時代劇専門チャンネルさんナイス! ナイス企画!! 二週間、濃厚な夏の夜をありがとうです。月曜から木曜の間に一夜三話ずつという配分も絶妙でした。
えーとですね。まずはGONZO制作アニメとして見ますと、異例といえるほどにシリーズ構成が成功していると思えました(個人的主観による批評でしかないけど)。あと作画密度がかなり高いレベルで安定してた(今回の素材が地上波で放映されたものかセルソフト版だったかは不明ですが)。意欲作であったと言ってよい完成度かと。惜しかった点としては、BGMの使い方にややメリハリが欠けていた点。流しっぱなしに感じられる部分が多々ありました。これは他GONZO作品と共通しているように思います(GONZOメソッドの一つなのかも)。
それにしてもラスト三話の緊迫感は凄いですよ。(以下…ネタバレになるから一応「続きを読む」扱いで)最後に残った四者のうち、甲賀方の頭領の弦之介とそれにひそかに懸想する陽炎。こちらで男女の情念の激しさと切なさを見せつけた後で、同じく恋情のあまりにそうするともなく陽炎を滅す形となった伊賀の朧が、今度は味方側である妄執の権化・薬師寺天膳にとどめを刺す流れとなる。初めて人を殺した(弦之介に生きていてほしい一心ゆえにという皮肉さが非常につらい)朧が、天膳(死に顔の恐ろしさマジビビり申した…)の身の内に巣食った伊賀と甲賀の因縁を直観したために、それを初めて主体的に心の中に引受けることが可能となる。そこから最終回の決意の自刃まで、明確に朧が「少女」から「女」に成長した様子がたたずまいとして演出されているんですね。もう…泣くしかないだろう。こんな掛け値なしのカタルシス久しぶりにもらった。
直接関係のない徳川家世継ぎ争いへの、主人公ふたりの距離の取り方も完璧ですよ。まったく頓着せず、恨みすら手放したことで無上の…ああ、もう言葉にするべきじゃないね。しないです。ED後のエピローグにあたる服部親子のシーンに関しては、あるいはなくても良かったかも。響八郎がふたりに感銘を受けている前振りはきっちりあったし。
なお、一番見応えがあった勝負は盲人対決の豹馬VS小四郎。頭脳派が意外に体術もイけてますという描写が好きなこともあり。あとここで挿入される豹馬の叔父としての弦之介への思いから、シリーズ演出上でより感傷性が高まっていく点もポイント高い。ところで最後に言いたいけど、夜叉丸たんが一番もったいない。色々な点ですごくもったいない。まあ後半に回想中の登場が多かったのは救いでありますがっ
2006年07月15日
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