2006年01月09日

エウレカ#37「レイズ・ユア・ハンド」

ノルブがメーテルに臭がられてたのはどういう表現なんだったんでしょうね。真なる聖人として自動的に際立ってくる対の概念の俗っぽさの強調、あるいはうさんくささそのものの暗喩… いや、単に豆のくいすぎでおならぷーという単純ギャグの前振りなだけだったのかもしんないけど!

ベア博士とノルブ師がビデオカメラの前でスカブコーラルについて対話するという今回のあらすじを聞いて、パッと浮かんだキーワードが「ハイパーテキスト」。

たぶんこの作品はハイパーテキスト・アニメのさきがけとなるべく構成されているのだと思う。なお、ル・グィンの実験的な意欲作として、時系列と時空を並列的にならべて様々な文学形態によって二万年後の地球文明を語った著書「オールウェイズ・カミングホーム」があり、私はしきりにこの傑作を連想してしまったのでした。佐藤大氏、やはりおもしろいクリエイターです。新作「エルゴプラクシー」でもなにか新しいことをやってほしい。
posted by 三和土 at 16:17| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ/TV番組感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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