「マテールの亡霊」:ララとグゾルの関係性は、クロウリーとエリアーデ(OPで彼女が色っぽく描かれてないのはちょっと残念)のそれと並んで好きな部分なんで、アニメ版でこんな早い時期に見られるのはとてもうれしい(…というかクール毎にOPを変えてくるつもりだとすれば、この後にミランダ編とクロウリー編をこなして#13あたりまでに充てるということなんだろうか)。
さて。今回の印象を先に述べれば、アニメスタッフお見それしました、と。というか本気で売り出しているなあと。あるいはデスノの方とさほど違わない制作予算力を感じます。#1と比べても隙がない出来で、たとえば見せ所の戦闘シーンも良いコンテだと思ったけど、列車の一等室やその廊下のモダンな雰囲気なんかも抜群に醸されていて原作の持ち味を極力引き出しているのがすばらしい。あと演出上でいいなあと思うのはアレンが好もしい主人公として明確に打ち出されている(ファインダーが目の前で狙い撃ちされた瞬間に音声が全カットになるオーソドックスながら効果的なシーンとか)点ね。神田のクール美形キャラぶりもそれによって更に引き立っているあたり巧く噛み合っている。
追記:初回から「画面が暗くて見えづらい」との感想を散見しますが、私の環境(ブラウン管モニターでBSデジタル受像)では他のアニメとさほど違和感がなく不思議に思っていました。2ch本スレでも話題となっていましたが、むしろ液晶モニターなどの発売の新しい製品の方がこのアニメの場合は向いてないとの意見もありますね。原理は分からないけど。
うちもCRTモニターで、地上波アナログ放送でしたが、特に
見づらいという印象はありませんでした。
放送システム自体の過渡期ゆえの混乱なのでしょうね。
画面のトリミングも含めて、それが関係の無い本編への評価
に影響するとしたら残念です。
僕も、トリミング版の作品は見ないようにしちゃいましたし……。
これが映画だったら、トリミングされたバージョンだけを見て
批評するなんてあり得ないですから。
でも正直、色々新システムに完全移行するには、投資金額
がまだまだ高過ぎる、というのが心情です。
むずかしい問題ですよね。本来のサイズで見るのが一番なんですけど、反面、いちいちモニター設定切り替えがめんどうに思えて私なぞはちょくちょく「別にトリミング放送でもいっそいいや」とか思ったり… しかしそういえば、ワイドTVで見ている人たちはアナログ放送の際どうしているのでしょうね。自動的にサイズ補正されるのかしら。