2006年03月19日

BLOOD+#22「動物園」

…ハッ! やばいやばい。あやうく幼ハジに萌え殺されるところだったぜ…

今週もすごくいいなあ。館に連れてこられて間もないころ、泣き出すハジを小夜がそっと抱きしめるシーンなんてとても心に残る。これが吉田玲子氏の名高い脚本力ってやつでしょうか。またハジ(『夜の相手でもなんでもしてやる』って12歳ぐらいの少年に言わせる玲子は鬼。萌えの鬼。色々とせちがらい状況にいたらしきことやエキゾチックな容貌からしてハジはロマニー出身に思えてきた)が無表情を装っていた虚勢が崩れて涙をこぼす時の、けなげな様子がリアルっぽさがあってたまらんかった。これはあるいは小林利充氏が作監だった効果か?(あー、そういえばF91でセシリー((いやシーブックの方だったかも))が同じように耐えきれず泣き出すシーンがあってそれも芝居がすごくこまやかなんだけど、私は当時からあれは小林氏の担当だったんじゃないかと思いつづけてる。真相をいつか知りたい)

もうね、とにかく今回は設定バレ(初代ジョエルがいい味だしてた。アンシェルもかつては財団側だったのか)がすすむわ、小夜萌え(髪が長いころのわがままお嬢様モードもいいですねえ)とハジ萌え、さらには合わせてカップリング萌えも促進されるわで凄かった。ここまで見飽きずにこれて良かったとしみじみ思った。

さて『動物園』とは小夜の台詞内にあった“たくさんの動物を飼っている広いお屋敷”という意味のほかにもヒトを超えた種族の存在をほのめかすことで、既存の生態系イメージを揺さぶる意味合いがあるようにも考えられる。BLOODシリーズの小説版である「獣たちの夜」では、赤い盾が翼手を狩る理由が明らかにされていた(ユダヤ系組織らしくかなり形而上的なものですよ)けど、今回のTVシリーズではどのあたりに着陸点があるのかな。
posted by 三和土 at 03:34| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ/TV番組感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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