なんとかやりくりして後半に動画枚数をまわすことでどうにかアクションものとしての体面を仕立て上げている。こういう製作上の計算があるいはOLMというスタジオは得意なのだろうか… ちょっとだけ見てた同じくOLM制作の「モンキーターン」ではCGでモデリングされた競艇が目を引く出来だったけど、今回もクリーチャー部分はオールCGで行くぐらいの思いきりがあれば吉と出たかもよ?
台詞まわしはあいかわらずパッとしない(特に村上さんが若いというか、因縁の敵ギュオーに対して直情的すぎてなんだかなあ。とてもルポライターには見えんわ。むしろスポーツインストラクターとかそういう感じ)けど、それでも今回は瑞紀の描写がよかったんで満足度はそこそこ。疎外感と状況へのいきどおりがごっちゃになって小宇宙大爆発。逆走して仲間に迷惑をかける(でも今回の場合、戦闘能力を一時的に失った晶とともに戦線離脱してたのは結果的には有効だったんだろうけど)というリアルな心情表現は、これってもしかしてシャクティ@Vガンよりも先駆けてたんではないだろうか。