2006年11月15日

妖逆門#33/D.Gray#6

「妖逆門誕生」:きみどりの肩に手を置いた時の正人の顔がフシュウゥゥてな擬音がついてそうなアオり気味に描かれてて笑った。黒正人さま発動、いきなりすぎ。でも、須貝正人=灼銅の鬼仮面というのはバレバレになってるようにこれまでも演出されてきたからシリーズ構成的に順当なシナリオではあるんだけどね。

きみどりが大木の精霊であることは以前にも描かれていたけど、今回はさらに妖逆門というげぇむそのものがきみどりの子供たちと触れあいたいという想念から生み出されたものだと詳しく説明。げぇむの優勝者には望むものが与えられる。力、財、美、名声… それらすべてが欲望そのものだったゆえに、きみどりの力の源である大木は序々に汚されていった。そしてある時のげぇむにて、きみどりは正人という名の優勝者と出会う。それが妖逆門の大きな転機となった。というところで以下次回。ああ、これで正人のもくろみが戦争が原因となったトラウマが呼んだものとかいうディープぶりだったらめっさ燃える。たしか妖逆門って50年に一度開かれるんじゃなかったっけ? しかしおもろいわー、このアニメ。1クール目すべてをタメに使っていた周到ぶりが実に渋い。幼女が作ったゲームなんだから、そりゃルールなんてわやくちゃだわな。

「災いを呼ぶもの」:原作においては単発ものだったおおかみ少年ジャンのエピソードを黒の教団という枠内に落とし込んでの再構成、実に卒ない。吉田玲子氏いい仕事されてます。しかしアニメ版のアレンは実にかわいいね。優しい性格が前面に出てるから、ふつうに応援したくなる。小林沙苗さんのキャストで正解だったんだなあ。塔矢アキラ@ヒカ碁とはまた全然違う印象になってるのがすごいわ。あと演技面では千年伯爵役の滝口順平氏もさすがって感じでした。ジャンみたいにたとえ子供であろうとも、自分たちを悪役にしか見ないというもの知らずな単純さは我慢ならないという人間くささがちゃんと伝わってくるようになってた。

ところで今回、アップでアレンやリナリーがむかしの少女漫画調にみえるカットがいくつかあって不思議に思ったんだけど、作画監督クレジットに平山智氏の名前があって納得。ガラかめ時の癖が残ってるんですねー
posted by 三和土 at 12:07| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ/TV番組感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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