2006年07月29日

(2006夏:新)「N・H・Kへようこそ!」

原作は未読で読む予定もない。けど意外にも惹きつけられました。音楽(パール兄弟!! OPのROUND TABLE featuring NINOは爽やかでキャッチー、EDの筋肉少女隊でテーマ性にねじ込む鋭さをフォロー。鉄璧だなあ)を皮切りに全体においてパッケージングがかなり好いです。題材こそ被害妄想入った引きこもりライフというディープなものながら、味付けでもっと広い層にアピールできる可能性が広げられている。山本裕介監督ってもっと注目されてもいいよね。アニメのフラットさをすごく理解して使いこなせている人だと思う。あと室内スケールの出し方が絶妙で、リアルな生活感とビジュアルとして快感のある演出のバランスが抜群。

しかし主人公はあの独特な声質のキャストさんのせいで、槌谷揺@オコジョさんの成れの果てとしか思えない(笑)

引きでは世界観が広がっていく気配がしていたけど、個人的にはこのままずっと自室内でだけ展開していった方が前衛的で面白いのにと思う。ドアの外1m以上は行けなくて、訪問者を迎えることはできるけど自分から直截のコミュニケーションを取ることはできないという縛りを付けたり。
posted by 三和土 at 02:22| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ/TV番組感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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