2006年04月24日

BLOOD+#28「限りあるもの」

シフたちが特にイレーヌのソーン状態の進行に動揺しているのは、感覚の鋭敏さで索敵に秀でている彼女の能力を頼みにしているという事だけではなさそう。そう思えるのも、イレーヌが可憐で繊細な少女として描けているからですね。

真央&岡村組の追い付き/カイと小夜のメンタル上の諍い/シフの強襲 と三つのラインを交差させつつ、リク(服をシックなものに着替えたり、ハジと前より打ち解けた感じで屋根の上で-お前らは猫か(笑)-語り合ったりと堅実にシュヴァリエっぽさが増してる)のDNAに現れた「第五の塩基」という伏線も張られたりして満足できる密度は今回も維持されていますね。特に“(小夜やリクが変わっていく分)自分だけは以前と変わらないでいる”と宣言したすぐ後に、拳銃に薬莢を詰め込むことで真央に強い印象を与えてしまうカイの描写が良かったです。

今回はGAINAXがグロス参加という情報を目にしていたので、ふだんとの違いに注目してみたのですが、まずフォルム取りがやわらかめ(IG作品の基本はもっと骨格を意識した感じ)。そしてアクションシーンが軽やかな感じ(IGはそれに比べると重力感があると思う。どちらが優れているという話とは関係なく、あえて言えばやはりガイナの方がオタク嗜好により素直だと思う)。

…しかし次回予告、ハジがナレ担当するともれなくキモイ。すてき。
posted by 三和土 at 13:21| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ/TV番組感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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