2006年04月30日

BLOOD+#29「呪われた血」

自分の存在がふつうと違うことに苦しんでいるのは、小夜もシフたちも同じ。だけどシフには同じ出身の仲間たちがいる(石化して分解したイレーヌの遺体パーツを抱きかかえる姿は雄弁な描写でした)し、小夜にも血を分けた形のシュヴァリエたちがいる。血は水よりも濃し。これまで劇中で語られてきた“心のつながりとしての家族の絆”命題をゆるやかに揺り戻す効果のある回だったような気がする。カイの精神にも、きっちり焼きが入ったことだろうし。次回からはさらに強くなってるはず。

ふさぎこむ小夜に、孤独と闘ってきた先達であるハジが街をさまよってみることをそれとなく勧めるという筋だっただけに、今回の見どころはパリの様々なロケーション。路地裏からみるエッフェル塔という構図も印象的だったし、引き寄せられて思わずハジに抱きつく小夜の背後を乗用車が通っていくというレイアウトもまるでトレンディドラマを意識しているようで興味深い。

あ、カール復活おめでたう。あいかわらず単細胞思考そうだな〜
posted by 三和土 at 07:37| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ/TV番組感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック