2006年11月19日

シュヴァリエ#13「兆し」

さーてどの釣り針から反応していきましょうか(笑)

とりあえず先生は、デュランとデオンを相部屋にしないように気を回してください。それともわざとやっているのか? その煽りは洒落になりますぇん。大分よろめいてきてるよ、デュラン。やばい、やばいよ。というかマクシミリアンのデオン=リア誘惑展開のさわりきたよ。予想外に早くてうれしい。

マクシミリアンがかつてはお小姓っぽい境遇だったかもと想像させられる頬なでまわしシーンは、表情が平坦すぎるのが惜しかった。カリオストロ(奥さんがローティーンでしかも作品一のエロキャラという最強キャラだお)やロビンの表情が剽軽に動くよい作画回だっただけに、少しは表情筋の芝居が見たかったわ。この作品にキャラ萌えラインは似合いませんよ。お人形ではなく人間を模したキャラクターが見たいです。(まあそこまで言わんなんほど味気ないわけじゃないんだけど。いつのまにかほどかれたのど元のタイとか、萌えましたよ、ええ)

ロシア編ではぼやけていたデオンの心情表現が、このイギリス編(涼風真世さんの演技は「雪の女王」の時とは別ラインで自然な感じでしたよ)においては冒頭からしっかり焦点があてられており期待がいやまします。マクシミリアンとの接触により、リアの霊との融合の強まり、および王への忠誠のゆらぎにデオンの精神も変調が激しくなっていくようだけど、宮廷策謀劇と並行してこちらの感情ドラマも楽しめたらいいですよね。
posted by 三和土 at 06:36| Comment(5) | TrackBack(0) | アニメ/TV番組感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
あああ・・・次が早く見たいです!きゃぁ〜♪

ロベピー@お小姓ですか。
なんだか想像しちゃいますよん(三和士さまってば★いやん^^)
彼のあの冷たい美貌からすると気に入られる可能性は十分あり得ますね。しかも頭が良さそうだし。

今回の「ロビン日誌」のデオンのセリフがおもしろかったです(笑)
そうそうあんたはお金使いすぎ!
機密文書を盾にせびるとは・・そりゃ問題児扱いされますわよ(苦笑)

まったり進んでいたストーリーがようやく動きだした感じですね。
ゲルシーもくせ者っぽいし、今後の展開が楽しみです!

私いま流行の(?)myspaceやってるんですが、「シュヴァリエ」ファンのアメリカ在住のアメリカ人の男の子を発見しました。
ちょっと嬉しかったです。

シュヴァリエもそのうち世界に向けて輸出されるんでしょうかね?
Posted by mayu at 2006年11月20日 11:00
すみません!
「三和士」になっていました!!
ごめんなさい^^;
Posted by mayu at 2006年11月20日 11:02
あ、どうぞお気になさらず〜 「たたき」でたぶん変換できるかと思われます… (でもこの変換はもしかして私が自分のパソ内辞書に手動登録しただけだったかしら…)

>次が早く見たいです!

今回ラストはめずらしくインパクトの強い引きだったので、一回見ただけではやや混乱気味なんですが、あの急襲ロベピーははたして単なるデオン自身がうみだした幻影なのでしょうか。気になりますね。

>なんだか想像しちゃいますよん

いつもながら中年親父的イヤラシ感性まるだしで、閲覧者の方々にはご迷惑をお掛けしております(笑) しかし、今回の教父さまの手つき(くちびるにまで指を這わしていましたからねぇ)からは淫微なものを感じざるを得ないかなとも。ロベピーの感情を殺してるかのような性格は、そういった経験(妄想暴走w)にも起因してるのかも…

>今回の「ロビン日誌」

「女装の剣士 シュヴァリエ・デオンの生涯」を読む限りではどうもデオンの方こそ問題児でしたよね〜 ともあれゲルシーのキャラクターはあの時代の陽気ないいかげんさを示しているようで興味深いです。

>世界に向けて輸出

このアニメに関しては特に、外国の方の意見を私も聞いてみたいです。そういえば、ちょっと前に欧米の複数の国に向けて「シュヴァリエ」展開、みたいなネット記事を読みました。たしかテレビ放映も視野に入れたわりと大きな規模での展開が考えられているみたいですよ。今後の続報に期待したいですね。

Posted by 三和土 at 2006年11月20日 12:54
 七年戦争があった折のイギリス。
 プロイセンを援助し、軍を派遣してブラウンシュヴァイク公と共にフランスと戦火を交えた事ぐらいしか知らなかったりします。
 そんなイギリス編でしたが、出だしは好調のように感じました。
 新キャラであるゲルシーの強いインパクトが物語を引っ張ってくれたようにも思えます。
 そしてリアは遂にデオンの自覚が無いうちに憑依する事が可能に。確かにデュランが狂い始めるもの分かるような気がします。
 そしてルイ15世にデュランはかなり信頼されているようですね。専用の暗号などとは。
 何故か、急にリア殺しの容疑者にデュランが浮上してきたと思うのは私だけでしょうか?
 怪しげな教団の教主殿のお小姓疑惑のロベスピエール。でも彼の冷徹なあの瞳は理想の為に利用するだけ利用したら、後で背後からサンジェルマン共々刺してやる、という瞳なのでしょうね。
 しかしロシア編でもそうだった彼の神出鬼没ぶり。
 最初はデオンの幻想かと思いましたが、本当に居るとは。流石は王家の詩を手中に収める男です。
 最後にデオンがベルニスを忘れていなかった事が嬉しく思いました。
Posted by 猫 at 2006年11月20日 22:45
>七年戦争

四銃士がドイツに入る前に、国境に大砲を並べている描写がちょっとありましたが、あれとて戦争中という感じでもなかったゆえ、どうも本作においてはフランスの現況はどことも戦争状態にないという感じみたいですね。あるいは、七年戦争勃発前夜という視野で作劇されてるのでしょうか。そのあたりのほのめかし台詞なんかはわりと必要なのかもしれません。

>確かにデュランが狂い始めるもの分かるような気がします

当初から公式サイトのキャラクター紹介欄でマクシミリアンが全ての鍵を握る、と出ていましたがデュランの心のゆらめきもマクシミリアンとの再会が起こしたものですよね。デュランの中ではリアへの想いはまだ終わってなかったのかと少々予想が外れた気分ですが、それでも今後のデオンとのほのかに倒錯した匂いが感じられそうな関係性の変化への期待の前にはさしたる事はありません!

>急にリア殺しの容疑者にデュランが浮上してきた

リアがマクシミリアンに「王家の詩」を手渡したのはほぼ確実として、リアが死ななければならなかった理由やそれから派生した経緯についてはまだまだ謎が残ってますよね。ルイ15世の考えの底の知れなさがなかなか心憎い演出ぶりです。

マクシミリアンは現代的な合理思想の持ち主ゆえに共和制の到来を強く信じているように思えるのですが、反面オカルティストでもあるというつかみどころのないキャラクター。最後まで彼の真理はあるいは読めないという展開もありかなと思えてきました。

>デオンがベルニスを忘れていなかった事が嬉しく思いました

ベルニスは武骨なルックス(公式サイトの人物相関図では彼だけ浮いているような(笑))と真摯な人物性とで、あるいは実質的にもっとも騎士の名にふさわしいのではとも。チーフライターをつとめるむとうやすゆき氏のインタビュー記事でも、彼の死に様には気を配ったとの言葉がありました。そして、死者と生者、どちらの絆をつねに忘れずにいるデオンの真情ぶりもまた好もしいです。
Posted by 三和土 at 2006年11月21日 01:21
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