2006年11月19日

妖奇士#7「竜は雲に」

うーん(しみじみと)「これはひどい」。前番組ぶらぷらが4クール目で馬脚を露わしていたあの境地に、このアニメは1クール半ばで易々と達してますよ。もうね、アトルの刃向かいも往壓の説得もどちらも會川ライターのしたり顔しか浮かんでこない。今回の説教合戦は白け過ぎますわ。しかしあれですよ。脚本家の主張がキャラクターの生き様から浮いてしまうのは、演出担当トップの監督の責任でもある(いま思い返すと『ヒヲウ戦記』のアミノ監督はやはりさすがの手腕だっだなあ)。PDについては、もうなんも言いたくね。だっていつも同じ文句しか出てこないもん。あー、しかしひどいわ、この會川節濃度。なんか目眩してきそう。

ところでソテ姐さんがすでに人殺しに手染めてるっぽいのは少しだけショック。あとアトルは遊郭で客を取らないというのは、つまり下働き、いやでも禿の姿だったから、ほんとーにお客さんの身分ということなのか。そのための心付けは小笠原家からでも出てるのかな。展開が中途半端に甘いこっちゃ(笑)

さてアニマックスでの放映も先週から始まってるわけですが(心憎いことにコードギアスと続けてプログラムしてくれてる。おかげで一緒に視てますよw)、番宣のナレーションがかなりキてるんですよ。正確な暗唱はきちんと覚えてないんできないけど“ここではないどこか、本の中の世界、海の向こうの異国、もっと自分を輝かせるステージ… そんなにこの世は甲斐がないか”(ちなみに折笠富美子さんの声ね) そんなにオタクを挑発したいかぁああああ!!(笑) たぶんね、竹田ちんはもう土六担当が嫌になってちょっと遠回しにつぶしたいんだと思うよ。まぢで。
posted by 三和土 at 03:43| Comment(3) | TrackBack(0) | アニメ/TV番組感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
初回からスルーしてしまってるんですけど,三和土さんの文章読んでるだけでも面白いです.本編なんて見なくてもエエかも (笑).
Posted by nsh at 2006年11月21日 20:32
まったく同感です!
色々痛くて(笑)、僕も第2話以降はリタイア
しちゃってるんですけれど、三和土さんのご感想は、
毎回とても楽しみに拝読しております。
一年間は大変な苦行かもしれませんが、出来ましたら
今後もよろしくなのです♪
Posted by しくへっど at 2006年11月21日 21:38
「また少数派としてババ引いた…」と落ち込んだりもするけど(こうしてコメントもいただけるので)私は元気です(たぶん)

>本編なんて見なくてもエエかも (笑)

土6ってそういう側面が確実にあると思うんですよ。「おーっと竹P、リングパンツからスパナをおもむろに取り出したぞ」みたいな。話題性に特化した憎まれ/いじられ枠もそれはそれで一つのエンタティンメントかなとか、最近は一周まわって思えてきてます。(というかそう思わないと視ていられないことをぶらぷらで学びましたw)

>色々痛くて

今回の土6ヒーロー・ゆっきーはほんとにイタいですよ!! イタさを自覚することにおいては前後に落ちないわたくしでも目をそむけたくなるほどのなりゆきまかせな無責任ぶり。しかしもっとイタいのは、そういったリアルなキャラ造形がまったくストーリー面に機能してないことです。ああ、シュールすぎてもう自分が視ているのが土6アニメとは認識できません…

とにかく、これまで視てきたアニメとはまったく違う意味で目が離せない新機軸ですよ、これわ(笑)

Posted by 三和土 at 2006年11月21日 23:19
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