あー、なんで京都でもないのに『羅生門』かって、鬼女みたいな荒んだ遊女が袖を引くからという連想かーとか歴史うんちく部分に素直に感心できたり、「わっちゃ蝶なんて嫌いさ」とうそぶく清花(前回感想では『あちき』と一人称を間違えました。すいません)の次の瞬間のカットで彼女の蝶の柄の帯をアップにする台詞外演出における視線誘導の自然さ、いきなり自害しようとする清花というシナリオの唐突さを彼女を無我夢中で抱きすくめる市野に感情演出を焦点させることで補っていたりと、今回は演出面がなかなか。しかし脚本はやはりよく分かんね(笑) 往壓と並んで走ってる市野がいきなり蝶怪人になった描写はおもしろすぎる。どうせならウィー!!とか叫んでほしかった。えーと、結局今回の妖夷の生態って何だったんですか? 連続殺人犯は清花と市野のどっちだったの? 清花が「最初の女」だった市野はいくつなの?
最後のはどうでもいいか 蝶のさなぎの中身はどろっどろっだという科学実習シーンはへぇーと思ったけどさー、だから何? って感じではあったし。大見得きってアトル逃がした狂斎の作戦は単なる入れ替わりだけで杜撰を極めてたし。ほんとに脚本なんとかなんないのかよー しかも来週は自意識過剰な作家がだれしもやりたがるアレをやるつもりだよ…
ところでアトルの件で小笠原が往壓に釘さしてたけど、「おまえは妖夷になる」ってのは年が離れすぎた少女に懸想するのは外道だという意味でいいのかな。どうもこの枠は伏線や前説なしの展開があたりまえに為されるもんだから、なにかトンデモ設定(異界接触者同士が近付きすぎると何かが起こるとか)があるかもとか思ってしまう。(追記:異界に惹かれている者同士の傷の舐めあいでかえって病膏肓に入るぞっていう忠告かもという可能性に遅れて気付きました)
遅ればせながら、EDの良さがだんだん分かってきた。今回はアトルが浮き世の機微を理解しはじめるという話だったから歌詞とマッチしてたし。
何だろうと予告編をチェックして驚きました。
確かに時代的には重なるのかもしれませんが、
ということは、アレも、脚本家さんの中では
誇るべき作品歴のひとつなのかなと……。
気にはなるので、明日チェックしてみようかと
は思います。三和土さんの評価も楽しみですし。
願わくば表面的なお遊び的ゲスト出演のみでおさめておいてほしいなあと、個人的には思いますね。こっちのトラウマを刺激してほしくないという勝手な理由にすぎないのですが(笑)