2006年12月20日

妖逆門#38/D.Gray#11

「亜紀の涙と雨上がり」:亜紀が相手ということでさばさばと対撃が進む中、要所に織り込まれた感傷的な演出がより引き立つ。亜紀は知力と努力を兼ね備えたぷれい屋とあって、今回は清やミックの時よりもさらに三志郎は苦戦した模様。別れを告げながらも湿っぽさを振り払うように踊るハルが消滅する(個魔は妖逆門開催時に復活する仕様なんだろね)シーンから、亜紀が自宅で気付く〆までの作画と演出のこまやかさは長く印象に残りそうな高いレベルのものでした。夕焼けの光線が、現実感をそそってましたね。

「ミランダ・ロットーの思い」:ミランダ(ドイツ人だと最近初めて知ったけど、たしかに目元の彫りが深くて眉がないように見えるあたりドイツ顔@伝染るんです)が起こしたイノセンス空間から外へ向けて風撃を加えるリナリーの蹴り技がダイナミックなアクションで小気味良かった。ああ、やっぱりフェミニンなルックスだからこそ映える能力なんだよなあ…(嘆息) アレン側のウェットさと対比させてのロードのドライさが、アレンから剥ぎ取った教団の制服を羽織ってから脱ぐまで(同じ「神に選ばれた者」から決定的に敵対する存在へのモード移行)という小物演出により強調されていたのが特に目を引いた回でした。
posted by 三和土 at 08:59| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ/TV番組感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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