宮本隆司 撮/平凡社 刊
1988年に出版された写真集の改訂新版。はじまりの中にすでにおわりが内包されている、そういった視点を感じさせてくれる一冊。ただ、期待していたより日本国内のものが少なかったのがやや拍子抜けな気分。どうも、テキスト量が極端に少ない写真集の楽しみ方を私はよく分かってないらしい。これは鍛錬が必要だ。ところで掲載されてる写真の中でたとえばベルリン大劇場(と呼ばれていた建物)の半壊状態に強い既視感を持った。漫画かアニメの背景に直接的なインスパイアを与えた作品なのかも。
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