2006年12月18日

「リーンの翼」(第1〜3巻)

'06/監督:富野由悠季/制作:サンライズ

先行ネット配信された完全オリジナル新作がDVD化されたものをレンタルにて視聴。とりあえず前半の三巻分まで。(余談ながらTVにつないだプレーヤーに掛けたら画面がジャミング状態。仕方なくノーパソで再生させたけど、視終えたあとえらく目が疲れましたわ)

見応えがあったのは 第2巻>第3巻>第1巻。 もうバイストンウェルの美しさが圧倒的でね… 初めてあの世界に「行ってみたい」と思いました。

以下、各巻の感想箇条書き。

第1巻:○ぎすぎすしたルックスのああまで凡庸な母さんキャラは富野アニメではめずらしい。っていうか全然エイサップと似てねー。
○お父さん、現代アメリカ軍の制服組でその斗貴子さんキズは違和感ありまくり。
○朗利が呼ばれる時「ローリー」って聞こえるね。そしておまえはちゃんと上着きなさい。テロ中にもあの羽織り方ってどこまで洒落者か。
○まるでくじらがクロスジャンプするかのようなオーラバトルシップ二艦同時登場シーンがすごいインパクト。
○そこで特攻展開は唐突が過ぎるよー!! わけわからん存在にめっさテンパッてたとか前振り描写ほしかった。
○そしてあふれてくるワカメーワカメー、あかんぼう、頭がキノコ老婆。笑た。

第2巻:○ジャコバ様の肢体だけが若いのはなにかのいやがらせですか?
○エ・フェラリオさんたちをもっとじっくり見たいハァハァ
○コドール後添えさまはスレンダー美女。そういえば本作に巨乳はいないな。カントクの反骨精神とみて良いでしょうか。
○サコミズ王のソラミミ笑た。シャア板の名無しさん表記は「ナナジン」がイイ
○バイストンウェルの密な空気を飛ぶオーラバトラーたちの有機っぷりが実にすてき。たっぷり見れて感動した。

第3巻:○ひげがMSっぽいマキャベルたん笑た。
○主人公が城に迎えられる展開はダンバインでもたしかあったよね。
○あれっ、リュクスはいつエイサップにリーンの翼の沓返してもらったっけ?前巻のラストを見逃したかしら。
○まあお約束として流せばいいんだけど、エイサップとリュクスが惹かれあってたというのも唐突な描写に思える。
○しかしコードギアスといい、今年のサンライズは戦後日本とアメリカの関係をモチーフにした作品が目立った印象。私は別に鼻にはつかないけどね。

全体的にエフェクトがすばらしいと思うし、オーラバトラーがここまで生物的に表現できるようになったアニメ技術の進歩には感じいりました。キャラクター的には、エイサップのキャラが主人公なのに弱いのがやや気になりますね。まだ朗利の方が(でも戦闘機動かせるのは無茶すぎないか)。サコミズ王は屈折ぶりがなかなか興味深いです。女性陣ではミ・フェラリオ(背中でなくて腰に翼があるのいいですね。翼といえばはばたきアニメーションもまた全体的にオリジナリティあってすばらしい)のエレボスがいい。

30分×6巻という尺の制限があるだけに、特に第1巻で顕著なようにやや展開が性急な印象があるのが少々気にはなりましたが、とにかくバイストンウェル周りの異世界感は一見の価値があります。シリーズ後半は、戦後感覚の克服というテーマ性の昇華に期待して観たいです。
posted by 三和土 at 19:25| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ/TV番組感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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