あと感心したのはさまよえる霊魂は大体が悲憤にかられている(から器として依り代となるのは供養でもある)ものだとする作品見解の早い時期での表明ね。しかもそれを年少者のロビンに言わせるところがまたグッとくる。それに耳を貸せるデオンにもね。剣をふるい、また時に姉の魂の器となって自我を一時的に放棄する名分を主人公キャラに呑み込ませつつある流れは、自然です。
しかし先生は急にキャラ変わってねーか(笑) ジョッキ飲み干した時の劇画調の目元の影笑った。
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シュヴァリエを視聴し、その感想を皆様がどのように思っていらっしゃるかを知りたく色々な方々のサイトを拝見している折にこちらに伺わせて頂きました。
今回、カロンが舞台を退場したわけですが、個人的にはべラニス達を惨殺した彼は、その悪行の割には何だかんだといって長くデオン達と戦う宿敵になるようなキャラのような気がしていましたので、今回であっさりと退場するのは特に残念とも思わなかったものです。
しかし、そんな彼も国を、第三身分たる民を思う愛国の士であったところがこの作品の良さかと思います。
またデオンがリアに変身(?)するシーンも何時もの悲憤に満ちたものでなく、立場は違え、国を憂う者への敬意とも言うべく、腕を切断した相手を必要以上に苦しめる事無く心臓を貫き静かに眺める様は、リアとデオンの精神が融合したように感じたものでした。
第五話も期待です。
感想頑張ってください。楽しみにしております。
「シュヴァリエ」は間接的な演出がわりと多いようなので、感想にも人によって微妙に差異があったりして面白いですよね。
カロンは秘密警察メンバーの惨殺の仕方からいっても、貴族階級やそれに仕える騎士たちへの憎悪のほどがうかがえました。その敵意とフランスへの愛国心の純粋さとのギャップが、違和感なく一つの人格として見せられているあたりに古橋監督の本気がほのみえるようです。
リアの愛国のあり方が、デオンが記憶に知る彼女のそれと死ぬまでにいかに変遷していったかがリアの殺害の鍵なような気がします。同時にデオンの騎士としての生き方も揺らいでいくような予感もします。