2006年02月15日

地獄少女#19「花嫁人形」

かっちりとフォルム取りされた作画傾向だったため、人形作家義母(このキャラ、ネウロの犯人並みにハジケてるw)はより憎々しく不気味に、そしてゲストキャラの幼な妻はよりけなげな和風美人ぶり。ふだんより依頼者への問いかけが多めだったあいの微妙な表情の表出もまたしかり。

やや現実離れした展開を、リアリティの籠った内面描写にてフォロー。こういうテイストのゴシックホラーめいた現代劇って、ふた昔ほど前の二時間ドラマ枠でけっこう見られたもんです。

名誉の大きさに比例して重圧もまたふくらんでいき、歪んだ想念は美へのアンビバレントな執着へと育っていく。芸術家も実に因業な人種なんかもしれんね。

ゆえに、一番不可解なのは息子の方なのかもしれない。母親の方はすくなくとも彼のように空ろではなかったし。追いつめられた状態ではまともな判断はむずかしいという、むなしいオチでしたよ。

…ほんとだ、はじめちゃん全然役に立ってないな(笑) THE傍観者。
posted by 三和土 at 02:45| Comment(0) | TrackBack(1) | アニメ/TV番組感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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地獄少女 第19話 「花嫁人形」
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Weblog: アニメって本当に面白いですね。
Tracked: 2006-02-16 08:27