2006年02月13日

ガイバー#25「胎動の蛹」

自分では認めていないにせよ、アプトムが陽動してくれていたおかげでDr.バルカスの注意がロッキー山脈で発見されたサナギではなくネオゼクトールの調整に向けられていたわけで。瑞紀たちの潜伏を陰に助けていたことと合わせて、晶がいない間の最大の功労者といってもいいのでは。さすが最強ツンデレ生物。健気すぎます。

瑞紀が戒厳令の中をいちかばちかで飛び出した論拠となった「晶が帰ってきたのに違いない」という直感は、つまるところ見当ちがいだったのだけど、しかし感情の高ぶりからの叫びが晶に届くというあたりは、リアリティ描写(煮詰まった心理下における思い込み)から定番虚構パターンへと滑らかに移りかわっており、ここでも本作の特徴が顕著に出ている。結果オーライというものは、晶のような人格円満者のみが生み出す影響現象かもしれん。だってあの顎人が「絶対おれが助けてやる」とかモノローグしてるんだからなー (でもこの台詞って男性脚本家だったら書かなさそう(笑))

ラス前ということもあってか作画も地味目ながらクオリティが高くて申し分なし。最終回はぜひOP曲で「おかえりなさい」シーンを感動的に締めてほしい。
posted by 三和土 at 03:04| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ/TV番組感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック