2006年01月24日

<新番組>吟遊黙示録マイネリーベwieder#1「序曲」

大変だ。真下っぽさが予想以上に抜けてしまっている。界王さまオラどうすればいいんだ?

OPの女性キャラの絡み演出とかEDの陽光まぶしい雰囲気とかに「分かってねー」と思わずつぶやきたくもなるけど… まあ前作とはまた別物として見るようには努力しないとね。

しかしつくづく前作シリーズの雰囲気のすばらしさを思い知らされたよ。あの常に黄昏れていながらもシックゴージャスとでも言うべき色彩設計、暗喩として用いられる女性性の色っぽいイメージにハマッていたcan/goo(タイミングよくあるいは悪く活動休眠の報が…)のテーマ曲…

でもまあ今回も悪くはない出来なんではある。前シリーズから繋ぐ各キャラクターの家庭状況(ルーイの母親の天然ちゃんぶりは意外だったなあ…)から、新学期早々の校長交代宣言まで。手慣れた観のある流れでした。作画も整ったデッサンレベル。…とはいえ今回のシリーズでは芝美奈子氏が主力アニメーターではなく(ツバサクロニクルで芝氏と並んでもっとも高いレベルの作監仕事をされていた)山下喜光氏と交替されたようで。これも少々残念。キラキラ耽美度が物足りないんだよなあ。

posted by 三和土 at 04:44| Comment(4) | TrackBack(1) | アニメ/TV番組感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
>色彩設計

これには私も違和感を感じました。
どうも画面全体から受ける印象が短調というか…。
真下監督なら寒色に暖色を入れたりして、メリハリをつけていたと思うのですが。
それが今回の監督交代では寒色系に統一されていて、今一つ温かみが感じられないようになっている気がします。

とはいえ、本編の校長交代宣言の辺りは実にマイネリーベとしか言い様のないもので、とても満足しました(笑)。
新キャラ投入もあるのて、これからに期待ですね。
Posted by ねこ at 2006年01月24日 23:39
真下氏は冗談半分で色○チガイと評されるほどに、たくさんの色を用いるのが特徴の演出家と言われているそうですが、それがゴシック風味の入ったマイネの雰囲気に実によく合っていたのでしょうね。前シリーズでは放映回ごとの個別の作業ではクレジットされていなかったというのに、やはり紛れもなく「真下アニメ」だったのだと、あらためてありがたみを噛み締めていたりします…

>実にマイネリーベ 針小棒大というか(笑) オルフェは主人公だけあって相変わらずリアクション良すぎですね。

ところで予告にてしゃんしゃんとして“彼”が再登場してましたね(今回でも首から下だけの構図で出てたみたいですが)。なんつう行動の早いおっさんだ…
Posted by 三和土 at 2006年01月25日 02:35
 おお、「マイネ」で真下を語っておられる方が…というわけで、TBさせていただきました。うちのブログでは書きませんでしたが、おっしゃる通り、何だか「色が薄い」と感じるのは確か。
 まあ「独立試験」だから川面氏も独自色を出そうとがんばっているとは思うので、温かく見守っていこうかと思います。
Posted by てんちょ at 2006年01月25日 22:36
てんちょさん、はじめまして。
「蜂列車待機所日記」いつも拝読させていただいております。
TBしていただいたエントリでの“真下氏による川面氏の独立試験”視点には思いいたらなかったものですから、今後の視聴における一つの指標ができたかもと。
ともあれ、真下色に似ながらも川面色、な2ndシリーズとなればいいなあと願う次第です。
Posted by 三和土 at 2006年01月26日 00:12
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マイネリーベwieder第1話
Excerpt: ビィートレインの「後継者育成プログラム」第1弾(笑)。CSオンリー放送ということもあり、すべてを追いかけることはせず、逐次節目節目で紹介していこうと思います。評価ポイントはあくまで「川面監督は真下社長..
Weblog: 蜂列車待機所日記
Tracked: 2006-01-25 22:33