分かった! 分かったよ!! 今年の土六のコンセプトはズバリ嫌アニメ! 理解できた以上一年間付き合えそうですよ!! もう瞳キラキラのキモさにいつまで経っても慣れないのも、描写の意味や漢神解説がいちいち分かりづらいのも、主人公にいまひとつ好感持ちきれない(おまえリアルな意味でだらしなすぎ(笑))のも、ヒロイン候補がロリしかいないのも、宰蔵たんの消えたりあったりする謎コンパチな月代についても気にしないよ!!! (あ、でもOPは雰囲気の明るさがあまりにも本編と合わないので早送りすることにした) だってこれは嫌アニメだもの。こちらをわざといやーな煮え切らない気持ちにさせるために作られてる番組なんですぜ? よし、これから毎週ぱぱモカモカしちゃうぞー モカモカ:「もやもや」と「むかむか」の中間形容詞
えーと、今回は数々の嫌描写の他にも、うえだゆうじと藤原啓治の楽しげで活発な江戸遊び人演技対決(ふたりとも15年経ってもさほど老けがみえないということは、本作においてはそれはむしろ良くない意味での表現のようで)、冒頭のフンチラ、もといアクロバティックアクションなどなどふつうに良い出来でした。あとキャラ描写的には、やはり一番男らしい(笑)江戸元の岡っ引きたちへの怒声やほんとに一味のおかあさん役らしいアビの救護員姿が面白かったです。
以前ユートの最終巻感想にコメントさせて頂いた者です。
しょぼくれたオヤジと世知辛い話に目が無く、三和土さんおっしゃる所の
>及び腰なんだか挑戦姿勢なんだかいまひとつ掴みかねる
作品も好きな私はこのアニメに放映前から喰い付いておりました。
毎週のように「會川いい加減にしろ」と思いながらも、今の所何故か深刻な不快感は感じておりません。彼が視聴者を挑発する為のポーズとして暴走しているのではなく、どうやら本当に書きたいものを書いているようだと感じているからだと思います。(その結果が『嫌アニメ』全開っていうのはどうなのよと思いますが……)
あとは単純に宰蔵萌えです(笑。
今回で見限った方も多そうなのに三和土さんが続投を宣言して下さって嬉しいです。これからも感想を楽しみにしております。
やはりというか、「ユート」とベクトルが似たマイナー臭が「妖奇士」にはありますよね。
>しょぼくれたオヤジ
青年とおっさんの間ぐらいの着流しキャラというのは個人的にストライクなんですが、どうもゆっきーには萌えきれる勢いみたいなものがなかったのですが、今回でその理由が分かってスッキリしました。人物描写がリアルすぎてダメさが自分にはねかえってきてイタすぎるのでした(笑) 激昂した雲七の台詞、ぐさぐさ突き刺さりました。
會川脚本への嫌悪は、私の場合は振り幅が激しくて(勝手に)疲れてしまいます。しかし今回のシナリオは良い意味でするどくダメ人間(というかもうクズ人間の域でしたが)ぶりをリアルに描いていて、真骨頂というしかないなと思いました。演じていたうえだ氏と藤原氏の演技も、本当に見事でしたし。
「妖奇士」、見限った人多くて土6なのにさびしい現状ですよね。むしろ今回のプチ祭りは手放しで歓迎したくなったというか。まあ私も、昨日まで「もうこの寂れっぷりを挽回するには伝説の裸ロケット展開しかないじゃん」とか本気で考えてましたから(笑) ともあれ、一年間完走がんばりますー