2006年04月22日

ゼーガペイン#3「デフテラ領域」

色々と作品構造上における仕掛けが示された回だけど、なかでも気になるのは“町中の河川(一級か二級と思われる)で平気で泳いでいる主人公”というシーン。…汚染がすすんでいる地域と技術によってその問題が取り払われている地域との落差が大きい時代という描写だろうか。…あるいは、単にストーリー展開上の都合かですね(笑) ゼーガペイン搭乗シークェンスへは水場が入り口になってるみたいだし。

キョウの親もリョーコの親も声のみでの登場というのは、サーバーにそれだけの“設定”しか存在していないということだろうか。演出上の措置で大人の姿が描かれない(PEANUTSなんかそうですね)ことはあるけど、“そういうこと”になってるから出ませんよ、という設定はアニメではめずらしいかも。

シズノの愁いのこもった台詞から察するに、世界はもはやかつてあった時空観念から逸脱しており、未来は存在せず時間は円環状にめぐるばかり? 今日の次にくるのは今日、なのだろうか。だとすると切ない世界だなあ。キョウは、絶対的な虚無感に襲われる気の毒な主人公ということになるだろうし。

次回予告ナレーションはルーシェンが担当。中華系トリオの出自も少し分かりそうな内容みたいね。
posted by 三和土 at 22:08| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ/TV番組感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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