2005年12月31日

2005年にみおえたアニメそうかつ

えーと昨年同時期の、「ジパング」の渋さにしびれつつ「ローゼンメイデン」のお安い設定に真摯な演出で喝を入れる手腕に感心しつつ「吟遊黙示録マイネリーベ」の萌え笑いに絞め殺されそうになってた様子と比べてしまうと、今年はやや薄かったです。でもたとえば、一昨年2003年よりはマシな感触だったわけで、一言でいえばおおむね満足できたラインナップだけど個々のインパクトはそう強くなかったなあと。ではさくっと『今年終わったアニメ』ベスト3〜

1.「創聖のアクエリオン」:作家性の強烈さと、流行性のネタ加減とが絶妙。他の追随を許さない混沌ぶりは好みでした。最終回付近の展開加速ぶりは善し悪しもあれど、濃密さでサービスしようという姿勢は視聴者本位なものだったと思います。サテライトはぐっとネット上での評判株を上げられましたね。 

2.「吟遊黙示録マイネリーベ」:よもやストーリー性がこれほど高いとは思ってもみなかった。乙女ゲー原作アニメの金字塔といってもよいかと。こちらも(監督由来な)作家性の強烈さと、流行性のネタ加減とが絶妙。作画もまずは上々の部類でしょう。さて来月はじまる続編シリーズはどうなるか?

3.「絶対少年」:見逃すと惜しく感じたアニメというと、他にはこれぐらいだったかも。田菜編の抑えられたテンションコントロールが、横浜編後半でやや迷走した観があるのは残念。望月監督、新作との兼ね合いに失敗されたか?

次点.「フタコイ オルタナティブ」:最終回のプロットが印象弱いのが難で、あまり記憶には残ってなかったり。しかし作画、特に背景美術はすばらしかった。個人的にはベストは恋太郎の母の里の小川べりの情景。

次点.「ギャグマンガ日和」:後半にいくほど当たり回が多くなっていき視聴テンションが上がりました。低予算を逆手に取って手作り感覚満載だったのが楽しい。大地監督自ら原画を描かれていた回(バイクでレースするやつ)なんて、一度手掛けると誰もがはまるというセルアニメの魔力を感じました(笑)

では来年もみなさまよろしゅうにー
posted by 三和土 at 16:39| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ/TV番組感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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