ナオジの決意にはけっこう驚かされた。この子の状況はこういっちゃ何だけど、カミユのものより数段切実というか具体的なものだったんだなとあらためて。控えめなキャラだからなおさらいじらしいわ。
しかし母親(たぶん30代後半ですね)とナオジ(母方にクーヘンの血筋?)のふたりの精神のゆらぎを同時に救うよう仕向けるとはルーイおそるべき。茶会への招待も「来てくれ」と誘うのではなく「お前たちを招待する」と既定事項として話すのがこわすぎる(笑) …人心を自分の望む方向に導く術に長けるルーイと比較して、オルフェはただそばで見守るのみ。二人のカリスマ生徒たちの比較回として見れるのも渋い趣向だったと思う。オルフェは何をするでもなかったけど、しかしじっと仲間を見つめるカットが要所要所にて入っているのです。主人公を意識させるさりげなくも手堅い演出。
あと今週は新シュトラール組と、廊下をとおせんぼする同級生たちとのいさかいが相変わらず女学生的でほほえましかった。それとカミユとエルムントはもうさっさと付き合えばいいと思う。YOU卒業直後結婚しちゃいなよ。
バルトローメウス前校長(名前うろ覚えで打ってみた。間違えてませんように)が推挙した非有力貴族のかつてのシュトラール候補生ってやっぱりジェラルド先生ですか。というかこの人授業してるとこ見たことなくないか。生活指導専門とかですか。木刀派ですか。