2007年02月19日

東京魔人學園#5/妖奇士#19

「夢地獄」:脚本家がシリーズ構成の人じゃなくなった途端、話の流れが分かりやすくなってるわぁ。いじめ被害者の怨みが発端となったらしきホラーサスペンス定番プロットに、「〜のバカ!」と叫んで部屋を飛び出す女子 とかいったベタな描写を重ねることでオーソドックスなつくりと見せかけてそこに異化効果を醸し出している…気がする。それにしても学園生活が魅力的な作品。生徒たちの空気感が、いうなれば80年代角川アイドル映画みたいでなんだかホッとしてしまう。あとスクール水着で尻肉のはみだしを気にしながら立ち上がる仕種は、いろんな意味でイエスだね! ところで次回へふつうに引いていて意表をつかれた。これからは続きものエピソードも入ってくるのね。

「三人往壓」:ひなまつりの時候にちょっと合ったサブタイトルだね。三人冠者を連想する。ゆっきーが書物をよく読んでいたらしきことはこれまでちょこちょことダイアローグ上で描写されていたけど、あの時代の旗本っていわば国家公務員みたいな感じだったんですね。恥をかかない程度の教養さえつけて後は家督を継げば楽に生活できた。科学の概念とかほとんどなかった時代だろうから、きっと雰囲気だけでなんとかなったんだろうし! (なんかたとえば御殿医といっても殿様と本読みするのが主な仕事の一つだっていうぐらいなものみたいで) しかしそんなレイルロードをあえて俺は否定したんだ、と年端もいかない少女ふたり(と脳内発祥友人)相手に語るゆっきーであった。どこまでも微妙。しかし彼はなんであんなに袴が似合わないんだろうな。やっぱり髪型の時代考証がくるしいからだろうか。
posted by 三和土 at 03:03| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ/TV番組感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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