2005年02月24日

「ふたつのスピカ」地上波再放送を初視聴

画面粒子荒reeeeee! 音声なんか濁ってruuuuuu! …ただし、キャラの顔デッサンが甘いことが(画質自体とのギャップがなくなり)かえって気にならずにストーリーに入り込みやすいという意味では地上波版の方にアドバンテージ。

とはいえ、自分がBSアニメとしてのこの作品の世界に入り込めたのは、衛星放送というクリアさを誇る電波形態が外郭的に付与していたメインテーマとの隠喩的な合致によるものも大きいことにもまた気付かされた。要するに、衛星を介して頭上から降ってくるデータの恩恵が、主人公アスミが胸に抱く宇宙への純粋な憧れとリンクして感じられていたということです。

結局、このアニメのテーマって「ピュア」なんだよね。純粋さは時に愚鈍や狂気にも近しくみえることもあるけど、それでもやはり人の心を打つ。そのことを淡々と描きあげた本作は見かけの地味さにだまされがちだけど、相当にアヴァンギャルド。

…その前に放映されていて(たしか来週最終回の)「十二国記」を久しぶりに数分見たけど、えらく作画美麗で、打ち切り漫画みたいな唐突感のある構成に結果的になってしまったのがあらためて惜しまれた。(でも、私は録画失敗が契機となって最後の章は本放送時に見るのやめたんだけど。そういえばあの頃は夕方に『BSアニメ劇場』があったんだっけなあ。曜日は忘れた。火曜だったかな?)
posted by 三和土 at 03:10| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ/TV番組感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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