2006年12月10日

妖奇士#10「弥生花匂女神楽」

この難物アニメをどうにか無心に楽しもうと、コツをつかむために必死な今日この頃。間違いない良ポイントは今のところ二つだ。

 一.宰蔵の舞は必ずなめらかな動き
 二.アビのふっ飛びぶりはお約束なご愛嬌 

 ほか気をつけるべきなのは、
※往壓のバトル中お説教の「おまえがいうな」状態は多分もう最終話まで払拭されないのであきらめる。というか年下にしか偉そうにしてないのがまたなんとも。
※シナリオの整合性の齟齬や場面展開の性急さ、テロップ文面の単純なわかりづらさは極力スルーする。
※各エピソードに一つは必然性が怪しい生理的かつ心理的に嫌な描写があるが、製作者の意図を考えすぎないようにする。答えはたぶん無いからね。

いやー、冒頭から女形役者に背後から絡み付く宰蔵親父というシーンを入れてくる無駄な挑発ぶり。なんかもはや「これがなきゃ!」と思えてきました。そいでもって、それを目の当たりにしてショックで逃げ出した→火の手が迫ってきているのを伝えなかったから親父の死は自分のせいと宰蔵が思い込む--という蓋然性の低いプロットが最高です。空振りフルスイング。

それと並ぶわかんなさが、妖夷に一人で対した宰蔵に向かって小笠原(「最初の漢字解説は私のかんちがいだった」じゃねーよ。なんかGロボ最終巻思い出した)が発したアドバイス「笑え!『笑』という字は女が手を挙げて喜んでいる姿だ」の意味というか発言の脈絡。さらに重ねて〆の場面では往壓との会話で「『笑』にさらに『女』を足すと…(『妖』となる)」とか言うの。で、二人で声合わせて快笑してEDに流れ込む。もうその置いてけぼりぶりに、私も三輪笑に加わってしまいましたわ。なんか楽しくなってきたぞオラ。もう4クールまるっと會川脚本でも平気だぜ。
posted by 三和土 at 03:10| Comment(2) | TrackBack(0) | アニメ/TV番組感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
三和土さんの感想読むためだけに見続けようと思いました。4クールよろしくお願いします。
Posted by ミオル at 2006年12月13日 22:15
もがけばもがくほど外堀を一種の自業自得で埋めていくステキスパイラルいよいよ入りましたー!

…いえいえ、エールありがとうございます(笑)

しかしこのアニメ、なんだろう。やっぱり捨てきるのは惜しいと思えるような何かが…(それ、エウレry
Posted by 三和土 at 2006年12月13日 23:27
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