2007年01月31日

シュヴァリエ#20「殉ずるものと」

終盤までは、「ああ、会話の渋みでみせる地味だけど味わい深い回だな。ちょっとほんわりするし」とか思ってたのに…

最後20秒のサプライズはあんまりっちゃあんまりですよ!! おかしいですよテラゴリーせんせい!!! この部分はウッソ調でよろしく!!!!

贅沢をいえば、今回は前回から二週開くことなく見たかったですね。デュランとテラゴリーの選択した生き様がこうまで対照的だとは、今に至るまで想像できなかっただけに。

・ジョージ三世を詩人たちと王座から解放するためにメアリ=シャロットはデオンたちに協力していたと判明。その姿は利己的に感じなくもないけど、何より確かな夫婦の情愛が感じられる。さてフランス宮廷の主たるもう一組の夫婦の方は…こちらも、対照的な実態をさらす展開になりそう?

・サンドウイッチは失脚、ゲルシイは逮捕(デュランは護ると決めたもののためにはほんとに冷徹だ)、そしてヘアピース閣下ことロバート・ウッドは好評だったずれカツラの功名か特に失うものもなかったようで。イギリスの空は本日も穏やか。ところでサンドウイッチってけっこう美おやぢだったよね。苦みばしってて。どうでもいい話(笑)

・うぉぉおい、公式の相関図、ロビンのほにゃららなそれを明かし過ぎでしょおぃ! 今の段階でそれは… ロビンが騎士の生き方に納得できないのは、あるいは平民の血筋ゆえの自然な筋道かもしれない。それに時代は移り変わりつつある… つまり、けしてデュランを違う意味で慕っていたからとか腐女子発想に流れてはいけない…!!

・すっかりミラクルマジシャン・ロベピーの美女アシスタントをこなしているロレンツィア。デュランの剣で胸元に直接記したのは、何の文字かよく見えなかった… まさか「nqm」でデュランの霊を降ろす気か? でもそれをやったら、リアはもうマクシを許さないはず。

・さて、リア殺害の瞬間がとうとう描写されたけど、牢の中の人物にうれしそうに走りよったところをその当人に刺し貫かれてる。やはり先生が実行犯なのか… オルレアン公とぐるの芝居を打ったってとこかな。すくわれねえ。それならリアが成仏できない(その言い回しはおk)のも納得。

いやはや、オル様再登場を祈念されていたmayu様におかれましてはおめでとうございますと述べたいところなのですが… 劇中状況の複雑さがそれを少々言いづらく… 何はともあれ疾風怒濤に伏線回収中でございます。デオンは信じぬくべきものを見いだし、守ることができるのか? そしてアンナとの愛の成就は? また来世ー! ちがった また来週ー!
posted by 三和土 at 03:57| Comment(2) | TrackBack(0) | アニメ/TV番組感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
 デュランの死はデオン達だけでなくロベスピエールにも影響を与えているようですね。
 あの「ルイに復讐を」の言葉にそれが感じられますが、別の見方をすればルイ15世に対する嫉妬染みたものにも取れるかもしれません。
 そして七年戦争を行なう事無くアメリカを手放すなどのパラレルワールドたる本作ですが、何やら三和土様がご冗談で仰ったと思われるロビンのロベスピエール二代目襲名式が行なわれそうな気配も感じられます。
 しかし、そんな事はラストで吹き飛ばされてしまいました。
 あの方はEDには出てももう登場しないだろうと思っていたのに、やはり先生、貴方はあちら側の人間でしたか。
 にもかかわらず、予告の先生の独白には、不器用な彼が取った不器用な失われたものたちへの愛情に似たものを感じたのですが、さて次回は如何に。
 期待です。
Posted by 猫 at 2007年02月01日 00:04
ロベピーのデュランへの友情は、個人的にはまえふりが足りないように感じるのが少々残念だったりします。性格がちがうように見える二人が時には意見を衝突させながらもよりお互いの理解を深めているといった過去描写が欲しかったなあと今さらながら考えてたりも。最愛王へのデュランの堅い忠誠心への、(猫さんが指摘されておられるように)なにやら私情めいた嫉妬にも感じられてしまうのは印象がぼやけてしまってあんまり…というのが現時点での個人的感想です。

>ロビンのロベスピエール二代目襲名式が行なわれそうな気配

そうなんですよ、あのレスを投稿した時はまったくの冗談でした。が… あるいは… むーん。ロビンの後見人的な立ち位置のマリー王妃もやっぱりいまだ謎めいてますし。

>やはり先生、貴方はあちら側の人間でしたか

先生ほどに老成されたお人でも、裏切り行為に走ってしまうのが人の世の不思議というものでしょうか… 誰よりも騎士を理解しながらも、どうしても騎士の道を外れざるを得なかった老いたる剣士。アンビバレントな彼の心情が明らかになるであろう次回、放送はいよいよ本日です。

Posted by 三和土 at 2007年02月03日 00:12
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