々と、興味深い作品ですね。
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2007年05月19日

MOONLIGHT MILE#10/鋼鉄神ジーグ#6

ムーンウォーカー事故その後:一週見損ねたのを差し引いたとしても、やはり五秒と正視に堪えないつまらなさ。気が抜けきったサイダーを飲まされているがごとく、か。強いていえばいちいち女をしなだれかけさせながらポルシェを運転するロストマンが面白い。ふつうに危ない。あと二回も同じようなカット(というか同じなのかも)入れなくていい。女が微動だにしないから眠らせて拉致してるのかと思ったよ。

「摩訶不思議! 大黒様もビルドアップ!」:中休み的なギャグ回でした。しかし剣児役の小野大輔氏のおっぱいへの執着に満ちた演技がすばらしかった。今回のおっぱい讃歌は、戦いの背後にある生きる力の証としての大らかさとか深読みすべきなのかも。ほら、つばきが「大黒様は元々インド神話のシヴァ神が転じて…」とか解説してたように。しかしさ、まさか本編中ではじめてOP曲が流れるというここぞという盛り上がりが、ドリルパーツをおっぱいに見立てた主人公のハッスルに端を発するとは思わないじゃないですか(笑) お遊び回もここまで堂々と突き抜けてくれると楽しいね。にしても艶話ネタでもクールすぎる鏡は10代男子に見えないというか、もしや……あなたが神か!?  えー、ところで妃魅禍さまが今回なんだかことに美しかった。毎回二段オチのアイキャッチと合わせていい感じだった。あと余談ですが、身堂隊員の元ネタキャラって、男なのにぜんぜんこっちの顔の方が美少女してるのね…
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2007年05月17日

銀魂#55/黒の契約者#2

八郎とかあちゃん後編:いちいち「モサッ」てSEいれるなああぁぁ吹くから。脚本・演出・作画そろいましたーの傑作回。そういう時はふしぎにキャスト陣のノリも1.5倍ぐらいに聞こえる。万事屋三人組のなんちゃってホスト面白かった。特に杉田智和氏の演技に、自分は“ウザい男前”を演じる杉田声がベストなんだと気付かされた。変な趣味。でも今週のMVPは神楽かもなー。火打石のライターつぶしとか。丸太飛びとか。あとCパートのお通ちゃんが輝きすぎてた。新曲最高。曲名とサビではボカしてるのに直後にポリポリ言うてるし。

チャイナドレス千晶の巻(後編):黒は惚れっぽいだけで、単にスリットと並んで寝転がったことで血迷っただけなんじゃないんだろうか。だってそれ以外に理由みつからんよ。そのほかにもおもしろいところいっぱいあたよ。視聴者をも殺す奥義「おねがいひとりにしないで!」に、ファミレスなのにやたら本格的なコックが二人も、しかもほとんど無意味にワイヤー刺しでとばっちりとか、そのたんぽぽたぶんぜったい犬しっこかかってるよとか、使用者限定付万能防弾コートとか。あと見終わった後気付いたら全然脚本の意味がわからなかった。千晶がなんで殺されなくちゃいけなくていつ殺されたかとか、フランス人たちが黒をおびきださきゃいけないわけとか。でも、部分的にやっぱりいいんだ。菅野BGMの使い方とか、対峙シーンの緊迫感とか。もう典型的なまでのBONESアニメ。これはゆるゆるといろんな意味で楽しむべきなんだろう。ただ、淡々とノワールな雰囲気やりたいのは分かるけど、もうちょっと演出上の緩急というか戦闘以外での緊迫感の上下はあってもいいと思う。ところで話の筋も分からなかったが、ヘルズゲートという設定も実はよくわかりません。同じ設定でも対価はなかなか面白い見せ方してるなと思ったけど。石並べなんて指折りにくらべると楽すぎる!と第1話で感じたことが、今回では場合によっては時間を取られすぎるというデメリットが出ると妙に納得させられたし。
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2007年05月16日

「エミリー・ローズ」('05 米/監督:スコット・デリクソン)

少女の死因は悪魔憑きか精神疾患か?

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2007年05月15日

REIDEEN#10/桃華月憚#7

「切り裂け!闇を」:第10話目にしてようやく主人公(剣道やめたのは中途半端に熱くなるのが自分で嫌になったからのように思えた)とヒロインが二言以上会話したよ。歩道橋のシーンになにやら喉元に軽く込み上げるものを感じた。…うん、あれぐらいのズレてる娘なら高校生にいそうかも。しかし残念ながら作画やや微妙気味でふたりともあまりかわいくないよ… そしてそんな時でも救世主はやはりまえたさきたん。赤いママチャリはほんとにやつの出勤マシーンだったの? そしてらいでぃんに取り込まれて(っつうか自転車乗ったまま搭乗してなかったぞ、淳貴)戻ってきた物体はピカピカになるそうです。メガネ整備士のお肌もつるつるになったのかな? いやー、しかしロボット戦パートの軽いこと軽いこと。もはやタイトルに偽りありレベルだね。「パートタイム高校生〜REIDEEN〜」とかそういう感じにした方がよかったんじゃないか。

「闇」:桃香、桃花、由美子の三者間がいつになく緊迫した雰囲気となり、引いては上津未原全体に均衡の危機をもたらすというエピソード。ジュナと真名姫の関係がすこーし分かったような。真名姫の前世がジュナだったりしない? そして後者は愛する兄(近親相姦は王朝ものによくあるモチーフだったような)の死によって禍つ神化していて、真名姫に転生した後もセイへの怨みが晴れることはなかった。で、真名姫の時に鬼梗と恋仲になったとか。というかジュナと鬼梗のキスシーンの舌の動きが、さりげなくもなまめかしすぎた。しかも涙の意味もなんとなく伝わってくるので、切なさも上乗せ。一種名状し難いクライマックスシーンにして鮮烈な幕引きでしたよ。あと、まこちゃんと鬼梗のコンビネーションぶりもかっこよかったし。シリアスをやわらげるネタの入れぶりも、相変わらず独特で面白い。…あっと、ふと思い付いたけど、イサミヒコの魂ってもしかして鬼梗と桃香で分かち合ったりしてない? 全然自信ない解釈だけど。
posted by 三和土 at 21:23| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ/TV番組感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

最近のアニメ視聴情況

左カラム内に設置してある「更新中の感想:まとめよみ用」(「REIDEEN」が抜け落ちていたことにようやく気付きました。すいません)と「更新終了/停止した番組」欄をついさっき更新しました。付随記事として、ここ数週の各番組への関心情況について述べておきまする。

まず今期の特徴は、えらく週末に視聴数が偏っているということ。特に土曜日は早朝から深夜まで6本もの数が。しかもBSデジタルチャンネルでの放映番組も多いので、録画予約に気を使います。これからも少々不安。ただ、構成のバラエティぶりと内容の充実さも土曜日は満喫できているので贅沢な悩みではありますが。ひるがえって一本も視聴がなくなっているのが金曜日。まあお休み曜日はあっていいのでこれは構いません。月曜から木曜まではそれぞれ一本ずつ視る感じになっていて、これも全然悪くない。事足りてます。

シリーズ途中で毎話感想をあらたに打ち切る事にしたのは「D.Gray-man」。2クール目に入ってから低調なオリジナルエピソードが続いてめっきりモチベーションをなくしました。視聴自体を続けるかどうかは原作展開に戻ったらまた考えたいです。あと、感想をやってないけど視ているものといえば「怪物王女」。吸血鬼キャラの登場が楽しみだったり。「おおきく振りかぶって」は野球少年のメンタリティに対する共感ができなくって完全に落ちました。これは純粋に個人的な相性の問題。「結界師」はチャンネルこそ合わせてみる週もあるものの、すっかり興味が30分続かなくなってしまいました。でもOPが新しくなった時にはチェックしたい。

posted by 三和土 at 03:03| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ/TV番組感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月14日

(2007春:新)「電脳コイル」

私は「ゴーグルはたとえ透明であっても装着者はめがねキャラの内に入らない派」です。では主人公のゆうこりんはどうかというと… 今かけてるのが近眼鏡+電脳バイザーのマルチ機能タイプならばOK。とはいえ、祖父からの贈り物である初めての電脳めがねを掛けた瞬間のカットはなかなかのものでしたが。真のめがねっ子とは、めがねなしの顔の方がむしろ物足りないぐらいでないといけないのです。その意味では、優子は今期アニメの中では淳貴@らいでぃん並の逸材かと。

そして見える、見えるぞ…「これってトトロとか作ってるとこのアニメ?」と思っている平行世界の非オタな自分が…

さて、中盤のデンスケが消えるまでの箇所がやや平板すぎて退屈だったけど、それもETVアニメらしいといえばらしいというぐらいの程度。フミエの電脳探偵ぶりが発揮されてからは人型大根みたいなオヤジの愛らしさもあって結構楽しかった。近未来の超ヴァーチャル設定を極力、感覚的にわかりやすいように作ってあって好感が持てます。単なる動きのリアルな作画アニメでは終わってほしくないので。

あとOPとEDを担当してる歌手はけっこう好みのラインかも。ニューミュージック的な?
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精霊の守り人#6と少女コゼット#19は見逃しました

精霊の方は、予約セットして寝る前に衛星チューナーのチャンネル合わせし忘れて…
コゼットの方は、残業の可能性は分かってたのについつい家を出る際の気ぜわしさにかまけてしまって…

ここ数日、常なる乱文ぶりに拍車がかかってる事にお気付きの方もあるいはおられるかもですが、ちょっとだけ神経が参ってるみたい。大したことじゃないんでだいじょぶですけど。明日は休みだし。

というわけで、いつも読んでくださってる方にはごめんなさいです。
posted by 三和土 at 01:28| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ/TV番組感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

エミリー#6/地球へ…#6

「毒りんご事件」:今回のエリザベスはダメだー 自分勝手すぎ。のっぽのジョンは伯母と姪との感情の衝突のとばっちりを食らった格好で、ああまで女になめた態度取られたら当時の男としてはそりゃもう怒りで腹が煮えくり返ることでしょう。エリザベスは礼儀作法にうるさいくせに、淑女としての嗜みに則ってなかったりして他人に嫌われるのも頷けるところがあるキャラ。やっぱりリアルだなあ… 私の父方の亡き祖母をちょっと思い出すし、もっと嫌なことには私自身が段々そういうババァ化していってる(笑) 今回はちょっとだけ沁みたわー エミリーの父への手紙帳を手づから火にくべた憤りと悲しみとがいつのまにか自己陶酔にすり変わってるあたりといい、娯楽としての枠におさまりつつも人間の本性みたいな部分にも触ってたりして、今回はなんだかかなり文学チックなエピソードだったように思う。でも面白かった。このアニメが、今見てる中では一番ホッとするというか安心できる番組。

「ステーション E-1077」:キースサイド初回で、シリーズ第1主人公であるジョミーがまったく出ないという思いきった構成。しかし今回も、よくある緊急脱出系エピソードやってるのに普通におもしろいわ。こんな地道に作ってる土6は初めてみた。美形をちゃんと描き分けてるのもえらい。ちなみに私の印象はソルブル→はかなげなかわいこちゃん、キース→きれいでかっこいい、ジョミー→芯の強い男前。最後のが自分でもすこし不思議だけど、声の人のイメージのせいかも。話戻すけど、アバンの時点ですでに周囲よりも特別扱いされているキースを、並のエリートたちとのやり取りで単なるイヤミキャラの超越系であると展開し、さらにシャトルを自主的に救援することでたたみかけ、最後にマザー・イライザの「計画通り!」(違)ですこしばかりキースというキャラの立ち位置への視聴者の信頼を揺り戻す。巧みです。サムの助演男優ぶりも板につきすぎててそれってなんかのギャグじゃない?と尋ねたくなってくる。しかも次回はシロエがキースへのつっかかり役に再登板ということで、ジョミーの影響を受けた経験がある者たちがキースの周囲に集まってくるという鉄板配置。この調子でいけば佳作になれるのは間違いないと思ったり。ところで更衣室、男女一緒だったね。アンダーシャツ姿で女子だれも恥ずかしがってないし、ジェンダー概念はどうも作中においてはほぼ消滅しているみたいですね。

なんか長くなったので無駄に追記
posted by 三和土 at 01:21| Comment(0) | TrackBack(3) | アニメ/TV番組感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする