主人公ナレーションの多さがややカンに触ったけど、それも観点を変えれば全国放送向けとしての一般性への配慮ともいえるわけで。アニメファン層よりもメインストリーム寄りの消費文化を意識した(スノーボードのテクニックは凄い事になっている、と数カ月前たまたま一回だけ競技試合中継を見た私は思た)さっぱりとした雰囲気作りといい、全体の合致具合に違和感はない。ありがちな導入エピソードではあったけど、ヒロイン・エウレカの硬質でつかみどころのない美少女ぶり(動きがつくと魅力を増すタイプのキャラだ…)でカバーされてたし、設定はまだほとんど分からないけど、なんか空気に混じっててそれがロボットをボードで滑らせてることは、分かった!
総論:これまでのBONES作品の中では1か2の新鮮味を感じた。
京田監督の前作:劇場版ラーゼフォンと同じく、思春期の頃のじりじりとしていながら、どこか胸が躍る予兆を感じさせる空気感が好み。モラトリアムな主人公という類似性があるBONES作品「絢爛舞踏祭 ザ・マーズ・デイブレイク」では肩すかしになったテーマ性が炸裂するかのように昇華されれば、言うことないなあ。とりあえず、エウレカは最後まで笑顔はたまーに出る感じだといいな〜
それとソニーが楽曲担当のわりにはOPとEDの選曲がタイアップ臭が鼻につかない。どちらもレンタル屋に入るといいな〜(ソニーの場合そこ-レンタル屋に入りやすい-に利点あり)