えーと導入編が一段落ついて、ここからは通常営業という感じで作画水準はまだまだ高いけれど、OPフィルムやこれまでの話数で見られたようなキャラ顔面の表現度は下がった(いや、下がったなんて他のアニメと比べるとまったく言えないレベルの高さではあるんだけど)。反対にいえば、本当に吉田健一氏はすごい。OPでエウレカがしゃがみこんでるレントンに微笑みかけるカットでいつも溜め息が出そうになるんですよ。なにあの微妙な表情。凄すぎる。物語ってすぎる。
えーと。お話の方は。ゲッコーステイト内の美学についていけませんでした。臓器密輸がOKライン上で、リフで賞金稼ぎがNGなんて、単純に鼻持ちならないアウトロー気取りのカンチガイとしか不粋でダサい私には思えないです。あとレントンはタルホにあんだけ声かけといてもらって、スネるのはぜいたく。落ち込ますにはもっと突き放して描いてもよかった。タルホなんてまだまだ若いねーちゃんなんだから、あんなガキんこを理由なくかまうとも思えないんだけど。
しかし視聴をやめるつもりは今んとこサラサラない。エウレカのあの透き通った髪や肌、瞳を見られるだけで千金の値がある。あと体制内異端派なドミニクくんとえーと、なんとかいうロンゲ中佐はわりと好きになれそうです。(今回ラストシーンでのモノローグっぽいつぶやきはあまり洗練された脚本仕事とは感じなかったけど。ちょっとにおう。)