2006年05月06日

BSアニメ夜話「イノセンス」

ファイナルファンタジーの映画を監督した人がゲストで出てたんですけど、きれいな縦ロール髪をされてました。それがけっこう似合っててまた感心した。

さてナイーヴバトーさん電脳恋愛いったりきたりの巻ですが。テーマ面もそれなりに語られていた(ような気がするがよく聞いてなかった)けれども、やはり印象により残ったのは2Dと3Dを融和させきった超絶CGアニメ技術の解説パートの方。特にアニメマエストロこと氷川竜介氏による、エフェクト(今の場合、画面全体を馴染ませて現実味を帯びさせるために用いられる画面処理のこと)・ビフォーアフターの趣向が面白かったというか目から鱗でした。それと素子が人形ボディを捨て去っていくときの線画(沖浦啓之氏担当)を見られたのも良かった。DVD販売の宣伝を兼ねてなのか、プロダクションIGを率いる石川光久氏が自ら出演していたために色々と制作内部でしか知り得ないことが明かされていたのがお得な感じ。

・択捉祭りのシーンで子供が階段を駆け上がり大人が下っていくのは、生と死が入り交じったカオスの隠喩表現

・バトーが工場内部にて少女を助けるシーンのねっちりしたしつこいほどの丁寧な描写はもともとあっさりとしていたのを変更したもので、沖浦氏担当だったのだが、他パートよりいちじるしく完成が遅れて、もう少しでシーン全体がカットされるところだった

など、裏話が聞けたりもしましたよ。

それにしても今回放送分における司会担当の里匠アナウンサーのお仕事ぶりにはプロの卒なさが渋く感じられました。きちんと必要最低限の勉強が為されていたのか、終止落ち着いた態度で進行できていた印象。アシスタント役の中川翔子ちゃん(この子のしゃべりはちょっと楳図かずお御大に似ているかも。リスペクト深いのお)も、持ち前の好奇心を出過ぎず引っ込め過ぎず出せていていい感じだった。
posted by 三和土 at 07:29| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ/TV番組感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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