2006年04月10日

(2006春:新)少女チャングムの夢

そういえば、数年前にNHK-BS2で本邦初という触れ込み(記憶は怪しい/追記:「虹の戦記イリス」の方が先だったみたい)で輸入放映されていた「装甲救助部隊レストル」。あれは私は最初の方だけ見てたりしたんですけど、あの頃にくらべるとぐっと全体レベルは日本アニメに近付いてますね。キャラクターデザインのデッサンの確かさにしても、背景美術のさりげなさにしても。脚本や演出は、恐れていたよりかはドラマ版(でも一回しか見たことないのに(笑)>自分)と遠くなくて安心しました。料理に人情にアクションに陰謀に、と二時間サスペンスドラマ枠みたいな娯楽要素てんこもりぶりにはなかなか好感。うん、しばらく見てみます。

ところで、非日本人アニメーターによる動画でいまだ気になる部分があります。それは口パクやちょっとした日常的なしぐさのぎこちなさ。タイミングの取り方の自然さやなめらかさ自体にどうも配慮が足りない印象があるんですよね。まあ、そのあたりはおそらく世界一フェティッシュな民族(俺仮説)である日本の牙城でありつづける分野なのかもしれません。あ、フルアニメがお家芸であるディズニーものとかああいう細やかさとはまた別の話のつもりですので…

さて放映される曜日こそ変わったとはいえ、本作は「火の鳥」「ポワロとマープル」「雪の女王」から続く枠の新作という位置付けらしいです。この枠のコンセプトはかつてフジ系の日曜夜にあった世界名作劇場と似ているけれど、違うのはアクション要素が少々入れられていることでなにやらバッタもんくさくなっているというか上質感が妙に目減りされていること(笑) そういう隙の多さが憎めなくて、なんか好きです。あと時代考証要素の着眼点が目新しく感じられるのもふつうに気に入ってる。
posted by 三和土 at 21:20| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ/TV番組感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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