ほぼ治癒が完了した(異様に治りが早い質らしい)リルはデダルスが管理する棟の地下へと降り、ロムドの人口生産完全管理の実態とプラクシーの出自の一端を知る。ロムドが直接出産を全廃しているらしきことは以前にも描写があったけど、プラクシーがモスコ・ドーム(どうもビンスは革命家の本場である地域の出身らしいな)から収奪されてきた存在だというのは初出。デダルスの解釈によれば、ロムドの奥深くに安置し秘匿しておくことそのものに社会(民俗?)学的な意味があるらしい。…これにはすこし驚いた。佐藤大、エウレカの時よりも伸び伸びとやれている印象。さほど分かりにくい印象はまだありません。
ラウルの役職をほぼ逸脱した行為により、リル(ノーメイク姿最高ー やっぱりまだ19歳なんだ!)に緊急の危機が迫る中、行くあてもなく故郷をめざすビンセントの元では同行者たちがばたばたと息絶えていく。あえて途中経過は省かれながらも、埋葬された遺体からあっという間にかけられた砂が風に飛ばされていくシーンには軽くショックを受ける。しかしビンスは達観しているというか強いな…
次回予告はピノ担当ver.。本編の重苦しさを中和する狙い?