2007年03月28日

妖逆門#51(終)/D.Gray#24

「オレとみんなのばけぎゃもん」:四年後のぷれい屋たちの姿を見せつつ、きみどりや不壊との絆を三志郎がどう受け止めたかを描く丸々一話分のエピローグ。何も要求しなかった初めての優勝者・三志郎。自分の知っている姿の不壊ともう一度会わせてほしいときみどりが消える瞬間に願えば、叶っただろうに。だけどあの瞬間、三志郎はともだちとしてきみどりに向かっていた。きみどりもあるいは単純に仲間の思うところを聞きたかっただけなのかもしれない。「あなたの望みはなに?」と。その時の彼女に、もう力は残ってなかったのかもしれないしね。複数の解釈が残されている余韻は悪くないです。正人が歳を取っていたらしき姿からいって、ばけぎゃもんの中では時間の流れがまったくオモテ日本とは違っているらしい事があらためて分かったし、ぷれい屋それぞれの成長した姿もそれなりに納得できるものだった(ロンドンが意外に冴えない印象だったのなんかリアルだゎー 美少年が美少年である時期は極短)。いい最終回だった。藤田和日郎作品独特の人文学系バックグラウンドがさりげなく感じられる秀作でした。…まあだるかった回もなくはなかったけど、4クールものにしては上々だったかなと。

「クロウリーの旅立ち」:原作よりも白ティキ(すね毛は黒ティキになったら消えるんだろうな(笑))登場部分の荷重はやや少なめで、クロウリーが初めて生地以外の居場所を得たという人情ドラマを前面に押し出していたアレンジ。岩田光央氏の多彩な演技によりクロちゃん、とても愛らしいな。ただ、コムイメカのドタバタギャグ部分はあいかわらずちょっとセンスの古さが…
posted by 三和土 at 16:04| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ/TV番組感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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